●私はほとんど外食をしない。出張の時とHANAでのライブ以外は毎日3回自宅で食事をとっています。今日は大町市での仕事が長引いてしまい、仕方がないのでコンビニでカップ麺とおにぎりを1個買ったのです。
お店の前で麺をすすりながら、ふと見ると下の写真のゴミ箱が見えたのです。
■『もやせるゴミ』と『もえるゴミ』の違い、この日本語は難しいですね。
意味を厳密に解釈すると
『もやせるゴミ』=本来燃やすべきではなく、資源として再利用すべきゴミなのですが燃やしても良いでしょう。紙などが対象らしい。
『もえるゴミ』=燃やすのが最適処理方法であるゴミ。牛乳パックやレジ袋が良いらしい。
こう言うニュアンスが入った、非常に分かりにくい表現ですね。
分別にご協力くださいとあるが、結局両方とも燃やすんですよね。まさに無駄な努力と言うか・・・、疑問を感じます。
◆ゴミの再資源化に関しては容器包装リサイクル法、食品リサイクル法の規制も年々厳しくなりその重要性は皆さんご存知の通りです。
地球環境を守ろうと言うコンセプトは非常に良いと思うのですが、方法論的には様々な問題が含まれています。
こう書くと一部の熱狂的自然保護団体や、妄信的環境に優しい人たちから批判されるかもしれませんが、ゴミは燃やすのが一番環境に優しいと思います。
◆その根拠はLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)評価によります。
例えばペットボトルを収集する時は、ゴミ収集車で空気を運ぶような行為です。この時に車からCO2が発生する。ペットボトルの製造コストは7円、回収、運搬費は27円。これに対して焼却処分は2円で済むのです。
また、ペットボトルはリサイクルが進むにしたがって生産量が増えてリサイクル率は非常に低いレベルで『リサイクルの落第生』とまで言われています。
ペットボトルは塩素を含まないから、焼却しサーマルリサイクルすることが最も環境負荷が少ないのです。
★『焼却は悪』の様な形骸化したイメージができてしまっている。リサイクル神話を崩して行きたい。