三・一節に参加して

●３月１日は韓国の祝日『三一節』です。これは1919年当時日本の植民地であった韓国・朝鮮で起こった独立運動を記念した日です。
　1918年の日本に留学中の学生が「独立宣言書」を作成したことに端を発し、その後韓国初代皇帝高宗の葬儀に合わせて蜂起したと言われている。
　日帝による不当な弾圧に対して、ついに独立を宣言したのである。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【独立宣言文（日本語訳）】

■民団の記念式典においてその「独立宣言文」を朗読する慣わしである。上にその文を掲載するが、非常に理想主義を貫いた高潔な文である。日本に対してさえ友好関係を樹立しようとと言う非暴力的な理念が盛り込まれている。
　それに対して日本軍の弾圧は非人道的であり、死者7509名、負傷者1万5849名と発表されている。一般市民、子供までも残忍な方法で殺されている。

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【最後は思いを込めて万歳三唱】

◆万歳の後に映画「一松亭の青松は」を観た。これは独立運動の翌年1920年に青山里における独立運動の物語。三・一独立運動で日本軍に無差別に殺され主人公は北間道と言う場所で抗日運動に参加する。最後には全滅してしまうので、全編殺戮シーンであり、見終ったときには気持ちが落ち込んでしまった。

★このブログを見た人の中で、何人が三・一節の歴史を知っているだろうか？

　第17代大統領に就任した李明博氏は、過去の不幸な歴史に対する追求はしないと言っている。過去の歴史の清算は生産性が無いとは思うが、これらの事実をほとんどの日本人が知らないことは非常に問題であり、残念である。