緑の川の流れるところ☆母と娘のヅカ物語

あっという間に娘は高校生(笑)お勉強・お弁当・時々宝塚な日々です☆

穏やかな友情物語☆工藤なおこ&長新太「ともだちは海のにおい」

2010年09月22日 | 本の紹介
工藤直子(詩人) × 長新太(ナンセンス絵本作家)
というビッグな組合せに引き寄せられて、港区図書館で
手に取りました。


「くじら」と「いるか」のゆる~くもふか~い友情の日々を
描いた本です。工藤直子 さんは、「のはらうた」「てつがく
ライオン」などの詩で知られ、教科書にも多くの作品が
掲載されています。

娘も1年生の最初に習ったのが工藤先生の詩でした。
私も恥ずかしながら、詩しか読んだことが無かったので
すが、こちらは、物語です

ところどころに 「詩」が入っていたり、いるかやくじらの
気持ちを現した「メモ」など、立ち止ってその章をじっくり
味わえる構成になっています。全体の装丁も気が利い
ていて、素敵です。

お友達関係も進化進行形で、日々変化しています

必要以上に「濃厚な関係」を求めたり、 「友達と同じ
ことをしなくては・・」と思い込んだりするお年頃です。

そんな子どものちょっと「友情に追い込まれ気味」の
気持ちに気付いたら、眠る前に読み聞かせてはいかが
でしょう。

異なる世界を持つ「くじら」と「いるか」が時に寄り添い
時に離れ・・やがてお互い伴侶を持ってもなお、静かな
友情を保っていく・・そんな時間の流れが読み聞かせる
大人の側も癒してくれるかもしれません。
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