挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」と映画「ウォンテッド 」

2008-09-20 00:44:43 | ドラマ・映画
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

ドラマが無いのでやっぱり反応がいいこの話題。

情報が随分小出しなので、アテガキのし直しをしていると疑ってきている。と同時に毎回大物俳優を出そうとしてスケジュール調整に難航している可能性もある。

個人的には兄の少年院での生活は出てこないと思っていたが、少年院内でのいじめの描写があるようだ。

ただ、秋山耀司のサブストーリーは少年刑務所という狭い範囲の話しで、定型的な生活が基本の場所なので地味な広がりしか期待できない。

ということで、頻繁に作りこむのは避けて欲しいがどうするのだろう。

兄妹がいじめに立ち向かうドラマにするなら堀北真希演じる秋山佳音のキャラクターは、いじめに立ち向かい兄の無実を晴らすために躍動的に動くキャラクターにする必要がある。

月9のこの時間でヒロインがいじめを我慢しながら生きていく姿は誰もみたくないだろうから、ヒロインのキャラクターは相当難しくなった。

ただ、強いヒロインとはいえ、いじめの相手と同じレベルで反応するのは視聴者から歓迎されない。

そういう意味でサスペンスとはホームページ上書いていないが、ヒロインに何かの達成目標が必要となる。

設定上派遣社員で何かをやりたいと考えているわけではなさそうなので、やはり兄の無実を一人で解明していくストーリーしか現状思いつかない。

いじめる相手には笑顔で接し、一人黙々と両親殺しを探す過程で長崎殉也を愛していくというストーリーが毎回謎解きをしながらラヴストーリーも進められるので視聴者的には面白いのではないだろうか。

とにかく、「ラスト・フレンズ」と同様ラストシーンで何かナゾが残る展開にする必要がある。

堀北真希は誰も頼らない強い女という役作りは、以前のドラマである程度出来ている。これに笑顔をプラスしたキャラクターを予想している。

これは少し男性的なさっぱりした雰囲気がある堀北真希なら難しい演技とは考えていない。

出発点のヒロインのキャラクターはこれで、長崎殉也との出会いで他人を頼ることから愛情に変化していくキャラクター作りがこのドラマの面白さを決めると感じる。

この変化が、一番堀北真希にとって難しいキャラクターの動かし方かもしれない。


映画「ウォンテッド 」

連休中に先行上映を見たが、一瞬書く気がなくなったのでほっておいたが書く事にする。

最初に重要なことを書くと間違っても吹き替えでは見ない方がいいと思う。誰が主役の吹き替えをやっているか、知ってる人は納得してくれるのでここでは書かない。

映画自体の作りにも問題があるが、吹き替えで完璧に見る気を失くす。どうしても見るなら字幕で見る映画だ。

弾丸が曲がる予告編で面白そうだが、ストーリーは個人的には首をひねった……ただ、それ以上に吹き替えは聞いた瞬間に初めて映画館を出たくなり何度となく腰を上げかけた。

普通の映画ファンでも一声で我慢の限界を超える吹き替えと感じる。

それにしても、吹き替えもそれなりに大切だとあらためて思わせてくれた映画だった。

今回に限っては、吹き替えの意訳と実際のセリフの違いを楽しむ気にはならなかった。
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「10月期の期待したいドラマ」

2008-09-19 02:02:40 | ドラマ・映画
「10月期の期待したいドラマ」

(1)イノセント・ラヴ

10月20日スタートと正式公表された。最も番宣効果がある13日をずらしたのは痛い。理由は分からないが制作期間が長すぎるのはあまりいいことでもない。

「ラスト・フレンズ」で失速した挽回を期すため、シナリオライターに対して従来にない余裕を持たせて制作に入った印象は持っている。

しかし、初回開始が撮影開始から一ヶ月半もあるのは演出プランか、シナリオの直しに苦労しているのではないかと疑いたくなる。

問題があるとすれば、主演堀北真希、準主役北川悠仁。堀北真希は恋愛感情表現が唯一未だ不十分。北川君は演技が未知数。

この二点を演出でカバーするのに苦労しているのかもしれない。

あるいは、アテガキが裏目に出て実際に演技してもらったところ本人も演技しにくくドラマのキャラクターと違って見えてしまって、急遽直しをしているのかもしれない。

キャスティングで問題があるとすれば、回こどの豪華出演陣のスケジュールが抑えられなかったのかもしれない。

また、シナリオも直しで揺れている可能性がある。ベテランライターは3日で1話を書くと聞くので、この長期間の制作は大きな不安材料になった。

なお、大抵3話までくらいの視聴率と視聴者の反応でその後のシナリオが書き換えられていくので、開始が遅れた分、時間切れで「ラスト・フレンズ」のような評判の悪いラストになる可能性も否定できなくなってきた。

ここのところの月9の制作は異例な作りをしているので、ここまで制作期間が伸びると取れるシーンは数話以上取り溜めするかもしれない。

その後に視聴者の反応でシナリオの直しと撮影のし直し、編集という後半はかなりきついスケジュールが予想される。

とにかく発表が早かっただけに、初回の開始日がずれ込んだのは意外だった。これで全9話が基本で、年末番組を一つ潰して全10話までのドラマになるのだろう。

「鉄板少女アカネ」までおかしくはならないだろうが、ドラマの出来がどうなるかは初回の印象で大体想像できるような気がする。

(2)流星の絆

何が不安かと言えば、クドカン脚本という点。これが舞台なら楽しみと一言かけるがドラマとなるとクドカンは遊びすぎる。

既に林ジョージなる原作にない原作に引っ掛けたネーミングの配役がある。

「コード・ブルー」で演技力を増した戸田恵里香が楽しみだが、ストーリーとしては現在判明しているものでは11回やるためには足りない。

笑いあり…という点で伸ばすとするとやはり不安は拭えない。

(3)チーム・バチスタの栄光

これは主演の伊藤淳史次第のドラマ。

相手役に主演ができる仲村トオルが配されているのが気がかりなドラマ。

そして、原作と違って麻酔医が犯人ではないとしている点でどうミステリーとして組み立ててくるか。

(4)風のガーデン

これはじんわりと面白いドラマと思う。展開の早さより人の心の動きに重点が置かれたドラマになると思っている。

(5)小児救命

現在起こっている問題をどうストーリーに落とすか、それ次第のドラマ。



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堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」と「期待したい女優」

2008-09-18 00:25:52 | ドラマ・映画
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

ドラマが無いので反応がいいこの話題。

現状で手にはいる情報ではストーリーはもう書きようがない。ただ、希望としては回想から入る手法は「ラスト・フレンズ」で使ってしまったのでやめて欲しい……というか視聴者にまたかと思われるのでやめるべきだ。

始まりは秋山佳音が焼ける家をバックに、兄がパトカーに乗せられ連れていかれるシーンから始まった方インパクトがある。

そして、7年後。次々とバイトをやめなければいけない上京に追い込まれる佳音。少年刑務所を訪ねて兄を慰めるが、逆に心配され上京を決意。

主要人物を全て登場させるためには、過去話は短くしなければならない。初回はかなりスピーディな展開が予想される。



「期待したい女優」
 ここで書く順番は期待度と現実のギャップが激しい順で欠いている。

(1)宮菜穂子
 ほとんどの人間は知らないだろうが、舞台を観る人には大分知られてきた中堅どころの女優。男のような格好が好きでいたずら好きな本人だが、こと舞台に対するこだわりは半端じゃない。

創造的な舞台を作りたいと少しだけ語ってもらったことがある。

個人的には天才と思っているが、来年の新国立劇場ジョン・ケアード「夏の夜の夢」のハーミアでヒロイン役が持ち役。

10月は赤坂actシアターの「シカゴ」でアンサンブルとして出演するが、ダンスのキレは抜群なのでぜひ劇場に見に行って欲しい。

(2)安倍なつみ

 今年4月~の「トゥーランドット」ではその女優としての才能の高さを披露したものの事務所の方針が不明で、その後の舞台出演などが無い。

 本人がアイドルにこだわっているのか、事務所かわからないが、女優業を優先させてミュージカルファンを獲得すれば、その後のアイドルではない歌手活動の広がりがあるのに戦略のない事務所でもったいないと考えている。

歌は売れなければ出せないのだから、ミュージカルやドラマ、映画で安定した活躍を優先すべきと思っている。

(3)長澤まさみ

 こちらもじれったい……女優だ。高い才能を感じるが、現状間違ってもうまいとは言いがたい。「隠し砦の三悪人」では一瞬だがいい演技を見せた。

まず、舌足らずな話し方をやめ少し舞台用のセリフ回しを覚えて欲しい……ということは舞台出演を期待したい。

(4)堀北真希

 あっという間にスターダムにのし上がった。将来の竹内結子と個人的には思っている。

安定感は抜群で感情表現のきめ細かさはこの年代では一番だろう。もっか最大の弱点は恋愛感情表現だと思っている。

これは、本人の男っぽい性格に起因していると思えるので「イノセント・ラヴ」ではかなり苦戦すると予想しているが、驚かされることも期待している。

ただし、同じ失敗は二度繰り返さないので次のラヴストーリーでは何らかのアクセントはつけてくると思っている。


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「シバトラ」と「リアル・クローズ」と堀北真希初主演「イノセント・ラヴ」

2008-09-17 02:34:29 | ドラマ・映画
「シバトラ」

まったく予想が外れたが、これで原作のキャラと変えた理由が分かった。だが、かなり無理な展開に見える。

前振りがもう少しないとこの犯人に行き着くのは難しいだろう。

そして、先週少し期待しただけに見終わり感は悪かった。



「リアル・クローズ」

香里奈のやぼったい感じがかわいいのには驚いた。ただ、その見た目に比して声が少し太いのは違和感があった…どうでもいい点だが。

ファッション業界は表がはなやかなだけに裏に回ると人間関係がドロドロしているように感じる……少しだけ関わった経験から書くと。

このドラマの香里奈はバカ面白い。今まで特別演技がうまいとは思わなかったが、意外なキャラができることに気付いた。

最初、やぼったい感じで笑わせておいてその後の展開は早すぎる。あっと言う間に姿形が一流モデルになってしまった。

90分ドラマだったため、省いたシーンで進めたがそれが逆に香里奈の美しさを際立たせた。作りとしては意外性があって面白い展開で、勉強になる作りだった。

後の展開はお約束通りの展開だったが、相手が黒木瞳なだけに香里奈の生きた存在感をだせたように見えた。

意外にスピーディで面白いドラマだった。



堀北真希初主演「イノセント・ラヴ」

堀北真希が生出演しただけで、ヒット数が跳ね上がった。主にストーリー予想を書いたブログが読まれたようだ。

現在のフジテレビの内容だと分からないのかもしれない。ただ、ラブストーリーを強調しているので両親の事件はサブストーリーで進むのかもしれない。

ただ、その場合メインストーリーは殉也と瀬川昴のナゾでストーリーを進めるのだろう。

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織田裕二「太陽と海の教室」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」と沢尻エリカ「クローズド・ノート」

2008-09-16 00:19:23 | ドラマ・映画
織田裕二「太陽と海の教室」

先週でドラマとして破綻してしまったので、空々しい展開だった。そのため、誰がどのように悲しんでも感情移入ができない。

結局、「人魚姫」の話しが使いたくて人一人殺すシナリオにしたように見える。本末転倒以外の何者でもない。

このドラマの企画意図は、これでまったく理解できないものになった。

主人公が生きることの意味を説いても、シナリオが人の命を軽んじてしまってはそのセリフに何の重さも感じられないだろう。

言葉には裏に人の行動があってこそ重みが出る……ということをこのシナリオライターは経験していないように感じる。

親が出てきたので女生徒が自殺を考えるバックグラウンドが出るかと思ったら、その先の話になってしまっているが、何か具体的に提示するわけでもなく終わらせてしまった。

このドラマを見ているとゲームのコマを動かすように登場人物を動かしているように見える。

そのため、登場人物の行動や思考が理解できない。シーン単位で見ればその行動になると感じても、全体としてみた場合つながりが見えなくなっている。


そして、気になるのが主人公のバックグラウンドがドラマに生かされていない点だ。何のためのバックグラウンドだったか分からない。

最終回は、未履修問題のようだがここまで引っ張った挙句どんな結末にするのか期待がもてない。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

生放送で堀北真希がタイトルを言ったことで、タイトルは確定したようだ。

そして、ドラマの始まりは……まるで「ラスト・フレンズ」のようなオープニングなのが明らかにされたが、これで少し不安になる。

同じ作りをすると今回は視聴率が取れなくなる可能性が高い。例えば佳音が教会で祈っているシーンでモノローグ入りの始まり……というような始まりは避けた方がいい。

「ラスト・フレンズ」の印象が強く、オープニングも似たものだとそれだけで想像が先にいってしまう。結果、見る気をなくす視聴者がでる可能性がある。

個人的には今判明しているあらすじ通りの始まりでいいと思っている。もっとも、過去の両親の事件は1分も使わない短さでシーンを作った方がいいが。

それにしても、演出家は赤い糸?が好きなようだ。

ただ、急遽撮った映像にも見えるのでドラマが始まるまでには変わっているかもしれない。

月9が終わってもいないのに次の月9のヒロインを登場させるのはフジとしては月9によほど危機感を持っている証拠に見える。

とすると10月13日開始を勧めたくなる。「篤姫」「イケメン~」と並んでいる週で始めるのはどう考えても話題になる。

わたしがプロデューサーならここは外せないと思うだろう。



沢尻エリカ「クローズド・ノート」

wowowでしばらく振りに見た。相変わらず竹内結子さんは素晴らしい演技をする。10代の頃はあまりパッとしていない点があったが、「ランチの女王」で何かを掴んだようで幅広い演技をするようになった。

リングに出ているのを知って見直して気付いたときは驚きだった。

この映画では伊吹先生という脇役になっていたのが残念だったが、作り方にもう一工夫できなかったかと思っている。

沢尻エリカとダブル主役の位置に持ってきて、この二人の話を平行に進めていきそこで沢尻エリカが答案を見つけるシーンで交差させる作りにした方が感動は増したと感じる。

騒動で映画の評価がどこかに飛んでしまった映画だが、それなりに悪くない映画ではあった。

沢尻エリカはそつのない演技をしているが、目の演技をしていないのがよく分かる映画でもある。

それだけに、ここで映画・ドラマ出演が止まってしまったのも本人の可能性から残念だった。
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宮崎あおい「篤姫」と「10月期ドラマ」

2008-09-15 01:47:36 | ドラマ・映画
宮崎あおい「篤姫」

宮崎あおいの演技がかなり落ち着いたものになってきた。そのため、堀北真希と並べてみるとやや堀北真希の演技が物足りなく見える。

もっとも、「目配り」「目の強弱」と得意分野を持っている堀北真希は完全に位負けまでいっていないのはさすがだが。

ただ、現状京言葉が時折怪しいのはセリフ回しの練習不足と宮崎あおいとの大河経験の差かもしれない。

年末までにどう成長して宮崎あおいと向き合うか楽しみでもある。

それによって「イノセント・ラヴ」の出来も違ってくるように感じるが、実はこの二つのドラマに対する堀北真希の演技の出来は気にしていない。

良ければいいが、悪くても次に生かす堀北真希なら来年のドラマ、映画でその成果が出てくるからだが。



「10月期ドラマ」

(1)堀北真希「イノセント・ラヴ」
(2)二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香「流星の絆」
(3)中井貴一、黒木メイサ「風ガーデン」
(4)佐々木蔵之介「ギラギラ」
(5)伊藤淳史「チームバチスタの栄光」
(6)小西真奈美「小児救命」

個人的に興味があるドラマは上の6つ。

(1)、(2)に関しては今後も随時書くので置いておく。

「風ガーデン」
ヒューマン系の大御所のストーリーなだけに静かな展開が予想される。安心してみる分にはいいドラマに見える

「ギラギラ」

これは微妙。ホスト系ドラマで成功例はみたことがないが、佐々木蔵之助さん初主演に期待したい。

「チームバチスタの栄光」

犯人役を麻酔医から別人に変えるということで、どこをどう変えてくるかで面白さが変わるが、ミステリーの再構築はむずかしい。

しかも主演が伊藤淳史。本人に責任はないが、脇役でこそ生きる俳優と感じているのでその面でも心配がある。


「小児救命」

これはシナリオライター次第のドラマ。企画は面白そうだが、どこまでシナリオに反映できるか。



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「ヤスコとケンジ」と「33分探偵」と「陽炎の辻」

2008-09-14 00:55:45 | ドラマ・映画
「ヤスコとケンジ」

今日のシナリオは、ストーリーの持っていき方がいいか悪いか別れそうだが、ラストシーンでの繋ぎで全て補ってしまった。

なかなか見終わり感がいいドラマだった。

それにしても、八木さんが出てくると同じセリフでも重みが違ってくるのは演技巧者の証拠かもしれない。

ラストへの向けていいつなぎの回になったように見える。



「33分探偵」

このドラマはバカバカしさを逆手に取ったコメディなんだろうな……と思うが、ネタがないときにしか書けない。



「陽炎の辻」

山本耕史だがうまくなったと感じる。レミゼで見た際には、物足りなかったがいつの間にか舞台だけでなく、ドラマでも常連になっている。

やはりテレビや映画しか経験がなく、伸び悩んでいる俳優・女優は一度本格的な舞台経験を積んだ方がその後伸びると感じる。

さて、このドラマも山本耕史の殺陣もうまく雰囲気作りが良くなかなか面白い。
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「魔王」と上野樹里「虹の女神」と堀北真希主演「イノセント・ラヴ(仮)」と「流星の絆」

2008-09-13 01:35:35 | ドラマ・映画
「魔王」

韓国ドラマのラストに合わせたが、それなら小林涼子の役に主役二人が恋していないと悲しさは伝わらない。

そして、主役以外で物語を動かしてしまったのも最後の締めを悪くした。

この韓国ドラマの企画意図は復讐による悲しさ、むなしさが一つのテーマだったかと感じたが、日本版の企画意図はよく分からない。

ラストシーンに生田君も大野君も出てこなかったのは、主役なだけに違和感を感じた。

わたしなら教会の墓石を二人分並べて置いたシーンに小林涼子がタロットカードを置いて祈っているシーンで終わらせる。

そのとき背後には三宅裕司がいて「そのカードは? 」、小林涼子「平和のカードです」

墓石の後ろに二人。小林涼子に笑顔見せつつ消えていく二人。

そんな終わりがタロットと見えないものを見る女性をキーワードにした物語なら、最後もタロットと小林涼子で締めた方が見終わり感は良かったと感じる。


上野樹里「虹の女神」

蒼井優、佐々木蔵之助と凄いメンバーが出ているが、映画的には記憶に残らない映画だった。

作りが劇中の学生映画のようだったのが痛い映画かもしれない。

ハコ割りをもう少し細かくきれいにすれば泣けた映画になったように感じる。

展開が雑なためにあれっと違和感のあるシーンのつながりが多数でてくるのが映画館で見た当時かなり気になった。

そして、この当時の上野樹里の演技は相当雑だったのも記憶している。

といっても、今も偏った演技の仕方をしていると思っているので当時とさほど進歩はしていないとも思っている。

先日の「ラスト・フレンズ」はたまたま本人がもっとも得意とする役にはまったためによく見えただけ…と補足する。



堀北真希主演「イノセント・ラヴ(仮)」

困ったなぁ、聖花のキャラクターは自分勝手でわがまま。ついでにストーリーのカギを途中で拾うようだ。

こんな役を内田さんにやられると先読みがしにくくなる。

こうなると聖花も気付かず佳音をいじめる側に回ると推測できるので、堀北真希演じる秋山佳音は単に前向きな女性というだけでなく日テレ「なまいきな女」に近いキャラクターになるような気がする。

いじめに立ち向かう強い女性でなければ「ライフ」のように暗いドラマになるので。

そして、ヒューマンラブストーリーということは佳音の家族の殺害事件はサブストーリーであまり深く追求しないのかもしれない。

また、殉也が元作曲家で…という設定は元ゴーストライターか自分の書いた曲を誰かに先に発表された心の傷というサブストーリーを想像させる。

ややこしいのが瀬川昴。殉也と聖花の友人で悩みを抱えているというのは、聖花との絡みでその存在はいくらでも変化しそうなところ。

少しずつキャラクターのバックグランドが明確になってきているが、これだけ何かあるとサスペンス的要素が強くなると思うが初回をみないとわからなくなってきた。



「流星の絆」

原作と設定を少し?変えて林ジョージはお笑い担当になる気がしてきた。原作を読んでる人間だけがニヤリとできる役名だ。

笑いとミステリーというテーマでやるようだが、クドカンなだけに怖い組合せのテーマになってしまった。

戸田恵里香と要潤の動かし方がどうなるかで、面白いかどうか変わるドラマの気がする。

演技力ではこの二人が主役、準主役で期待できる組合せだが、どう主役を動かすか原作があってもわからないのがクドカンだ。

と書いたが、正確には二宮君が主役だがドラマを作っていくうちに戸田恵里香主役のような展開になると思うがどうだろう。

その辺の軸足をどこにクドカンが置くかで、違ったドラマになってくる。

ちなみに、二宮君の演技はわたしの中で評価は高くない。ある一定の幅のある役柄でしか生きた演技ができないと思っているためだ。

優等生役をベースに少し崩した役までが現状の演技力と感じている。

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山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」と堀北真希主演「イノセント・ラヴ(仮)」

2008-09-12 06:24:40 | ドラマ・映画
山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」

今週は全員に焦点をあてた作りでラストらしくない作りだった。事故が大きかっただけで内容的にはいつものコードブルーと変わりはなかった。

その中で、ワンシーン新垣結衣がいい演技を見せたシーンがあったのは収穫かもしれない。

設定と周囲の雰囲気で役に入りきれる能力があることを見せたのは、本人にもこの最終回の演技を見て思い出して欲しい。

後、安定した冴島役の比嘉愛未はどこかでぜひ主演で使って欲しい。確実に主役クラスの才能があるのは分かった。

また、戸田恵里香はこのドラマでは収穫が大きかったと思う。連続して出る次の「流星の絆」での演技は期待したい。




堀北真希主演「イノセント・ラヴ(仮)」

個人的にはこのドラマのタイトルは非常に気に入っている…が、なぜか(仮)が取れない。

どうもストーリーをストレートに表現したタイトルのためにシナリオライターが直したいと思っているような気がする。

とすると考えられるストーリーはシンデレラストーリーにしながら、ヒロインにとって悲劇的な要素も持っている話だと予想してしまう。

最後に考えられるストーリーは無実を訴えていた兄がやはり犯人だが、ラストでヒロイン佳音と殉也は結ばれるというストーリー。

このストーリーでないと実は主要な登場人物が一人足りないと感じている。そういう意味で今までのストーリー予想は不完全な予想でもある。

本読みが始まったのでもう少ししたら初回の情報が出てくるので、それである程度展開は詠みやすくなる。

さて、最近堀北真希のインタビュー記事を読んだり舞台挨拶を聞く機会があるが、昔より少し自信過剰な受け答えをしている挨拶や記事に見えて少し心配している。

沢尻エリカのようなことはないだろうが、自分を冷静に見る事、観客や視聴者、ファンは自分に対するお客様であることは忘れずにいてほしい。

女優はいい意味でも悪い意味でも意思の強さは必要だが、悪く振れれば叩かれて仕事に影響がでるし、ファンも離れる。

本格的な才能の伸びは、後数年後と思っているのでそこまでは謙虚さを保った意識で演技に打ち込んで欲しいと願っている。

もっとも、こんな少し嫌な印象を受けるのはわたしだけで、演技をしていないときの堀北真希の独特な話し方に起因しているだけかもしれない。

今朝見たら「イノセント・ラヴ」のホームページから(仮)が取れていた。文章中には残っていたが、画像文字からは外れたのでこれで確定だろう。



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「ゴンゾウ~伝説の刑事」と「正義の味方」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」

2008-09-11 01:54:20 | ドラマ・映画
「ゴンゾウ~伝説の刑事」

正直、この犯人の種明かしは…多分普通はがっかりするだろう。犯人の影が薄すぎて唐突に出てきたように見える。

しかも、先週から予告編で顔を見せているので理由を考えなくても気付いてしまう…というシナリオはありなんだろうか。

そして、どうも子供を殺害シーンや自殺シーンで使う必然性が分からない。犯人の心理描写がしたいなら、寸止めでシーンを作る方が想像できるものだろう。

ゴールデンタイムで必要なシーンとは思えない。その辺が鈍感な若いシナリオライターだ。



「正義の味方」

このドラマはシナリオで見ていないのでその辺で何も書くことはない。

条件反射で志田未来が出てくるだけで笑うようになってしまった。ストレス解消にはもってこいの女優だ。

ドラマ的にどうかは分からないが、志田未来にとってプラスのドラマのような気がする。

この年代で、あのはじけた顔がドラマとはいえ平気でできる要素があるのは将来性がある女優に見える。

二年後くらいの主演ドラマに期待したい。


堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」

(笑)非公認宣伝ブログ、フジテレビ「イノセント・ラヴ(仮)」と名づけたくらい少ない情報で書いている。

9月10日に本読みがあったようだ。ということは初稿は5話以上書けているような気がする。

当然プロットはほぼ完成していて、ハコ割りも中バコくらいの大きさで完成していそうだ。

この時期にこの辺まで出来ているとすると相当早いシナリオの進捗だ。

ここのところ、月9はシナリオが練れてなくて二話から視聴者が離れていたが今回はその心配はないと予想している。

初回の視聴率分析と視聴者からの投書で3話以降の改定稿が出来て撮りなおしをする体制を取っているような気がする。

逆に書くとそれだけ月9のステータスに危機感を持っていると感じる。

ということで、今日から万全の体制を取った月9の制作が滑り出したようだ。

ちなみに、非公認宣伝ブログ、フジテレビ「イノセント・ラヴ(仮)」とついているせいで日に日に検索条件で「イノセント・ラヴ」だけをkeyワードで訪れる人が増えている。

世間的には既にタイトルの認知はされてきてしまっているようだ。いい加減(仮)はとった方がいいと思っている。

既にタイトルが一人歩きして、今からの変更は初回の視聴率に影響を及ぼすと思えるからだが。

逆に堀北真希での検索も増えてきている。この辺は篤姫もヒットさせたいのか名前だけの検索になっているのが面白い。

篤姫の視聴率も、堀北真希が出てから1パーセント程度はあがったようなので視聴率女優に近づいているのかもしれない。

だが、そう呼ばれるかは月9次第でもある。

ほぼ毎日何気に予想して書いてるが、今回の月9はそれだけ楽しみにしているからでもある。

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