挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「ハケンの品格」

2007-01-31 22:03:15 | ドラマ・映画
「ハケンの品格」

今日の出だしは突拍子もない出だしでありえない話しだが
視聴者を惹き付ける効果は昨日のドラマの数倍はあった。

それにしても派遣社員が恐らく思っている事を思いっきり
セリフで言わせるあたりに共感が持たれての高視聴率だろ
う。

加えて「派遣から正社員にするから残ってくれ。ありがた
いだろう」のようなニュアンスのセリフがあって、それを
奴隷になりたくないと断るシーンは痛快だ。

勘違い大企業の正社員の役席がよく言うセリフなのが面白さ
を募らせる。
このシーンのように「派遣社員に対して正社員にするからあ
りがたいだろう」というようなニュアンスで話す会社に風通
しの良い会社は少ない。
正社員となって入ったら、トンでも無い目に会う可能性は高
いだろう。

こんな話しが分かるのは小さい会社から大きな会社まで動い
た経験があるからだが。

そして、このドラマのいい所はいい加減な派遣としっかりした
派遣の違いをしっかり描いているところだ。また、将来しっか
りした社会人になる卵の育ち方も描いているのがいい。

派遣にこだわる主人公が、何故派遣にこだわるか謎のまま物語
は進むが色々要素を入れて飽きさせない今期一番のドラマだ。

ちなみに、かなり派遣社員に肩入れしているが、個人的に10
年前より社会人としての品格の無い正社員が増えて、同じ正社員
から見て腹が立つことが多くなったことにある。

挨拶できない、丁寧語が使えない、物を知らない事に気づかない
の「ないないづくしの正社員」では労働生産性など上がるわけは
ないだろう。
派遣社員を正しく使えないために、こんな正社員が生まれている
ことに経営側にはいい加減気づいて貰いたいものだ。
知識は自分で活用してこそ身につくもので、他人にやらせては身
につかない。
「タダより高いもの」に近い問題だと気づかない正社員はいつか
シッペ返しを受けるだろう。
世の中はそんなに甘くは無いのだから。スキルの無い人間はそれ
なりの給料になっていく時代に確実に近づいている。

「今週妻が浮気します」と「秘密の花園」

2007-01-30 20:11:09 | ドラマ・映画
「今週妻が浮気します」
ひっぱったなぁというのが最初の感想。その後の同僚の思いつきは
明らかに時間かせぎで最初の15分で展開する話ではない。
これでは最初に見出した時点で、視聴者が離れる恐れがある。

西村 雅彦が浮気がバレそうになって…という展開から、今回は始まる
べきだと思う。その後、ともさか りえの話しに持ってきた方がすっき
りする。

ところで、ともさか りえはいい女優さんになってきた。脇役で主役を
立てる役では存在感が出てきた。これは今週の収穫かもしれない。

さて、ユースケ・サンタマリアの相談相手のプリンさんだが、もしかし
たら奥さんという落ちかもしれない展開になってきた。

というのも、以前不確かな記憶だが、似たような展開でそんな落ちの2
時間ドラマを見た記憶があるからだ。

それはそうと、やはり石田ゆり子、美しくなった。
10年前とあまり変わらないところが凄い女優さんでもある。
と書くとファンのようだが、個人的には昔から好きな女優さんだ。

もっとも、このドラマ話しの中味がスカスカなのが見えてきて初回から
大分面白さが無くなってきた。

奥さんが浮気している展開でも、私の予想どおり浮気している振りで
終わる展開でもこういった話の進めかたではこれ以上面白くはならない。

「秘密の花園」
第13回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞者、永田優子さん脚本のドラマ。
相変わらずある水準の面白さのドラマを書く。
私がシナリオライターを目指す前に、ヤングシナリオ大賞を受賞した方だ。

いつか、こんな風なレベルのドラマをコンスタントに書いてみたいものだ。

堀北真希「着信アリ final」 と柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」

2007-01-29 22:11:31 | ドラマ・映画
堀北真希「着信アリ final」
DVDが届いたので映画館以来見た。

この当時黒木メイサは今ほどの人気はなかったが、今は
堀北真希より人気があるようだ。

だが演技力では、はるか上を堀北真希はいっている。

この映画でも出番が少ないにも関わらずその演技力は健在
だ。

喜怒哀楽に動作は基本いらない。「目配り」ただ、それだけ
で喜怒哀楽は表現できる。

この映画自体は面白くは無いが、堀北真希の演技力を見るだけ
でも価値はある。

柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」
こんな大臣がのうのうと厚生労働大臣に居座るというだから
日本の政治も終わっている。
時代は男女平等、働きながら男女ともに育児に関わらなければ
今後の少子高齢化も乗り切れないと当の厚生労働省の試算でも
出ているというのに。

ましてや、明らかに男女差別な発言を不問に付す安倍首相も一国
の総理としての資質に欠けるのは明らかだろう。

謝って済む問題では無い発言だ。
辞任して新しい担当が選ばれるべきだろう。

妻夫木聡、柴咲コウ主演「どろろ」と木村拓哉「華麗なる一族」

2007-01-28 21:50:22 | ドラマ・映画
妻夫木聡、柴咲コウ主演「どろろ」
柴咲コウさんがいなければエンターテイメントとしても見れない
映画だった。
今回は予告編の作り方がうまくて観客動員に結びつき興行成績は
それなりのものを残すだろうが続編はそうはいかないと感じる。

特に妻夫木聡君は演技に対する工夫を忘れている。
今のままでは30代以降は厳しいだろう。
この映画では途中から盲目であることを明かされるが、それ以前の
演技を観ていると盲目には見えない。
盲目と明かされた時点で驚いたくらいだった。
以前、安倍なつみさんの演技でほめた盲目の人の演技ができてい
ない。
以前にも書いたが「黒目を動かさない」演技と「まばたきしない」
演技を全く意識していない。

右を向くとき、黒目が右を向き、左では左に動く、これでは盲目
の人には見えない。
目を手に入れて見えるようになってからとそれ以前での違いが全く
分からない演技だった。

ストーリーも正直最初40分で飽きてしまった。

中盤の妖怪との戦いは不要だったと思う。その部分を無くして上演
時間が短くなればもっと面白い映画と感じた。

柴咲コウさん、一人主演は難しいタイプの女優さんだが、ダブル主演だと
相手役を引き立てる名女優といえる。
この映画も最後まで見れたのは柴咲コウさんの奮闘によるものが大きい。

木村拓哉「華麗なる一族」
やはりテレビサイズの役者だなぁと木村拓哉を見ていると思う。
真面目という話しは聞こえてくるが、研究熱心ではないのではないかと疑い
たくなる。
どのドラマのどの役も一緒に見える。
今回の設定ではお金持ちの家に生まれながら、お坊ちゃんにならず様々な出
来事を自力で解決してきた男という設定であるが、どうもそんな風には見え
ない。
シナリオを読む際に、シナリオのキャラクターの範囲内で役作りをしてしま
う俳優というように見える。
個人的にはクリエイティブな俳優さんなら、シナリオを膨らませた役作りに
楽しみを覚えると思うし、そうあって欲しいと思う。

ところで、どうもこのブログ、タイトルを見ないでプロのシナリオライター
と勘違いして流用しているブログを発見した。

ついでに、どこかのテレビ局のプロデューサーで興味を持った人が声をかけ
てくれないかと思ったりする。

天海祐希「演歌の女王」と宮部みゆき「あかんべぇ」

2007-01-27 21:53:05 | ドラマ・映画
天海祐希「演歌の女王」
何がなんだかわかないドラマになってきた。
弁護士、検事、スタイリストそんなきっちりした役柄
なら天海祐希はイメージどおりの演技ができるが、こ
うもおっちょこちょいで真っ直ぐな性格の演技は似合
わない女優だ。
起用する際にそれに気づかないプロデューサーもなん
だかなぁという気がする。

この手のストーリーで面白い演技が出来るのは松島奈
々子か、竹内結子だろう。

宮部みゆき「あかんべぇ」
宮部みゆきの最新作?だが、もう面白い。二回は飽きず
に読める。
両親が新しく料理屋を出した店に引越しした途端、病気
になり死に掛けた少女が、物の怪を見る力を得て不思議
な騒動に巻き込まれる姿を描いている。

ちょうど「千と千尋の神隠し」のような女の子をイメージ
させる。
読書が嫌いな人にもお勧めな一冊だ。

米倉涼子「わるいやつら」

2007-01-26 22:13:16 | ドラマ・映画
米倉涼子「わるいやつら」
米倉涼子も仲間由紀恵と同じく演じられる役は限られて
いる。
では、どんな役かというとこれもパッと思いつかない。
ただ、今回の役は全くあっていない。

また、ドラマのトーンも「わるいやつら」といいながら
さほど悪くみえない。
確かに人は死んでいるが、どうも松本清張の原作の人の
恐ろしさを描写できていない。
ただ、時代の古さだけが際立って見えるドラマに仕上が
っている。

個人的にシナリオにするならもう少し泥臭く悪い事をする
シーンを作る。その方が恐ろしいという感じが出るのでは
ないだろうか。

松岡圭佑「千里眼 ファントム・クォーター」
書店でコーナーまで設けられている場合が多い著者だった
が、最近は小さな書店では本を見かける事が少なくなった。

この著者の本で有名なのはこの「千里眼」シリーズと「マジ
シャン」シリーズだが、最近めっきり面白さが無くなった。

「千里眼 ファントム・クォーター」も心理学を駆使している
かに見えるがトラウマとPTSDとを同列に扱っているように
も読める難点がある。
トラウマ=PTSDという誤解は確かにあるが、日本心理学界
では「トラウマ」という言葉は使っている。
この本では読むと「トラウマ」という言葉自体悪者のように読
めるのも心理学を勉強したことがある人間には引っかかりを感
じる。

そして、三冊同時出版という無理をしたせいでストーリー展開
が平板に感じるのも千里眼シリーズを楽しんで読んでいた人間
からは残念に感じる。

唐沢寿明「コリオレイナス」

2007-01-25 22:00:05 | ドラマ・映画
唐沢寿明「コリオレイナス」
蜷川さん演出の舞台。迷っているうちにチケットは売り切れ。
名優でもある唐沢寿明さんの舞台なのでつまらない訳はない
と思っていたが、結局見れずじまい。

シェイクスピア「コリオレイナス」は市民のために敵から市を守る
ため立ち上がった男が市を救ったにも関わらず既存の習慣に反発し
たことから市民に疎まれ、町から追い立てられる。
そして、その恨みを晴らすべくかつての敵と手を結び再び町に攻め
こむが、肉親に説得され和議を結んだところかつての敵に殺される
物語。

非常に短く要約したのでわかりずらいかもしれない。
今回は唐沢さん主演なので人物としてはかなり濃いものになると思う。
ただ、休憩入れて3時間30分らしいので舞台を見慣れていない人に
は相当疲れる舞台かもしない。

「ハケンの品格」と「あるある大事典」

2007-01-24 21:05:39 | ドラマ・映画
「ハケンの品格」
今回も面白いが、会議はダメ会社を見本にしたようだ。

事前に議題に関して各自に資料を渡し、会議前に考える
よう指示を出す。そして、会議前に各自の意見を会議関
係者に周知し、会議ではその意見に対して議論するのが
効率のいい会議というものだ。
1時間以上の会議など会議のための会議に過ぎない。

さて、篠原涼子と加藤あい。いい組み合わせだ。
名派遣とダメ派遣という設定にしているが、加藤あいの
キャラクターは実は名派遣の要素がある…というのも描
いているのが面白さの秘密になっている。
過去、派遣社員を見た経験からも間違っていない。

さて、派遣社員を使う理由はコスト削減のためとドラマ
の中で部長に言わせていたが、そういった考え方の企業
は今後の少子高齢化で優秀な人材は育てられないし生長
もおぼつかないだろう。

理由は先日書いたので書かないが、長期的なコスト削減
には労働生産性を上げるしかない。
たった一人の優秀な社員で出来る仕事などたかがしれて
いる。
労働生産性を上げるためには組織マネジメントが出来る
マネージャーと仕事の領域を超えて互いに助け合う部下
の存在が不可欠だ。
そして、身分の不安定な派遣社員ではそういった組織マ
ネジメントになじまない。
理由は時給の安さが正社員の給与と合わないために同じ
仕事をさせられないからだ。

とこのドラマ時勢に合った内容で非常に面白い。

「あるある大事典」
便乗してNHKの放送総局長が批判。自分のところの不祥事も
「あるある大事典」と遜色無いと自覚が無いようだ。
他人の局の批判などしている暇は無いと思うが、NHKは。

それはさておき、「日本テレワーク」は過去にも似たような
問題に関わっている。こちらの方も問題だろう。
内部昇格の社長で果たして再発が防げるか疑問だ。

民間の常識がある人間をトップや取締役に多数迎えなければ、
ほとぼりが冷めれば、また再発する可能性が高い。

「今週妻が浮気します」と「日本版ホワイトカラーエグゼンプション」

2007-01-23 21:51:07 | ドラマ・映画
「今週妻が浮気します」
石田ゆり子をお嫁にしたら、こんな心配の仕方するだろうなぁと見ていて
つくづく思うところがツボのドラマだ。
さすがに今週のようにGPSまで使いはしないが、家にいる間中右往左往
して過ごすのは間違いない。

もっとも、このドラマ。ユースケサンタマリアの仕事はお飾りのようで
浮気の疑いだけで話しを進めているのがある意味凄い。


「日本版ホワイトカラーエグゼンプション」
もう諦めたかと思ったら、まだ厚生労働省はこだわっているらしい。
残業代割増し率とセットとのことだが、「努める」という表現になって
いるということは、ほとんどの企業で守られないだろう。
努力義務で守られている法律が皆無の現状を知らないとしたら法律を
作る資格は無い。
「残業」は努力規定で、「日本版ホワイトカラーエグゼンプション」
は権利だとしたら著しくそれだけでバランスを欠くのは歴然としている。

それでも、法案として提出するとしたら厚生労働省は企業経営者側しか
見ない法案作りをしているといえる。
財界と厚生労働省の間に何があるのか疑いたくなるというものだ。

「文春きいちご賞」

2007-01-22 22:04:48 | ドラマ・映画
「文春きいちご賞」

1位『ゲド戦記』2位『日本沈没』と個人的な評価と一致する。
特に1位『ゲド戦記』はジブリファンでも不評だったことを考える
と妥当な選考だろう。
私の場合、『ゲド戦記』は始まって5分で飽きたが、置き去りにさ
れたとは新しい表現だと妙に関心した。

6位「LIMIT OF LOVE 海猿」はこれは好みの問題かなと感じる。
かなり作りすぎなのは認めるが、エンターテーメントとしては十分に
楽しめ個人的には感動した映画だ。

だが、上の順位も公開規模と動員数を加味すると別の評価になるとは
思う。
例えば『ゲド戦記』と沢尻エリカの某ホラー映画とか、比較したら結果
は違うものになるだろう。

そんなことを考えるとこんな順位をつけられるのも有名税というところ
でいちいち関係者は気にしていられないかもしれない。