挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

織田裕二「太陽と海の教室」とDVD「ボーン・アルティメイタム」と「流星の絆」

2008-09-09 00:59:27 | ドラマ・映画
織田裕二「太陽と海の教室」

前回からだらだらと引っ張って、「人魚姫」にかけて無理やりストーリーを作って場を盛り上げた回だった。

「人の命」の重さを知っているのか?…そうこの有名シナリオライターには問いかけたい。

まず、この少女の暴走のバックグラウンドの描写は明らかに足りない。なぜそこまで暴走するか見て理解できない。

そして、引きずりこまれた無関係な未成年の生徒を簡単に殺すシナリオを書いたことも腹立たしい。これは学園ものだからこそ憤りが出る。

後の展開はこれで一、二回持たせられるが、こんな「命」を粗末にするシナリオを書く人間にシナリオライターをやる資格はないと私自身は思う。

ミステリーものなら使うケースはあっても、教育ものでこんなシナリオライターにとって都合のよい展開は使うべきではないだろう。

不慮の事故はまったくないわけではない。だが、それだけに教育ドラマで都合よく使ってはいけないものだろう。

本来の企画意図にそんなものが含んでいたとしたら、その企画意図がおかしいが当初見た限りでは未履修問題と教育のあり方をテーマにしたドラマのはずだった。

先週からの展開はどう見てもシナリオの内容が足りなくなって、思いつきで無理やり作った展開に見える。

事故原因を聞いてあり得ない事故ほど親族に与える衝撃は大きい。

身近にそんな事故で亡くなった哀しみを知る人間からすると今日のシナリオは許しがたい怒りを感じる。



DVD「ボーン・アルティメイタム」

腹立たしい日本のドラマを忘れるために見だした。

記憶喪失になったボーンというコードネームを持つ元CIA工作員の逃亡劇の最終作。

この映画もやたら人が死ぬシーンが出てくるが、もともとの設定がそういうものだということは見る人間は分かっているので違和感はない。

そして、サスペンス的要素を強めているので、展開が早く飽きない上ラストがヒューマニズムにあふれていて爽快な映画にしあがっている。



「流星の絆」

原作にない林ジョージという役に尾美としのりが配役されている。

クドカン脚本だから何かしかけてくるだろう。

お笑い担当になるのか、それとも名前だけギャグっぽくして主役三人の後見人か分からないが要潤の後に名前が出ているので重要な役かもしれない。

個人的な原作の感想からいくとそこそこ面白い…となる欠点があるのでラストを変えてくるかもしれない。

いずれにしても、このドラマは始まらないと予想のつけようがない。クドカンはけっして原作をなぞらないタイプの脚本家なので。

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