「ハリーポッターとアズカバンの囚人」

「ハリーポッターとアズカバンの囚人」
公開当時この映画を映画館で見てタイトルと映画の内容が
微妙に違うのに首をひねった記憶があった。

何しろアズカバンの囚人が出てくるのが終わるかという所
とハリーポッターの敵ではなかったというので拍子抜けし
たことにある。

普通、こういったフンタジックなストーリーの連作ものは
主人公が成長していくのが普通だが、この映画だけはそう
は見えないのが痛い。
ハーマイオニーが着実に成長を遂げているのに比べて明ら
かに見劣りするため尚更だ。

このシリーズ、回を重ねる毎に映画は面白さが失われて
いく。

「帰ってきた時効警察」

「帰ってきた時効警察」
このドラマ、オダギリジョーのトボケた演技で
面白く見せている。
殺人の犯人が時効でも誰も不条理に見えないの
はこの演技のうまさによるところが大きい。
もちろんシナリオもそれなりに仕上がっている。

個人的にはこのドラマの復活は楽しみだ。

4月期のドラマ長澤まさみ＆山下智久「プロポーズ大作戦」

長澤まさみ＆山下智久「プロポーズ大作戦」
ヤンシナで出てきた脚本家、金子茂樹のシナリオ。
大振りなライターなのではまれば面白いが、面白そうで終わる
可能性もある。

ただ、某テレビ局で７話で終わるような話にはしないだろう。
4月期のドラマで興味があるドラマの一つではある。

「世にも奇妙な物語・春の特別編」

「世にも奇妙な物語・春の特別編」
◆「雰差値教育」
学校をテーマにして何をやりたかったのかなぁという感慨
が浮かぶ。
企画意図が分からないので突っ込みようがないドラマだ。
奇妙ではあるが、以前のような何か気持ちに残る作りが欲
しい。

◆「午前2時のチャイム」
企画は面白かった。だが、ドラマとしてはどうか。
最後の登場人物のセリフが全部説明セリフにしたのはかなり
痛かった。
また、心理学的にも多重人格は認められていないこともこの
脚本は勉強していないのも痛い。
ただ、今回の「世にも」の中でも一番ラストは良かったかも
しれない。

◆「回想電車」

「今週妻が浮気します」

「今週妻が浮気します」
なんだかなぁ…展開がどこかのドラマのツギハギ
のようで、突っ込む気もうせた。
某テレビ局が韓国のドラマをまんまにやったよう
なドラマよりある意味ひどい内容に見える。

感動は計算してドラマはある意味作るが、それを
表に出さないのがプロの仕事ではないか。
となんだか自分素人であるのが悔しいドラマだった。

「世にも奇妙な物語・春の特別編」

「世にも奇妙な物語・春の特別編」
『才能玉』
エンターテーメントとしてはなんだかなぁの出来栄え。
設定が笑えそうで笑えなかったのが痛かった。
どうせ存在しない物を使ったのなら、思い切りはじけた
展開にすべきだった。
最後は思い切り白けてしまった。

『ヴァーチャルメモリー』
始まりは「ハケンの品格」のような出だし。
ネタに困ったのか、ここまでなんだかなぁのストーリー。
加藤あいを出してもこれでは見所がない。せっかくのタイ
トル、そのまま展開した方が面白かったと感じた。

長澤まさみ「涙そうそう」ＤＶＤとフュギィアスケートエキシビション

長澤まさみ「涙そうそう」ＤＶＤ
あらためて見るともったいないなぁという感想をもつ。
オパアの長台詞がなければもっと泣けた。

ストーリーはありきたりと言われるが、これはこれで
良い作りだと思う。
昨年の映画では数少ない日本映画の良作だ。

ちなみに、今年は今のところ日本映画でよいものが無い。
長い映画不況を抜け、活況に浮かれて大量生産で品質がか
なり数年前より落ちている。
どうも映画製作関係者に以前の反省が欠けているような気
がする。

「フュギィアスケートエキシビション」
昨日の逆転に次ぐ逆転の余韻がまだ残っているようだ。
才能に努力が加われば願いは叶えられる、それを証明したか
のような安藤美姫さんの優勝。心からおめでとうといいたい。

さて、今日のエキシビションを見ると女子フィギュアは当分
３強の争いでいきそうな気がする。
韓国のキム・ヨナ、安藤美姫さん、浅田真央。
この三人は得意とするスケーティングが各々違う上にそれぞれ
が弱点を抱えているので大会毎に優勝者は今後は変わるだろう。

だが、週刊誌などでオリンピック出場を叩かれ、それを乗り越え
た安藤美姫さんが４回転を決めだしたら若い二人は当分頭を押さ
えられる可能性がある。

個人的にはそういった辛い時期を乗り越えた安藤美姫さんには当
分勝ち続けて貰いたいと願っている。

「蟲師〈むしし〉」と安藤美姫「世界フィギュアスケート」

「蟲師〈むしし〉」
今年ワーストワン筆頭の映画だ。
最初の１時間が２時間３０分にも感じる映画だ。
エンターテイメント性もストーリー性もメッセージ性も
何も感じられない。

まず、映画・ドラマの基本の回想シーンは極力少なくシ
ーンの効果を考えてというのが感じられない。
基本というのは裏づけがあるから基本なのをもしかしたら
知らないのでは疑ってしまった。

観客は主人公の過去より今に興味がある。今に影響する過
去はできるだけ印象的に見せればそれでいいはずだが。

とにかく、この映画は企画段階で難解なテーマを持ち出し
たか何かしたとしか思えない映画だ。

私なら蒼井優の家の大広間でオダギリジョー演じるギンコ
が対座して話しているシーンから始める。
会話は他愛もないものでいいが、蒼井優には「過去は探せ
た」くらいの事は言わせてシーンは終わる。
次のシーンでは映画の中で使われている雪の中の家のムシ
の話しでもいいだろう。

ギンコの過去とは何かをテーマで少しづつ解き明かす展開
なら、まだ見ていられた映画だつ
った。

「世界フィギュアスケート」
安藤美姫、苦悩から世界女王のドラマへ。
４回転はやらなかったが、ノーミスで演技を終えたのは素
晴らしかった。
しかも、最終滑走で浅田真央がトップに立っている時点で
の逆転。ドラマで作ったら嘘くさいが、現実に起こると感
動的な出来事だ。

明日からは各テレビ局がまた手の平を返したように安藤選
手を追うだろう。
だが、本人はもう振り回されることは無いだろう。
一度は、そのマスコミに踊らされて地獄をみたからだ。

それにしても、昨日書いた通りの出来事が起こって個人的
には感涙したフィギュアスケートだった。

これからも、安藤美姫選手が滑り続ける間はどんな結果であ
ろうと応援し続けたい。

苦しみを乗り越えて結果を出そうとした人間は美しいし、結
果を出した人間は尊敬したい。

「世界フィギュアスケート」

「世界フィギュアスケート」
安藤美姫を個人的には相当応援しているので、今日の結果には
ほっとした。

応援している理由は、アイドル扱いしていたマスコミがオリン
ピックで惨敗した途端、手のひらを返したように冷たい扱いを
する中、今シーズン見事な復活をしたことにある。

まだ、２０歳前だというのに１年で地獄から復活した精神力は
今後も後数年の活躍を期待させる。

さて、優勝候補と騒がれた浅田真央。本人も周囲も納得いかな
い結果だが、大きく崩れなかったのは１６歳としては凄い。

６分間練習の時は全く緊張しているように見えなかったが、滑
り始めでいきなりエッジをつくミスを気にして流れに乗れなか
ったように見えた。

安藤美姫が大きく崩れた時のような身体のバランスが全て崩れ
た状態では無さそうなので、明日は今日を忘れて滑れば本来の
得点は叩き出すだろう。

そして、それよりも個人的には明日は安藤美姫の４回転が成功
することを祈っている。
彼女が苦しみ、そして復活してきたジャンプの集大成の演技だ
からだ。

苦悩から立ち直って、世界一に輝くドラマを見せて欲しい。
まさにそうなれば、感動的なドラマだろう。

ただ、心配なのは明日の滑走は最終滑走。
実はフィギュアスケートのシナリオのために資料を集めて読ん
でいる。

選手にとって最終滑走というのは一番嫌な順番らしい。
理由は６分間練習から滑走までに３０分以上待たされ身体が冷
えて硬くなって本来の実力を出すのが難しいからだそうだ。

なんとか体調を維持して心残りのない演技をして欲しい。

「キャッツ」

「キャッツ」
劇団四季の「キャッツ」のＣＭが頻繁に流れている。
３年前はＣＭ無しでチケットを取るのも１年先とい
う舞台だったが、今は見るかげもない。

俗にキャッツフリークと呼ばれる観劇客が今のキャッツ
にそっぽを向いているからこんな事態になっている。

先日、しばらく振りに見たがたかが３年でこれほど演技
レベルが違ってくるから正直愕然とした。

この舞台は猫のタイツを着た俳優、女優のダンスと歌で
持つ舞台であるため実力がわかりやすい。

ということで、今では私の興味の対象外になっている。