挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「ハケンの品格」と安倍なつみさん「白蛇伝」DVD

2007-02-28 19:48:01 | ドラマ・映画
「ハケンの品格」
会社には「出世のために働く社員」「人のために働く社員」
と区分けて後者を負け組みのように言っていたが、実は長い目
で見ると後者が勝つ可能性が高い。もちろん、「人のため」に
対する意識の持ち方で勝ち負けが分かれるが。

言い換えれば「人のために働く」ことで、たくさんのスキルが
身につく…こういう意識を持って働けば、「一つの会社」だけ
でなく「複数の会社」で必要とされる人間になる。
これからは、優秀な正社員は駄目な会社を捨てる時代だ。
何しろ少子高齢化の時代なのだから。
まともな経営もできない「成果主義」など喜んで導入してすさ
んだ会社を作る企業は捨てるのが一番だ。

今、多くの正社員たちは知識が恐ろしく偏って範囲が狭い。
当然、何かの企画を立て実現性を考えると答えが実現性が無い
になることが多い。
「人のために働く」ことをして、雑用を積み重ねてくるといつ
の間にか人より知識も多くなり、レベルの高い実現性のある企
画が立てられる。

「派遣は利用するだけ利用して捨てるもんだ」
これも2、3年前には言う人間がいただろう。今も心の中で思
っている人間は多いと思うが。
だが、先日書いたことから、これから仮に不況になって最初に
役に立たないのは正社員だろう。
意味の分からない「雑用」を自分なりに理解して仕事をしてき
た派遣社員の想像力にかなう正社員はそうそういない。
毎回思うが、聞いていて痛快なドラマだが、ちょっと最近春子
の人間らしさを表に出しすぎのような気もする。

「安倍なつみさん「白蛇伝」DVD」
残念ながらDVDの出来は良く無い。カメラ割り、音声の拾い
が悪いために劇場で生で聞いた声と全て異質に聞こえるし、見え
る。
この手の劇場撮影のDVDは映画監督が編集するといいDVDに
なる。次はぜひ映画監督に編集を依頼してもらいたい。

それはさておき、このミュージカルで安倍なつみさんに気づいて
欲しいものはミュージカルは歌手のように歌うのではなくセリフ
を歌うものだということ。

この違いは大きい。セリフには感情がつく。歌にも感情はついて
いるが、2時間ものストーリーの一部ではない。
この違いが分かれば、次のミュージカルでは違った歌い方になる
のではないか…と期待している。

セリフ部分に関しては、戦士と女性の区分けが甘い部分を除けば
感情表現では及第点がつけられる。
一人二役ではなく、一人の中にある「強さ」と「心」を演じる意
味では自分の中で整理が出来なかったか、演出家が余計なアドバ
イスをして台無しにした可能性の方が高いと感じる。

十数年もの間、舞台を見なれた人間が、間違って見た舞台で椅子
に座っているのに立ちくらみを覚える演出をする「有名な」人物
なので。

と書いて舞台裏のDVDを見たところ「二役」と安倍なつみさん
本人は意識していたらしい。
とすると、演技の上でも及第点はつけられなくなる。
ただ、「二役」と意識させたのなら演出家はもう少し「二役」の
意味を安倍なつみさんに意識づけすべきだったろう。

ただ、本来このアニメーションは二役ではなく「あやかし」が
「人の心を持ち」「人間に変化するもの」で決して二役を意味し
ない事を考えると見た目の結果から見ると間違ってはいないが。

ということで、このDVDは出演者に応援したい人がいる人が買う
ものだろう。

石原さとみ「翼の折れた天使たち-衝動」

2007-02-27 22:04:26 | ドラマ・映画
石原さとみ「翼の折れた天使たち-衝動」
話しが唐突だなぁというのが、最初の感想。
そして、最後の感想でもある。
これを45分のストーリーにするのは相当
無理だった。

だが、石原さとみの役が大人になってああなるのは
良く描かれている。
今回は母親との関係性が遠因になっているのがよく
分かるストーリーではある。

だが、大人になって尚その関係性を表に引きずって
いるかは首をひねる。

こんな家庭に育ったことがある人間から見るとこの
ドラマ少しリアリティが足りないと感じる。
不幸せな人間ほど幸せを演じたがるのだから。

そこから行くと石原さとみ演じるキャラクターに二
面性が感じられないのがリアリティの薄さに通じて
いる。

そして、やはり石原さとみには不似合いな役だ。
「心の傷」、これは演じるのではなく感じることで
演じられるということに気づいて欲しかった。
それが出来ないうちは、石原さとみにはこの手の役
はできないように思う。

視聴率戦争「花より男子2」「ハケンの品格」

2007-02-26 21:11:21 | ドラマ・映画
視聴率戦争「花より男子2」「ハケンの品格」
視聴率戦争「花より男子2」がついに一位を獲得。
個人的には内容がちゃんと描けているかどうかで判断する
とこの二つの争いになる。

「華麗なる一族」はやはり時代遅れの上に、豪華出演陣に
支えられての視聴率でさて、後数回どう展開するか難しい
話しにしてしまったと思っている。

ということで、上の二つの争いだが最後までもつれると思う。
どちらもありえない話で、面白さの源泉が同じだからだ。

もっとも、私が楽しんでいるのは「ハケンの品格」の方たが。

「華麗なる一族」

2007-02-25 21:53:56 | ドラマ・映画
「華麗なる一族」
話しが分かっているとここまで来ると興味が失せてくる。
やはりキャスティングが問題のように感じる。
古い話で年配の人間にはなじみが深い小説が原作なため
内容を熟知している人間には、この段取りは辛い。

もう少し北大路欣也と対等に渡り合える息子が欲しかった。

「さくらん」

2007-02-24 20:03:42 | ドラマ・映画
「さくらん」

土屋アンナの演技は別にいいも悪いもいえない映画。
それ以前に企画、演出、脚本全部が問題だろう。

最初から最後まで何をやりたかったのかわからない
映画だ。10分置きに時計を見ながらラストに何か
あるのかと思いながら、結局映画の途中から予想して
いたような終わり。

映像はきれいだが、他は生々しいだけで何も感じな
い映画だ。
当然、遊郭の話しなので裸も出てくるし絡みもある
が男性として見ても何も感じない。それが管野美穂
や木村佳乃であっても。

また、そういったシーンが映像美としても見れない。
エロチシズムでもなければ芸術でもないシーンを見せ
られてもなんだろうと思うだけだ。

ストーリーもぶつぎりだ。3つのストーリーが順送
りに進むだけで、ほとんど関連もない。

芸術は想像力を刺激して初めて芸術になることを少
しは考えて作って欲しいものだ。

これでは、大学生が作る自主制作映画より映像とし
ては劣るように見える。
違うのは、お金と機材が存分に使えた違いだろう。

これは原作に忠実に作ってこうなったのだろうか?
読んではいないが、こんな話ではないのでないか。

松岡圭佑千里眼シリーズ

2007-02-22 22:23:27 | ドラマ・映画
「千里眼」
以前、映画にもなった千里眼シリーズの新シリーズ。

筆者はいつのまにか臨床心理士の資格まで取ったようだ。

だが、臨床体験が災いしたように思う。以前の千里眼
シリーズよりスピード感がなくなり、やたら理論が前面
に出てくる。

臨床心理士は何人も知っており、カウンセリングを受けた
経験もあるので、かなり筆者の臨床心理士や心理学に対す
る捕らえ方に独善を感じ反発を感じる。

この新シリーズはかなり賛否両論が出るシリーズになるだ
ろう。個人的には、以前のスタイルに戻して欲しいが知識
がエンターテーメントの邪魔をしているように感じる。

「ハケンの品格」

2007-02-21 21:28:49 | ドラマ・映画
「ハケンの品格」
企画書の書き方…爆笑した。ただ、漢字は30%と一般的には言われ
ているが、そこを気にする前に春子が最初に言った「結」等が大事だ。

今日は派遣の企画を盗んだり、取り上げない正社員がテーマのようだ。
残念ながら好景気の今、優秀な派遣スタッフの囲い込み、正社員化を
進めている企業が多い中、こんな事を現在もやっている企業は3流企
業しかない。
ほんの2、3年前なら石をぶつければ当たったものだが。

「会社の中で成長するのは正社員だけだ」
春子のセリフは当たっている、反面間違ってもいる。
理由は、先日も楽しようとする社員が派遣スタッフに仕事を押し付け
ると書いた事にある。実は、それが派遣スタッフのスキルを社員より
伸ばす原因になる。

そして、「派遣の企画に負けた腹いせを派遣に向かって晴らす。あな
たたちは最低です」
これも気持ちいい。

「やさしいだけじゃ人は守れません。私がお手本見せます」
春子の言葉には重みがある。
そして、その後の描写は過剰だが相手に合わせて締めくくるのも気持ち
いい。

このドラマ、派遣スタッフの気持ちをがっちり掴んだと思う。
ちなみに、派遣で働くならリ○ル○ト○タ○フ○ングをお勧めする。
営業担当者の派遣スタッフに対する接しかたは、ほぼこのドラマ通りに
見えたからだが。

それにしても、よく調べて面白いドラマだ。

「今週妻が浮気します」と「秘密の花園」

2007-02-20 21:36:46 | ドラマ・映画
「今週妻が浮気します」
わかりやすい話だ、今週は。というか、これだけわざとらしい
と逆に明らかにつまらないだろう。
ユースケサンタマリア夫婦の鏡に使うつもりで、今回の設定を
作ったのだろうが、それが起こる前に分かってしまう。

「秘密の花園」
微妙なドラマになってきた。こちらも前振りがわかり易いので
予想できたが、それでこの展開の後どう収めるか心配だ。
どうもシナリオがよれてきたように思う。

視聴率戦争「華麗なる一族」「花より男子2」「ハケンの品格」

2007-02-19 21:33:04 | ドラマ・映画
視聴率戦争「華麗なる一族」「花より男子2」「ハケンの品格」
今クールの視聴率3強。
内容では「ハケンの品格」と「花より男子2」が一歩抜けている
だろう。
「華麗なる一族」は出演俳優のネームバリューでの視聴率に見える。

最終的にはどうなるか分からないが、「ハケンの品格」と「花より男
子2」の争いになるような気がする。