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山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」と堀北真希「イノセント・ラヴ(仮)」

2008-09-05 00:38:59 | ドラマ・映画
山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」

今回のシナリオは全体としては面白いシナリオだった。

ただ、今週は山下智久・新垣結衣が主演ということを意識づけるために意図的に新垣結衣の手術シーンを作ったように見える。

しかし、残念ながら緊迫感のあるシーンが求められているのに動作の機敏さ、セリフの緊迫感が新垣結衣には感じられなかった。

主役あるいは山下智久君に次ぐキャラクターの位置づけなら、毎回見せ場を作る必要が本来あったと感じる。

特に手術シーンがこの回だけというのは新垣結衣のドラマ的成長には遅すぎた。

ただ、現状の演技を見るとシーンを作るのに躊躇を感じるのは仕方が無かったとも思える。

今回、新垣結衣にはこのドラマを自分で見返してセリフや動作をチェックして次のドラマに臨んで欲しい。

メンバーを見渡すと戸田恵里香を新垣結衣のポジションで使った方がドラマ的にはもう少し面白いものになった気がする。

逆に書くと演技力がありながら戸田恵里香はあまりいいポジションで使われなかったともいえる。

ただ、その割に回が進むにつれて戸田恵里香の表情の演技が良くなってきたのは、彼女にとって収穫といえる。次の主演ドラマはいままでのドラマと違った演技をするかもしれない。

一方、山下智久君の演技がほんの少し成長した。ここまで毎回何らかの重要なシーンに関わってきたかいがある。

ラストシーンの黒田との会話のシーンは良かった。

そして、冴島役の比嘉愛未はこのドラマでいい役所をやった。次は主演の話しがきてもおかしくない輝きがあった。

さて、来週は最終回らしく大事故の処理。どんなラストか楽しみにしたい。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」

(笑)非公認宣伝ブログ、フジテレビ「イノセント・ラヴ(仮)」

「イノセント・ラヴ(仮)」というタイトルに少しひっかかりを感じている。普通に訳すと「罪のない愛」となるので今までこのブログで書いてきたストーリーだと少し素直すぎると思っている。

このタイトルを「どんな人を愛しても罪ではない」と考えると長崎殉也が佳音の両親殺しの犯人と考えることもできる。

瀬川昴はそれを知っていながら友情と佳音の間で揺れ動く役という見方もできる。

ただ、殉也が犯人という設定はかなり分かり易い脚本になる可能性がある。

ベテランライターがこの選択をするとは考えにくく、一番選択すると考えられるのは殉也がいかにも犯人で佳音も犯人と疑いながら最終回を迎えるストーリー。

最終回で明かされる事実は殉也の近くに犯人がいた…ということ。

但し、この時期のドラマで予想した最終回に似たラストになるドラマがある。あらかじめ分かっているのでこのラストは使いにくい。

そこで、考えられるラストは佳音の事件に聖花が何らか関わっていることが明かされ、殉也と佳音が探り当てる展開。そして、犯人は毎回出ていた聖花の知る平凡な人物。

但し、この場合聖花にとっては意味がある人物の必要がある。

このストーリーで行くとシナリオはかなり交錯する展開になる。今回、かなり主要な登場人物のキャラクターが明確に公開されているのは、相当ハコ割りが進んでいるからと思われる。

キャラクターの動きがかなり先まで初稿として作られているとその昔のジェットコースタードラマ「もう誰も愛さない」のようにかなり早い展開で毎回ドラマは進むと予想できる。

個人的には早いドラマ展開を期待しているので、このラストに向かってのシナリオが面白いと思う。
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