挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

松たか子「役者魂」第3話感想と草薙「僕の歩く道」

2006-10-31 19:35:22 | ドラマ・映画
松たか子「役者魂」なんとなく落ち着いてきてそこそこ
今シーズンのドラマの中では飽きないドラマになってきた。

君塚さんつぼにハマってたように感じる。
松たか子も舞台経験者にも関わらず知らない演技は、さす
が天才女優というところか。
ちなみに、カーテンコールでの花束、普通は禁止されてい
ます。ごく一部でしかやらないことなので劇場に行って
やらないように。

そして、草薙「僕の歩く道」は何気に見てしまう。
個人的には好きなドラマではないが、やはりこの手のかわい
そうな話は好きなんだろうなぁと思ってしまう。

表立ってかわいそうな人と他人からは難病に見えない人間と
どちらがかわいそうな人か、いつか書いてみたいとは思って
いる。
どちらもかわいそうだが、後者の方がより苦しい事を他人に
は分かって欲しいと思う。

上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」 第3話と宮崎あおい「ただ、君を愛してる」

2006-10-30 23:15:33 | ドラマ・映画
上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」 相変わらず
不安定な演技の上野樹里。いい感じで「のだめ」を演じ
るときもあれば、話のテンポに釣られて普通にセリフを
話してしまっている時がある。

そして、玉木君。やはりセリフに感情があまり感じられ
ない。そして、演技も単調なのが気になる。

それから、サヤカ。人気のあるうちに基礎を磨かないと
女優としては…

そして、そして「のだめ」は相変わらず主役なのか?
主役が玉木君にしか見えない。ピアノも出てこない
本当にどうなっているドラマか分からないドラマだ。

さて、昨日の映画宮崎あおい「ただ、君を愛してる」
批評で終わるのはシナリオライター志望としては不本意
なので、自分ならどうシーン立てするか書いてみる。

1.ニューヨーク
 ニューヨークの街並み。これは映画と変わらない。
 違うのは静流のアパートに誠人が立ちドアを叩いてドア
 がゆっくり開く。ハイヒールの靴先が見えるところで
 シーンカット。
2.出会い
 (1)静流との出会い
 (2)みゆき達グループとの出会い
3.交流
 (1)静流との交流
 (2)みゆき達グループとの交流

上に書いて気づいたと思うが、静流とみゆき達グループ
の話は途中まで平行して進めないと面白さがだせない。

この物語はこの二つが途中で交錯して離れ、最後に再び
交わる事で悲しさを出している。

特にみゆきと静流の関係は「好きな人が好きな人を好きに
なりたい」と誠人に告げるところで成立する関係である。
ということは、二人の出会いは原作通りにすべきだと思う。

宮崎あおい「ただ、君を愛している」、原作市川拓司「恋愛写真~もう一つの物語」感想

2006-10-29 17:29:28 | ドラマ・映画
宮崎あおい「ただ、君を愛している」、原作を10回以上
読んで期待していただけに大きな失望感に包まれる。
まず、どこでも泣けない。イメージビデオかと思えば
見ていられるが、これがあの原作と繋がる映画かと思う
とその失望の意味で泣ける。

原作を読んでいなければ、部分的に泣けるかもしれない
が、「いま、会いにゆきます」のような感動を期待して
見ると相当がっかりするだろう。

ニューヨークから始まりニューヨークで終わる。
映画化するなら、原作と違いこうすることは予想できるし
問題はない。

だが、原作で使われたシーンが使われているのに、その前
の設定が大きく違うため見ている人間の感情移入を妨げる。
かなりのシーンで原作と重なるのにその前の設定を変えて
いた。
普通、シナリオを書く場合その前にハコ割りをしてシーンの
意味を想定していそうなものだが、どう考えても繋がらない。
本のストーリーに沿った事で安心してしまったのだろうか。

これほど変えるなら「いまあい」のように全部変えてテイ
ストだけ残せば感動の映画になっただろうに。
大塚愛の曲だけが原作のイメージにぴったりしていた。

さて、宮崎あおい。目をつぶってセリフを聞いていると「NANA」
と変わらないキャラクターに聞こえる。
子役から女優になった女優さん特有の思い込みによる役作りと
いえなくもない。

このままだと2008年の大河が不安になる。よほどシナリオが良く
ないと宮崎あおいに頼ったドラマではどうなるか。

シナリオも「NANA」のキャラクターに近いセリフを多用したのも
問題だろう。このシナリオライターは原作を読み込んでいないよ
うな気がする。

そして、問題なのは他の出演者。
キャラクターが作られていない。そのため全員がバラバラに演じて
いるようで一体感が出せないでいた。
とにかく個人的にはあまりお勧めできない映画ではある。

踊るレジェンド「弁護士 灰島秀樹」と織田「県庁の星」

2006-10-28 23:17:30 | ドラマ・映画
うーん、懲りすぎだなぁというのが最後の終わりで
キャラクターとしては正しいのたが。


このキャラの場合、いい人で終わらせては次に繋が
らない。
ただ、やっぱりしっくりこないというのが感想だ。

さて、「県庁の星」のDVDが届いた。
行政に限らず企業の上層部と置き換えてもこの映画
は成り立ちそうなのがシニカルな笑いを誘う。

最も当事者の弱者の立場にいた場合、笑えない話で
もある。

ようはあまり世の中が見える位置にいかない方が健全
な精神を保つためにはいいとも言える。

この映画は虚構を描いているが、それが真実をついて
いないとは限らないからでもある。

そうそう、民間会社の人間から一言。
民間はマニュアルが無くても回るが、マニュアルが無い
会社はあまり良い民間会社ともいえない。
マニュアルがあって臨機応変に対応できるのが民間のよ
さといえる…のだが、そこまでこの映画では書いて欲し
かった。

それから、実はいわゆる大企業病も描写されている。
偉そうに指図するだけで、自分では動かない主人公。

大企業のエリートに多いが、このタイプはいかにも実現
性の高い話をするために上の受けが良く、しかし現実に
は効果が無い話で企業の活力を殺ぐだけ始末が悪かった
りする。
しかも、企業の肩書きを人間の偉さと勘違いして他人を
見下す場合が多いのも見ていると物悲しくなったりもす
る。

この手の話はいくらでも書けるが、いつかシナリオで
書いてみたい。ただ、10年後だろうか。

「デスノート」と長澤まさみ「セーラー服と機関銃」

2006-10-27 22:52:00 | ドラマ・映画
「デスノート」、200万人以上動員してたらしい。
見るか見ないか迷った映画なので、今日放映してく
れて助かった。とりあえず、後編は映画館で見るつ
もりだ。

さて、それほど動員した理由が正直わからない。
ただ、動員実績があるのは事実。シナリオとして勉強
になるものなのは確かかなとも思っている。

それはさておき、藤原君は個人的に劇場で良く観るが
蜷川氏ほど高く個人的には思っていない。
この映画でも普通の人間が話す感情の抑揚と異なる
話し方を度々しているように感じる。

どちらかというと一呼吸で一気に話すことが多い。
それが感情移入を楽しみに観る私のような観客には気に
なる。

それから、ラストから後編に続くの映画シーン。キラが
何人も誕生するようだが、不自然な誕生の仕方だ…とい
うよりドラマの面白さは焦点が合う人間は少なければ少
ないほどいいの原則から外れる。
ということで、前編との比較で面白さに不安が出てきた。

さて、長澤まさみ「セーラー服と機関銃」。長澤まさみが
やけに眼鏡をかけてスポットを浴びると思ったらseedがス
ポンサーでネット配信までやっていた。
ドラマ中にはっきり「2week pure」まで映していたことか
らよほどスポンサーとしては大きいのだろう。このドラマ
では。
もっとも、今後のドラマはこういった形で製品紹介を入れて
CMを減らす方向に行けるなら行った方が視聴率は取れると思
う。
しかし、それだけシナリオライターは頭が痛い脚本にはな
るが。

さて、このドラマだが、それを差し引いてもなんだかなぁの
展開が続く。残り5話にしたんだから、もう少しテンポよく
話が作れないのはどうしたもんだろう。
原作の重要シーン集めてちょっと膨らませればスピーディで
テンポがいい話ができると思うのだが。

それから、ここで佐久間が撃たれても初回で視聴者は最終回
で佐久間が元気に歩く姿を見ているので驚きも何も無い。
しかも、お守り札は渡した瞬間から多分視聴者はこの展開を
予想していただろう。いくつかのドラマ、映画で同じ事はや
られ過ぎている。

それから、学校の同級生を唐突にだす展開も次回に興味を繋
ぐとは思えない。折角、小泉今日子が出ているのだからこち
らと長澤まさみ、佐久間を絡ませて話しを展開した方がよほど
興味が繋がるのではないか。

ここまで、原作を知らない人間は何のためにチラチラ小泉今日子
が出ているか分からないと思える。

長澤まさみ、小泉今日子、堤慎一とこの三人だけでも映画の二本
は作れると思えるのに、このシナリオ納得いかないを通りこして
いる。

「Drコトー診療所」と長澤まさみ「涙そうそう」、沢尻エリカ「天使の卵」

2006-10-26 21:22:01 | ドラマ・映画
「Drコトー診療所」、こんなにじっくり見てくれる
視聴者を育てたこの番組は凄い。
今日の話は、話をつくり過ぎていたが、それでも視
聴率は取れているだろう。
個人的には蒼井優が真実を話すのではなく、目覚め
た子供が事実を話した方が感動は増したような気が
する。
やはり心温まる話を視聴者は望んでいる、そう思う
ドラマだ。

長澤まさみ「涙そうそう」が復活の一位。多分、今
大型の公開がなく押し出されての一位と思う。

といっても、今二度見ても楽しめる映画という条件
で探すとこの「涙そうそう」しかない。

一方、沢尻エリカ出演「天使の卵」は「天使の梯子」
が災いしたと思う。
本編の「天使の卵」のストーリーが分かるシーンを多
用したため、見なくても見たような気にさせてしまった。

私などは必ず見るつもりだったのが、「天使の梯子」を
見てストーリーも映画も分かった気になり映画を見る気
がうせてしまった。最も、原作を読んでそれなりに内容
を分かっていた事もあるが。

さて、こうなると期待しているのが宮崎あおい「ただ、
きみを愛している」。
原作の良さをだせたら、「涙そうそう」を超えてもおか
しくない映画だ。

「長澤まさみの人気の秘密」

2006-10-25 22:12:09 | ドラマ・映画
「長澤まさみの人気の秘密」というオリコンランキング
が取られていた。

驚いたのは、そんなお題でランキングが取られること。
私も長澤まさみは何故か嫌いではないが、それだけで
ランキングが取れるほどの人気にも驚いた。

だが、今長澤まさみを支えているのはこの世代を越えた
人気だから仕方ないだろう。

ただ、この手の人気はうつろい易いもの。平成の吉永小
百合になるかアイドル女優として終わるかは、これから
の演技の伸びと才能の開花次第だろう。

さて、今週末は気になる映画が目白押し。
宮崎あおい「ただ、きみを愛している」
上野樹里「虹の女神」
上の二本は見てみたい映画だ。

松たか子「役者魂」第2話感想と草薙「僕の歩く道」

2006-10-24 21:57:51 | ドラマ・映画
松たか子「役者魂」。オープニングで思わず笑うのは
舞台を良く観る人間だろう。

「本日初日、当日券あります」の張り紙。これは売れ
ない役者の舞台と言っているようなものだからだ。

このドラマの藤田さんの演じる役者は昔かたぎのいい
役者だ。「いい芝居ができなければ初日は開けない」
とは昔の役者はよく言っていた。
舞台の善し悪しを観客の責任にしない。

近頃は観客に向かって「初日にいい舞台であるはずは
ない。楽に向かって叙々に良くなるものだ」
その一方で「小学3年生でも分かる言葉でなければ分か
らない観客がいる」などと観客に向かって平気で言う
舞台関係者がいたりする。
初日だろうが楽日だろうが、同じ金額を払って舞台を
観ている観客がいることを理解していないのだろう。
そんな感覚で面白い舞台など作れるはずが無い。

さて、このドラマ不思議な作りをしている…が、舞台
を良く見る人間は笑える。
おかまのアントーニオの一言で、「リチャード三世」
の舞台がおかしな方向に動き出す。
だが、モノローグを使いすぎかもしれない今回は。
前回も使っていたが、かなりうるさく感じた。

それから舞台を調べた後は見えるが、シナリオライター
自身はあまり舞台をみないようだ。
どこが…と明らかに指摘できるところは少ないが見て
いてそんな気がする。

ただ、今シーズン唯一のオリジナル脚本で「踊る脚本家」
がどこに落とすか見てみたいとは思っている。

できれば芝居に視聴者が興味を持つ落とし方をして欲しい。

そして、草薙「僕の歩く道」。
こういった役をやらせたら今、この年代では勝てる俳優は
居ないだろうと思う。

この手の話は草薙と必ず絡んでくるのであまり好きでは無
いが、それでも思わず見入ってしまった。

上野樹里「 のだめカンタービレ」と堀北真希「鉄板少女アカネ」

2006-10-23 21:53:37 | ドラマ・映画
上野樹里「 のだめカンタービレ」、第1話と違って
上野が一応メインらしく出てきた。
だが、シナリオライターのセリフが中途半端なのと
上野樹里自身まだ役を掴んでいないのでセリフのテン
ポが「のだめ」のセリフらしくなっていない。
分かりやすく書くと早口になったり、たどたどしく
なったりとどっちつかずで、キャラクターに一貫性が
なくなっている。

だが、一番の問題はコミックが原作なのにはじけてい
ないところだろう。弾け方は先週の方が凄かった。

ただ、やはり上野がかなりどこかにいっている。
ほとんど玉木君が主役に見えるシナリオだ。
面白いキャラの「のだめ」がまだ生きていない。
ということで、上野樹里の演技がいいか悪いか
まるで分からないドラマになっている。

今週の視聴率に興味がある。

さて、堀北真希「鉄板少女アカネ」。こちらもなんだか
その昔に見たような物語になってきた。同じような弾けた
コミックが原作なのにシナリオが弾けていない。

視聴率に陰りのあった野球に喰われて10%割れの視聴率。

この二本を見るとコミックをシナリオで使うのは、かなり
難しいと感じる。

まず、コミックの人物はある意味人間の表現力を超えている。
人間離れした人間でなければ、コミックの面白さを表現す
るのは難しいだろう。

SFXに果てしなく極端なセリフでも使わないとコミックの面白さ
は表現できない。

「NANA」で受けたからといって各局一斉にコミックを使い出した
ら視聴者からドラマは飽きられる、そんな気がする。

「地下鉄(メトロ)に乗って」感想と沢尻エリカ「天使の卵」

2006-10-22 20:31:08 | ドラマ・映画
「地下鉄(メトロ)に乗って」原作は知らないので映画を
見ただけの感想を書くと「意味がわからない」となる。

演劇で不条理劇というのがあるが、ちょうどああいう
ものを見たような映画だ。
ということで不条理が好きな方は見ても分かるかもし
れないが、そうでない方は一つ一つのシーンがバラバ
ラで途中でいらいらしてくる映画に感じると思う。

一例を上げると過去に行く手段がバラバラ、特徴は突然
地下鉄のトンネルが映し出されること。
但し、直前まで地下鉄とは関係ない場所にいたりする。

主人公のいる現代もいつなのか分からないのもいらいら
の原因になる。昭和39年で17歳くらいの主人公が50歳前
に見える現代はいつかというと2006年では無いのは確か
だ。

そして、父親に反発を抱いていた主人公が何故過去の父親
に反発しないのかとか、色々見ていると疑問がわいてくる
映画で私の感想としては今年最悪の映画になる。

さて、沢尻エリカ「天使の卵」。見ようかと思っていたが、
今日のドラマ「天使の梯子」でまるで短編映画のように重要
なシーンを分かりやすく挿入して開始40分で見た気分にさせ
てくれた。
これは「天使の卵」の宣伝ドラマだと思ったが、見た事を前
提にして見せてはいけないシーンを挿入したドラマに思える。

しかも、画質の違う映画のシーンをかなり使っているので違和
感がかなりあり、ドラマとしての仕上がり感も悪い。
公開2日目に少なくとも放映するドラマに思えないがどうだ
ろう。