俵万智。
その作品「サラダ記念日」は、とにかく売れた。
200万部。
おそらく、短歌の歴史の中で、
これほど売れた歌集はないだろう。
まだ大学生の頃、
この大ベストセラーを出版したのである。
その後、さまざまな視点から、
短歌の歴史を塗り替えてきた。、
昭和37年、大阪市生まれ。
「心の花」所属。佐々木幸綱に師事。
日常のことを歌うのだが、
はっとして、その発想に驚くことがある。
……
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答えるひとのいるあたたかさ
恋人や伴侶、家族という者の本質を、見事に歌い当てている。
傍らにいて、ただ相槌を打ってくれる存在。
そんな存在があるだけで、自分の生が
ほのぼのと温かく感じられる。
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