いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

韓国 葛藤の先進国 読了

2013-12-05 14:54:21 | 日記
「韓国 葛藤の先進国」内山清行著(日経プレミアムシリーズ)読了。
北朝鮮と対峙しながら、独特の発展を見せる韓国。少子高齢化など、日本と同じような
背景を持ちながら、進みゆく韓国。日本の後を追う部分、日本の先を行く部分、
様々な様相。
現代史をふまえながら、問題点を活写。
中国に遠慮せざるを得ないという地理的、歴史的な運命を受け入れながら、
アメリカ、日本との関係を続ける韓国。
日本とも共通する、そしてそれに輪をかけた大学入試の問題もあり、
財閥を擁しての問題点、非正規職の比率の多さ、福祉問題における
高齢者と若者のせめぎあい。
矛盾を抱え込みながら、世界に存在感をアピール。
領土問題、精神的な問題、どれをとっても簡単ではない。
とくに、大統領問題は複雑で、強力な権限を持つと同時に
5年任期、1期だけの就任という脆弱さ。
朴大統領に期待される部分、危ぶまれる部分。
隣国のもつ複雑な事情を、事実に基づいての述べてある。
この書を読み、韓国の様々な面を認識し、
どうつきあったらよいか、ひとつの考え方を
形成することができた。
韓国理解のための良書と思われる。


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