オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【スピナベ・Wウィロー】こんなに異なる性格。

2019年11月01日 00時00分42秒 | オズマのバスタックル

 ここ数年の読者にはわからないだろうが,少なくとも2015年までスピナーベイトでは「これでもか」と釣ってきた自負がある。100匹という単位でないことは確かである。1992年に北浦でスピナーベイトを使い始め,翌1993年度には横利根で毎回数10匹以上。2000年代以降も,クランク・バイブレーションとともに非常に活躍した。

 事実,2019年も八郎潟で45UPを仕留めたのもスピナーベイト。メトロリバーでまったく効果を見いだせないが,そこは割り切っている。

 問題は,一口に「スピナーベイトWウィロー」であっても性格はまったく異なっているということだ。この違いを理解しないと,魚は遠くなる。

 以下,自分の体験で写真左上から順に書いてみよう。なお,タックルは20LBナイロン,6.3ギア,ミディアムタイプ6.6フィートベイトタックルとする。

1. ハイピッチャー1/2oz

  • 魚が比較的大きくないとき,もしくはとにかく手っ取り早く探るときに使用。
  • 非常によく飛ぶ。
  • 手応えは比較的「ピリピリ」くる。
  • Wウィローが,小魚の群れをよく演出している。
  • なにより1000円程度であり,安定供給なのが高評価。

2. スーパーデルタフォース1/2oz(絶版)

  • 1990年代を席巻したスピナーベイトの革命児。
  • コンパクトスピナーベイトといえば,初代デルタフォースであったが,その正統進化系。
  • テーパーワイヤー(スタンレー・バイブラシャフトのようなもの)強度が素晴らしく,何度釣っても変形しても壊れることまではいかない。
  • 初代デルタフォースやチタニウムワイヤーモデルよりバイブレーションが出るので使いやすい。
  • 圧倒的なワイドウィローリーフゆえ,晴天・暴風時でとくに効果的。

3. PDLマスタースピン3/4oz(絶版)

  • ヘッド重量の割に全体に軽量。すなわち「スローローリング」に特に向く。
  • 手応えはあまりないが,それゆえ投げ続けるのがしんどくない。
  • 個人的には,2010年に予告50UPを釣った奇跡のルアー。
  • スカートが「たなびく」ヘッドの揺れは,そうそうあるものではない。

4. D-Zone チタニウムワイヤー 1/2oz(絶版)

  • ノーマルモデルと異なり「グワングワン」水をかき回す。
  • スローに巻くのに向いている。早く巻くとシンドイ。
  • ワイヤー強度に若干の不安はある。
  • スれていると思われる場所でも,その大きさとパワーでカバーからバスを引き出す,そういうイメージがある。

5. スーパーイラプション 3/8oz カラーハーフブレード

  • 引き抵抗は強い。それゆえ「表層バジング」をゆっくりやったり,「低速底なめ」リトリリーブが可能。
  • カラーハーフブレードの効果は,やはり日没寸前だったりの「ルアーを見切られない」場面で効果的。
  • メインとして使うというより「スパイス」として投入。

 自分が自信をもって語れるスピナーベイトWウィローだけでもこれだけのことになる。実際は,ここに「シングルコロラド」「Wコロラド」「タンデムウィロー」「タンデム・インディアナ改造」が実績ルアーとなっているが,いずれにせよ「これは釣れる」と思ったら,1日中投げ続ける他ない。

 スピナーベイトがもっとも得意とするのは「どんなハードルアーを通しても引っかかる」ような場所。アシの密集地帯だったり,ゴロタの密集地帯。

 また,条件的には「風があって,荒れ気味」のときだろう。いろいろな説があるが,やはり「ルアーを見切られない」という点で,ハードルアー全般に言えることではあるが,「荒天時こそハードルアー」なのだ。

 もっとも,スピナーベイト最大の弱点は「巻かないと沈む」こと。すなわち,ちょっとでもラインをゆるめると根がかりそうな場所では使えない。事実,八郎潟のリップラップ攻略はクランクの方が効率よく探れる。

 スピナーベイトはいまだに30個程度の在庫はあり,いまは遠征時のみに活躍するルアーとなったが,こうして「いくらでも持論を語れる」のは,つくづく自分の体験が無駄になっていないことだと思う。

 いまの時代に「霞,北浦が基本毎回30匹以上だった」なんてことは伝説のようだ。しかし,事実そうだったので,なんでもルアーを投入できたし,すぐに結果が出た。

 まあ,何度も書いている話ですが,参考になれば幸いです。