大谷コレクション展

　昨日まで２泊３日の東京旅行でした。初日はニューオータニ美術館へ。これで確か３回目になりますが、今回が満足度は一番低いです。
　日本画はいいのですが、洋画でいいと思ったものが一つもない。
　美人画が気に入り、この顔の感じだと上村松園ではないな、伊東深水かなと思って見るとやはり伊東深水（朝丘雪路の父）の「吹雪）でした。

上村松園展

　今月４日京都国立近代美術館へ。
　上村松園の絵はこれまで何度か見ていますが、一度に多くの作品を見るのは始めてです。美人画といっても男性の画家とは違うようにも思えてきました。男性の好みの顔というより、女性の芯の強さのようなものを感じたのです。
　「焰」に描かれた顔は怖いかと思っていたら意外にそうでもなく、画家の執念と言うか信念を感じました。ただ、これが描かれた時期は評価されていない時だというのを知っていたので、そう思えるのかもしれませんが。