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それでも夜は明けるについて、その11年8ヶ月26日

2020-12-13 20:40:00 | ヒューマン
 1841年、ニューヨーク州サラトガ。
 自由黒人の身分でありバイオリン奏者のソロモンノーサップはサーカスの芸人と名乗る二人組から、巡業に加わらないかと仕事を依頼される。

 快く引き受けたソロモンは公演があるというワシントンDCへ旅立つのだが……。
 ふと目が覚めるとそこは冷たい牢屋の中だった──。



 2014年アカデミー賞受賞。
 実在のソロモンノーサップという方の実話。

 ニューヨークとワシントンって近いのに、奴隷制賛成反対の違いがあったんやな。
 こんなんじゃロクに移動も出来んな。てか、アメリカの首都なのにね。当時はアメリカ有数の奴隷市場があった場所で、その近辺じゃ黒人の誘拐が公然と行われてたんと。

 にしても、ソロモンさんも迂闊よな。それだけニューヨークの生活が穏やかだったんか知らんが。
 ちょっと営業行こう思ったらニューオリンズまで連れ去られる。地図で確認したらめちゃくちゃ遠いw

 よく迎えに来れたよな。奇跡が起きた。
 32才から12年の奴隷生活。現代でも行方不明レベル。見つけるのも至難の技やったろ。

 つくづく今の時代に生まれて良かったわ。ブラック企業とか社蓄がかわいいくらい。
 今の日本人には選択肢がある。少なくとも拷問を受けることはないわけだし。

 でも、この映画みてたらいまだに人種差別が終わらないのも分かる気がする。黒人の恨みが絶えないのも。
 黒人と白人は争い合う宿命なんやろ。180年の時が経とうとしてる今ようやっとってとこか。

 トランプとバイデンが争って国がほぼ二分した。
 その戦いも今や泥沼化してるこの状況。第二次南北戦争と言われるだけのことはあるな。

 これで何が変わるのか分からんし混沌とするだけなのかもしれんが、世の中はこうやって移ろい行くのかなぁと。
 日本だって人種差別を意識させるニュースが最近多いからね。同じ人間とはいえ、そんなものは詭弁だと証明してるのも人類の歴史なわけで。

 ちなみにソロモンさんはその後、消息不明という。
 映画の原作になる本を出版、活動家として各地を歩いて1857年にカナダで講演したのを最後に居場所が分からないんだと。

 南北戦争直前か。日本も戊辰戦争直前に坂本竜馬が暗殺されてるもんね。激動の時代やから。
 もし生きてたら世界はもっと良くなってたんかね? まぁ、死んだとは限らんけど。家族と仲良く暮らして歴史からひっそり姿を消しただけかも。

 そうだとええな。
 では、また。




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