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おジャ魔女どれみと徒然

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『この世界の片隅に』について、その二周目

2017-04-05 05:16:00 | アニメ 映画

 とうとう2回目見に行っちゃったw

 俺はこの映画を劇場で見たことを、生涯の誇りとする‼

 もう悔いがない。もう今すぐ死んでもいいくらい。
 それくらい圧倒的な作品だった。何度見ても飽きないな。

 まず圧巻なのが時間。長いんだよこの映画。二時間は普通にビビるw
 それでいて内容が濃いという。無駄なく描き切った感じ。

 てか、クラウドファンディングってそんなに資金が集まるもんなの?

 もっと安っぽい物を想像してたんだけどな~。
 資金集めからして製作が入念に始まっている。見る程、敬意を覚えます。

 続いて配役も絶妙。「のんって誰だよ⁉」と思っていたけど、あまちゃんの人ね。
 再デビューして芸名を変えたとか。

 監督直々の抜擢ということで、見事に期待に応えていた。
 これ以上のハマり役はないでしょう。頭でそれしか再生できないつーかね。

 素晴らしいに尽きる‼
 演技の枠を越える浦野すずの生き写し。

 そして、浦野すずのその半生。

 これは原作が面白いからこそだろうけど、俺は意表を突かれました。
 物語としてもよく出来てるんですね。

 周作や白木リンとの再会。
 片腕が吹き飛んだのは2回目の方がズキッと来ました。

 特にびっくりなのは……この映画、ラブストーリーなのな。
 「この世界の片隅に」というセリフが最後にかかってくる限り。

 もっと生々しい物を想像していたら、こんなにピュアだとは‼w

 哲ちゃんが家来たり、もっとドロドロした感じになると思ったら周作とすずのラブラブっぷりよ。
 そもそも子供の時に一度会っただけで探し当てた周作の熱愛っぷりからして……w

 めっちゃ微笑ましい。あの仲の良さが一番感動したわ。
 海兵団に召集されて、すずが周作の背に抱きつくシーンは泣きそうになった。

 そういう展開を想像だにしてなかったから余計に印象深い気がします。

 後はラストの孤児だわな。
 あれは笑いそうになった。戦後のどさくさに紛れてw

 いや~、あれがある種この作品を象徴してるかもしれん。独特の大らかさがある。

 綺麗事ちゃ綺麗事なんだけどさ。

 希望を残すというか、再建というか、一からまたとか、それとも仕切り直し?
 続きを始めましょうよってか。いかにもすずさんが言いそうなことなんだよな。

 それを行動で示した。これで径子の悲しみが癒えるだとか、そんなことは決してないんだろうけどね。
 何というか……俺は好きってことかな‼ それが全てだわ。

 天地人、心技体、何もかもを兼ね備えた作品でした。
 俺はこの映画が世に出ることをずっと待っていた気がする……

 それくらい運命的な映画でした。
 生涯一です。面白くて見ると体力が削られるのが難点なくらいw

 では、また。