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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

スターリングラードについて、その涙も凍る戦場

2018-10-23 08:19:00 | 戦争映画

 1941.6.22。

 ナチスドイツはバルバロッサ作戦を発動。
 300万の軍勢がソ連へ進攻を開始。

 タイフーン、ブラウと続く激しい戦闘の中、遂にソ連がウラヌス作戦にて攻勢へ転じる。
 都市スターリングラードを攻撃するナチス第6軍を包囲。

 30万人の兵士が氷の戦場で孤立し取り残される。

 果たして、そこで待つ運命とは……


 ドイツ映画って初めて見たけど、凝ってんなあー。戦車は本物なんだって。

 戦闘シーンは迫力があった。
 太平洋は密林や艦隊戦がほとんどだけど、こういう市街戦は新鮮だ。

 物語は淡々として戦場の現実を描いてる感じ。
 もうちょい厚みが欲しかったかもしれんな。

 登場人物が一般兵なんでね。
 グデーリアンは?マンシュタインは?モーデルは?フーベは?ってなる人は物足りないかもせん。

 まぁ、そういう英雄譚ではないんでね。
 戦場が人をどういう風に変化させていくか、過酷な現実を描いてる。

 でも、ナチス=悪感が強いというか、若干ユダヤ人に遠慮してる部分があるかね。
 そこら辺、思想が片寄ってるというか、欠けてる感じはあるかな。

 日本も他人のこっちゃ言えないんですけど。
 ドイツも戦争映画描くのに苦労しているなw

 ラストシーンは最近よく真似してる。
 「星が……綺麗なんだ……」ガクッ みたいなw

 人はなぜ戦うのか。

 これはそれぞれ誰しもが持つ運命なのでしょう。
 平和な時代、今それを誰しもが忘れているだけで……

 では、また。



意思の勝利について、そのハイル・ヒトラー!!

2018-10-17 07:35:00 | 戦争映画

 1934年9月4日から6日間に置いて行われた国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)の党大会。

 「意思の勝利」というスローガンの下、
 当時32歳という若き才媛・レニリーフェンシュタル監督によるプロパカンダ映画。

 山本五十六にもちょい出したアドルフヒトラー。盟邦ドイツの正体とは……

 いやね、めっちゃ面白かった!w
 戦争映画……とはちょっと違うんでしょうけど、今まで見た中で一番面白い。

 監督、天才。
 それに目をかけたヒトラーも。これはナチス入党ですわw

 これ見たら熱狂する理由も分かる。
 画面見ながら「ジークハイル!!」ですよw

 ヒトラーって独裁者じゃなく映画のプロデューサーにでもなってたら、今頃凄い偉人になってたんじゃないか?

 画家にはなれなかったが、その芸術の感性は並外れた物があったと思う。

 ドイツ本国で禁止される理由も分かる。
 確かに魔力と言って良いほど力を秘めてる。

 これ見たら感化される人間が出てもおかしくないな。
 戦後半世紀を経てもヒトラーという伝説が色褪せないのは、誰しもの心にこういう悪意が隠されてる証左だと。

 ダークヒーローって、皆憧れますよねw
 悪いと思っててもやっちゃう。

 KKKみたいな優良種的な考え方も、極論とはいえ心をくすぐられる部分があるんじゃないか?

 それを普通に視聴できる国、日本w

 日本なら我が闘争だって読めるし。
 まぁ、平和憲法の国だから、こういうのを見たり聞いたりして、考えるチャンスをくれてるんでしょう。つくづく良い国だな。

 個人的に好きなゲッペルスが出てて「うひょー!!」でしたw

 ゲーリングも出演してて、結構オールスター勢揃いじゃないすか?
 あんま大きな声では言えないけどw

 これ見てて気になったのはルドルフヘスですね。
 今まで知らなかった人ですが。盛り上げ上手ですよね、この人w

 開会式の演説、カッコ良かったな。
 閉会式の時は歓声が凄すぎて、困り顔してたんは面白かったす。後、ゲジ眉w

 ゲッペルスの言葉を借りるなら、

 「願わくば、我々の熱情の炎が永遠に燃え続けんことを」

 ヒトラーの言葉を借りるなら、

 「生きたいと望む者は存分に戦うがいい。この世で永遠の闘争を望まぬ者に生きる資格などない」

 そもそもヒトラーが政権を取れたのはWWⅠのドイツに対する法外な賠償から。
 ヒトラーはドイツの怒りの象徴でもあり、傾いたドイツ経済を立て直した優秀な政治家でもあった。

 善悪は国や時代によってコロコロと移り変わる。
 「正義」という言葉がいかに信用できないか。

 ヒトラー死後の世界を見てもそれを感じる。
 皆やってることは同じだと思う。五大国が切り分けてるというだけで。

 虐殺なら後のスターリンや毛沢東もよっぽど悪どい。
 ノーベル平和賞を取ったオバマとてシリアの混乱を招いた張本人。

 ユダヤ人差別なら、当時の欧米のトレンドでした。
 ユダヤ人に味方したのぶっちゃけ日本だけなんじゃないの?

 ヒトラーが全部背負ってくれたおかげで、内心ホッとしたんじゃなかろうかw

 勝者が正義となる世界。世の中、中二病なんすよねw

 だとしたら、ヒトラーの悪とは、戦争に負けてしまったこと、ただ一つだけなんじゃないかな、と。

 ヒトラーの言ってることを腹の中で、誰が否定できるのか。

 それを痛感させられる。
 では、また。



バトルオブオーシャンについて、その未来を描く場所

2018-06-14 05:00:00 | 戦争映画

 第一次世界大戦。

 オスマン帝国ガリポリ半島へ英仏を中心とした連合軍が上陸。
 イスタンブールへ向け進撃を開始。

 帝国の田舎村に住むハサンは徴兵を受け家族を残して出兵する。
 その兄ムシンも対象ではなかったが自ら志願して、弟と共に戦地へ赴く。

 後に死者14万人という激戦となった「ガリポリの戦い」に、兄弟は身を投じる……


 というトルコ映画。
 完全にバトルフィールド1w

 あ~、ゲーム画面で見たことあるわって。
 装備とか兵器とか時代メチャクチャらしいですけどね。

 俺が見たのだとサイレントマウンテン。
 その裏番組。別に裏ではないけどw

 ちなみにガリポリ半島はトルコ北西部、エーゲ海にある……イリアス遺跡の北らへん。
 そこからイギリスフランスオーストラリアニュージーランドカナダインドが首都イスタンブールを目指した訳です。

 この映画見るまでそんな戦いがあること自体知らなかったな。

 てか、この作戦、チャーチルが立案したんだって。
 結局、上陸は失敗して海軍大臣を辞任させられたんだと。

 この挫折を経て首相になるんか。
 へぇ~、タメになるな~。

 色々勉強になりました。
 ムスタファケマルは何となく覚えてた。トルコの英雄。

 劇中では鬼畜だけどw 無理な作戦を……
 いや、別に玉砕しろとは言ってなかったから大尉の計画なのかな? 何で5人で挑むことになったんだろ?

 所々ガバさはあるけど珍しい作品だし、
 見て後悔はない。楽しめました。

 では、また。




サイレントマウンテンについて、その巌壁の戦場

2018-01-28 13:59:00 | 戦争映画

 第一次世界大戦、
 オーストリアはチロル地方へ、イタリアが侵攻を開始。

 山岳戦という独特な内容で興味深かったです。

 時代背景とか複雑でしたけど。
 ヨーロッパの中央部は入り乱れてて戦争が起こるのも分かりますね。

 ストーリーはクソ将校と変態教師がクズ過ぎて見てられなかったw
 ひでぇ連中だな、マジで。

 ラストは好きだった。
 主人公とヒロインが手を繋いで戦場を去っていく。

 そのままアルプスの大自然へ溶け込むように。
 国破れて山河ありみたいな清々しさがあるよな。

 去年はダンケルクが話題になりましたが、てか見に行ったんだけどさ。
 映像体験と言うだけあって緊張感のある良い映画だった。

 でも、やっぱ戦勝国の映画だよな~w
 戦争映画は負けた方こそ描かなきゃいけないと俺は思う。

 第一次世界大戦ってイタリアに負けちゃったの?
 ハンガリー帝国だがハプスブルクだのよく知らないけど、その当時のオーストリアの体制は崩壊するわけで。

 そういう虚しさ。
 時代の流れには逆らえないってこと。

 日本映画でも野火って言う映画があって、
 内容も凄かったけどエンディングも良かったんよな。

 何も得ることがないってことほど虚しいことない。

 映画の中の二人はどこか安住できる場所が見つかったんだろうか?

 では、また。



ティアーズオブザサンについて、そのエトニチュコ・シスチェーニェ

2017-12-18 19:13:00 | 戦争映画

 なんか……感動してしまったよw
 米国賛美バリバリだったのにね。

 公開も911直後ということでこれまた露骨な作品。
 だけど、何でかな~。最後、王子が拳を突き上げるシーンとか鳥肌が立った。 

 ブルースウィリスもオーラが凄い。
 めっちゃカッコいい。

 医師役の人の胸の谷間も凄かったw
 おっぱいプルンプルンw

 「何故戻ったし」というツッコミを置いといたら傑作の映画。

 ウォーターズ大尉がなぜ戦場に戻る気になったのか、
 明確な理由が分からないまま物語が終わっちゃうから不満な人は不満だと思う。

 医師は救助できたけど結局、自分の部隊に死者が出てるしな。
 ポッと人を助ける気になって引き返しちゃったじゃ取り返しのつかない命令違反だからね。

 一応、隊員の意思確認はしてるとはいえ……
 でも、人間にとって永遠のテーマのような気がする。

 これで大尉がペラペラ理由を語りだしたら逆に白々しい。
 衝動って誰しもにあることやから。部下の命を天秤に掛けてでも。

 言葉に出来ないことってある。戦場という極限状態なら尚更。

 何度も戦っては人を殺した……
 普通なら「やってらんねー‼」って文句言われても仕方ない部下と意見が一致したのは、皆それぞれ思う所があったってことでしょ。

 どうせなら楽して勝ちたい仕事したいのは当然として、
 それでも踏み込んでしまう。流されることを嫌って。

 「善人が何もしないこと」……やはり永遠のテーマのような気がする。

 戦争映画って、端からフィクションとして見る方が楽しめますねw

 では、また。