大多喜町観光協会 サポーター

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小説 本多忠朝と伊三 28

2011年05月17日 | ☆おおたき観光協会大河ドラマ 本多忠朝

 市川市在住・久我原さんの妄想の入った小説で~す 

第2部  忠朝と伊三 28

これまでのお話 1~27 は コチラ

 

 

 

 長田と伊三が目指す嘉平の住む小屋は、国吉原から南西に直線距離で三里半(およそ十六キロ)、道のりにして約六里(二十四キロ)の粟又と言うところにある。朝早く国吉原を発った二人が養老川を目の前にした時、陽はすでに天の中央にかかろうとしていた。養老川に沿って粟又に向かうだらだらとした上り坂に、朝から歩き通しの二人はさすがに疲れを感じ始めていた。
「伊三、少し休むか。」
 長田はそう言って、行く手の右側にある寺の境内へと入って行った。二人が本堂の前で手を合わせていると、小坊主が現れた。長田が
「粟又に知人を訪ねに行くところだが、少し休ませてくれぬか。」
と頼むと、少し困ったような顔をしたので、
「境内でかまわぬ。」
と言うと、無言でこっくりとうなずいた。
 ここは水月寺という禅寺である。
「長田様、その粟又と言うところはまだ遠いんですか?」
 体力に自信のある伊三だったが、朝から歩きづめで疲労しているところに、だらだらと続く上り坂に足が思うように動かなくなってきた。
「もう四半時もかからないと思うが。どうした、疲れたか?」
「へえ、こんなに歩いたのは久しぶりなもので。」
「すまんな。今日中に大多喜に帰るつもりで急いでしまったが、今日は泊まりになるかもしれんな。」
「・・・・・」
「どうした?」
「いや、なんでもねえ。」
 二人はサキが持たせてくれた弁当を食べ始めた。握り飯と梅干、それにゆでた菜の花。菜の花の食べ方はサキが長田の妻のきよから教えてもらったのだという事を聞くと、
「そうか、きよがな。」
と、長田は満足そうに菜の花を口に含んだ。
「うまいな。」
 長田のうれしそうな顔を見て伊三は思った。
(はて、これがそんなにうまいかのう。)
 自分たちよりもよっぽどうまいものを食べているだろうに、こんな野の花をゆでたものをうれしそうに食べる長田様の気が知れなかった。
 二人が、弁当を食べ終わるとさっきの小坊主が住職らしい僧を連れて境内に現れた。
 小坊主が長田と伊三の方を指さし、住職らしい僧に何か言うと、その僧はこちらを見ながら、うんうんとうなずいていたが、特に小坊主に何か言うでもなく、こちらをじっと見ているだけであった。
「伊三、迷惑をかけてはいかん。そろそろ行くか。」
 二人が僧に向かって頭を下げると、僧も頭を下げて本堂へと消えていった。

 

 それから、四半時後、、、
 伊三と長田は目指す山小屋にたどり着いた。
「確か、この小屋だと思う。ごめん!平沢殿はこちらにおられるか。ごめんくだされ。」
 小屋の前で長田が声をかけたが、返事はない。
「ここに間違いないのですか?」
 伊三に問いに
「間違いはない。確かにこの小屋のはずだ。嘉平、おらぬか。俺だ、長田だ。」
と、長田は嘉平の名を呼びながら戸を叩いたが、やはり返事はない。
「嘉平、俺だ。」
 長田は強引に戸を開けた。薄暗い小屋の中に人の気配はなかった。
「ふむ。留守の様だな。」
 長田と伊三は、主のいない小屋の中に入った。
「伊三、とりあえず、ここでやすみながら帰りを待とう。」
 そう言って、長田はごろりと横になった。そのとたん、すうすうと寝息をたてて、眠ってしまった。朝から歩き通しで疲れていたのだろう。伊三もその横にしゃがみ込み、うつらうつらと起きているような、寝ているような状態になった。
 どのくらいの時が流れたか、小屋の入口に人の気配を感じ、伊三は立ち上がった。
「誰だ?」
 小屋の入口に現れた人影が聞いた。
「伊三でございます。」
「伊三?」
 伊三は思わず名乗ったが、その人影が伊三の事を知っているはずもなかった。
「勝手に人の家に上がり込んで、そなたは盗人か。」
 影は足を引きずりながら伊三に迫ってきた。
「いや、おれは平沢様と言う方を訪ねてきたものです。」
「なに?俺が平沢だ。お前は何者だ?」
 静かだった小屋の空気の流れに長田が目を覚まし、
「伊三、どうした?」
と、体をおこすと、小屋に入ってきた人影に気づき、
「嘉平。久しぶりだな。おれだ、長田だ。」
と言った。
「ながた?」
 薄暗い小屋の中に平沢は目を細め、小屋の中の影が昔の仲間である長田だと気づくと、がっくりと膝をつき、
「な、長田。本当に長田か。」
と、長田に近づきその肩に両手をおいた。そして、二人は抱き合い、、
「生きていてよかった。」
と、長田が言うと、
「ふ、ふざけるな・・・」
と平沢は長田の頭をわしづかみにした。
「すまん。嘉平。お前を一人残して、、、でも、、、生きていてよかった。」
「おまえもな、、元気そうだな。」
 平沢は長田の頭から手を離した。
「二度会うこともないと思っていたが、訪ねてくれてうれしいぞ。」
 平沢の目には涙が浮かんでいる。
 長田は本多忠朝が万喜原の新田開発を計画し、その開墾のため新たな人手を求めている事を話し、今日訪ねてきたのは、平沢にもその仕事を手伝ってほしいためだと言った。しかし、平沢はそれには答ずにじっと長田の顔を見ているだけであった。
「嘉平、どうだ、手伝ってはくれぬか。昔のように一緒に働こうではないか。」
「昔のように?」
「そうだ、昔のようにだ。」
「断る。」
「なぜだ?」
「お前は、元の主人を討った仇のもとで働きをしていて、恥ずかしくないのか?」
「そ、それは、、、はじめは俺も本多は土岐様を滅ぼした憎い仇とは思っていたが、、」
 長田は大多喜での町作り、新田開発、治水事業など民政に力を入れ、本多忠勝は戦場では鬼の様な大将だったが、忠勝、忠朝と二代にわたり、旧土岐家の者もわけへだてなく取り立てている人情のある家だと言うことを話した。
「だめだ。俺はお前の様に昔のことを忘れることはできない。」
「忘れてはいない。それは、土岐家が滅んだのは悲しいが、、、、」
「うるさい!」
 平沢が長田の言葉をさえぎって叫んだ。伊三はビクリとした。長田は言葉を切って、平沢を見つめた。平沢は立ち上がり、不自由な足を引きずりながら狭い小屋の中を歩き回った。
「おれのこの顔を見ろ。本多の放った火に焼かれた。この足を見ろ。本多の撃った鉄砲のせいだ。」
「嘉平、、」
 長田は返す言葉がなかった。この山奥にひっそりと住み暮らしてきた理由の一つとして、その焼けただれた顔を人前にさらしたくなかったということもあろう。万喜落城から二十年近く、不自由な体でこの山奥に暮らしてきた日々は想像以上に辛いものであったろう。
 長田はそれ以上、平沢に本多家への仕官を勧めることはできなかった。長田が黙っていると、平沢はつぶやいた。
「いまさら、サムライが百姓の真似などできるか。」
「?」
 長田は思った。
(嘉平は勘違いをしているようだ。)
 長田は平沢に新田開発の仕事を手伝ってもらいたいということは、なにも土いじりをしろと言うことではなく、新田開発の監督の手助けをしてほしいのだと言った。
「ふっ。」
と、平沢は力なく笑った。
 薄暗い小屋の中で、二人はしばらく黙りこんでいたが、平沢は伊三がいることにあらためて気づいたように言った。
「それにしても、長田。随分と出世したもんだな。」
「出世?」
「ああ、こんな家来を連れてくるとはな。えらい強そうな家来ではないか。」
 長田はがっちりとした体つきの伊三をちらりと見た。
「こいつは家来などと言うものではない。国吉原の百姓だ。ちょいととぼけたところがあるが、よく働くやつでな、殿様にも可愛がられている。」
「殿さまに可愛がられている?そうか、、、」
 平沢はこんな百姓を忠朝が可愛がっていると言うことに少なからず驚きを覚えた。
「まあ、今すぐに本多に仕えることを決めろとは言わん。行元寺の定賢様からお前の事を聞き、今日会えたことだけでも良かったと思う。」
「そうだな。ところで、これからどうするんだ?大多喜に帰るのか?」
 陽はすでに山の向こうに隠れていて、養老川の渓谷は薄暗くなり始めている。
「もう暗くなり始めている。今日は帰るのは無理だろう。迷惑でなければ、今晩はここへ泊めてもらいたい。」
「俺は構わぬが。」
と言った平沢の顔は少し嬉しそうに見えた。その夜、長田と伊三は平沢の小屋に泊まることになった。長田が持参した酒を酌み交わし、二人は昔の思い出話に夜遅くまで語り合った。

 

 翌朝。
 伊三が目覚めると、長田の姿はなく、平沢がごそごそと出かける支度をしていた。
「平沢様、おはようございます。」
「おお、やっと起きたか。家来が主人より遅くまで寝ているとはな。」
「も、申し訳ないことで、、、」
「長田なら、河原に行っている。お前も川で顔でも洗ってこい。」
「へえ。」
 伊三が河原に降りていくと、そこに長田はいた。刀に手をかけ、じっと虚空をにらみつけていた。その気迫に伊三は立ちすくみ、声をかけることができなかった。
「やあ。」
 長田は刀を抜くと、目の前の空気を切りさいた。振り下ろした刀を、振り向きざまに構えなおし、ゆっくりと三歩前に進み再び空気を斬った。繰り返し、刀お振り下ろす姿が伊三には目に見えない敵と戦っているように思えた。
 刀を鞘に納めると長田は茫然としている伊三に気がついた。
「伊三、起きたか。」
「お、おはようございます。」
 普段はやさしげな長田が鬼の様な気迫で刀を振る姿に伊三は、なにか近寄りがたいものを感じ、一歩も動くことができなかった。
「どうした伊三。」
「い、いや、いつもの長田様と違う人みてえで、おっかなくって。」
「そうか?毎朝のならいだ。」
 長田が伊三の方に近づくと、伊三は後ずさりをした。
「どうした、伊三。何故逃げる。」
 伊三はいつもと違う長田の気迫に押されて思わず身をひいてしまった。命がけの心をこめて真剣をふるっていたため、自分では気がつかないが、長田の体からは殺気が抜けきっていない。
 肩をすくめる伊三に背を向けて、長田は川に向かい、川の淵でしゃがみ込むとじゃぶじゃぶと顔を洗い始めた。伊三は恐る恐る長田の隣にしゃがみ込み、同じ様に顔を洗った。
「ぷはあああ。」
 長田は大きく息をふきだし、
「どうだ、気持ちよかろう。」
と、顔を洗っている伊三の肩をつかんだ。伊三はビクリとして、長田の顔を見た。いつものおだやかな長田に戻っている。
「それに、どうだ、この滝は。ちょいと寒いが、夏に来たら気持ち良いだろうな。」
 二人は房総最大の滝をしばらく見入っていた。

 小屋に戻ると平沢の姿はなかった。
「どこへいったのか?」
 長田は平沢を探そうと小屋から出ると森の中から一筋の煙が上がっているのを見つけた。
「あれは何だ?のろしか?」
 長田と伊三は、緊張しながら煙に向かって森の中に入って行くと、煙の小さな小屋からもうもうとたち上っている。その小屋の前で杖をついて背を向けて立っているは平沢だろう。
「嘉平。」
 呼ばれて振り向いた平沢のやけどの痕が残る顔はうっすらと黒ずんでいる。その不気味な表情に長田はぞっとした。
「どうしたんだ、その顔は?」
 長田が聞くと、
「炭を焼いているところだ。」
と、平沢は答えた。平沢は粟又の山の中のこの小屋で炭を焼き、その炭と交換に近在の猟師から日々の食べ物を手に入れて暮らしているのだという。長田は思わず噴き出した。


「ふふふ、嘉平。サムライが百姓などできるかと言いながら、炭焼きとはな。」
「な、何を言う。炭焼きとて生きていくうえでは大切な仕事だ。」
 平沢の言葉に伊三は言い返した。
「百姓とて、立派な仕事だ。」
 珍しく伊三はむきになって、平沢を睨みつけた。ぼうっとした印象の伊三が目を吊り上げているので、平沢はたじろいだ。
「ま、まあな。俺は、別に伊三の仕事をさげすんだわけではないが。気を悪くしたか。すまん。」
と、平沢は頭をさげた。
「あ、いや。平沢様、そんな事なさらんでくだせえ。」
 思わず声を荒げた伊三が、今度は恐縮すると長田が声をあげて笑った。平沢もつられて笑い出した。
「長田。良い家来を持ったな。うらやましい。うらやましい。」
「家来ではないと言うに。」
 再び二人は笑い出した。その平沢の笑顔を見て伊三は思った。
(おや、平沢様はいいお顔をしてなさる。やけどがなければ立派なお顔だちだ。)
 美男子、、とは言い難いが、確かに太い鼻筋と大きな光る目だまの平沢の顔はやけどがなければ精悍に見えるだろう。髷と着物を整えた平沢の武者姿を伊三は想像した。
 長田は再度、忠朝に会う事を勧めたがついに平沢は首を縦には降らなかった。
「残念だ。しかし会えてよかった。いづれにしても達者でな。また参る。」
 長田と伊三は平沢をひとり残し、大多喜への帰途についた。しばらく歩いて振り向くと、見送る平沢が手を振り叫んだ。
「長田ああ、また来いよ。伊三もなああ、、待ってるぞ。」
 大多喜には行きたくないが、平沢は長田と伊三に会えたことがうれしかったようだ。

まだまだ 続く

*挿入の画像は、大多喜町HP養老渓谷ふる里を守る会(炭焼き)よりお借りしました。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
剣客商売・・・(*o☆)\バキッ! (ジャンヌ)
2011-05-17 20:44:46
久我原さん、今回は池波正太郎原作『剣客商売』のようなタッチではありませぬか?
長田氏が藤田まことさんだったら・・・と、・・・(*o☆)\バキッ!


炭焼きが出てきましたね!
この頃、養老渓谷や大多喜の山で作った炭が、江戸の町を支えていたとか!
現在、養老渓谷ふる里を守る会では、昔ながらの炭焼き復活に取り組んでいます。
なかなかいいお話です。

炭焼きって、「武士」的な、孤独と忍耐を感じます。 ってか? 
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光栄です!! (久我原)
2011-05-17 23:51:30
ジャンヌさん、今回は写真を挿入していただき、イメージアップです。いよっ、名編集長!

それにしても、長田が剣の使い手とは、僕も知りませんでした。(うそつけ)

池波正太郎先生のようなタッチというのは最高の褒め言葉です。ありがとうございます。(でも、ちょっとパクリのような気がしないでもありませんが、、、)
実は最近知ったのですが、小野は一刀流の開祖となった小野忠明と言う人は一時万喜城の土岐氏に仕えていたことがあるようです。時代もちょうどぴったりなので、長田は若いころ小野忠明と剣の修業をしていたのかもしれません。

炭焼きの話は苦慮するところです。炭焼きについては全く知識がないので、話に乗せておいて、さてどうなることやら、、、
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Unknown (倭音)
2011-05-18 13:04:23
はじめまして...

これまでのお話をクリックしたら...
あらすじではなく、1話~27話まで出てきたのには正直驚きました...

そういえば、道路で、昔、炭を買って来たのを思い出しました。

こんなに昔から、炭が作られていたのと...
実は、備長炭のブームで最近はじめたものかと思いながら 買って来ていた自分が...
はずかしぃなぁ...と...

粟又の滝に行くと、私はいつでも静寂の中で
何かしらの力を感じます...荘厳な...

伊三と同じような感覚だったのかもしれない
...とふと思いました。


返信する
今までのお話・・・ (ジャンヌ)
2011-05-18 21:18:59
倭音さん、こちらでははじめまして(●^o^●)

たしかに! 「今までのお話」と来れば、普通は「あらすじ」ですね~小お~野の~・・・ぎゃはは・・・!!(^Q^)/^

でも、これまでのことをあらすじで書けるほどの才覚のない、久我原さんの担当編集者ですので、28話を戻って読んでください。

順番にプリントできればいいですね


久我原さん、
小野次郎右衛門忠明の説明板が万木城の展望台にあります。http://blog-imgs-17-origin.fc2.com/y/o/s/yosida4129/manngijyou4.jpg
これからの展開が
返信する
これまでのお話(一覧) (ジャンヌ)
2011-05-18 21:45:12
これなら携帯電話でも見れますね(●^o^●)

第1話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/0d06fe1d8f66a90844697497479fa30c

第2話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/70061065d65b575afeadefd69433ec06

第3話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/dc3bc29ecbf38cdefad1834bd42fb389

第4話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/ec0726c11bc217749af0630c37ee7ef9

第5話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/e3d972af7a8bfabfa70cfffdfaae4630

第6話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/b485142308ed438bbb5178a40f8284c7

第7話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/f874be0eb9fcd6da220768528c6c7a0a

第8話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/c6abafa612deae8ef492b9b3c656533a

第9話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/b74d8f931e53977ba508adc8ae91784f

第10話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/84add0fac9f65124e44d5234056ce7f3

第11話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/167548bd73e9cf4a7b748263071771af

第12話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/09b7b46442b1bd1e9cbd99ae63616c80

第13話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/9ddb51b822e0432ba9816b65889f54da

第14話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/b983d180f3ee9c964bad5666b54dd095

第15話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/2e00f8d957ea54b0a9e43bd9b34ede47

第16話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/ff18d0d9bf9cbad2d9b5b02e69275d87

第17話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/607bba0bde467181178d7f66e41b7c20

第18話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/a33c3e8e19d83eea5db980507caf27d4

第19話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/976ad1c3a1793121d2ce0870a8b6eb1a

第20話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/c212327e4a5ba6a21a5828994b398df2

第2部
第21話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/2fd92a014fb2d6b51a2c814895b052a8

第22話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/fdd196d19303508d817198d15411fa10

第23話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/219ddded3b1a7b31e2bf72bb5428e3ae

第24話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/b087d02e2d76f94461be6c852f120a1b

第25話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/2a85178b6ccd18a73d737f4e2d171818

第26話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/5f9080ce129d7a85d595295c4650e191

第27話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/4f6f7691bb006be6f28af7ee576fce40

第28話http://blog.goo.ne.jp/otakikankou/e/9362391211158f2ce601262f4cd1a40b
返信する
土岐氏にも光を! (鍋之助)
2011-05-21 18:17:24
久我原様、皆様、お久しぶりです。

「忠朝と伊三」はいろいろな身分の登場人物が増え、物語に幅が出てきたように思えます。
武将だけでなく、伊三をはじめとした市井の人々の暮らしぶりが想像出来て、これもまた楽しみです。
また、土岐氏の話も出てきて興味を惹かれます。勝者がいれば必ず敗者もいる。
とかく戦いの歴史は勝者のみに光が当たり、敗者の歴史にあまり光が射す事はありません。
しかし時代が流れ、ここにきて関ケ原の石田三成や真田幸村等のような敗軍の将の活躍にも光が差してきて、
見直しの気運が高まっています。敗者から見ればまったく違った歴史になります。そんな事をふと思いました。

普段は本多忠勝!忠朝!と騒いでますが、里見氏や正木氏、武田氏等々、大多喜、いすみ地域の
戦国を駆け抜けた武将こそ、本筋なんですよね。本多忠勝公移封以前の武将の歴史にも興味惹かれます。
機会があれば描いてみたいです。どなたかお詳しい方、いらっしゃいませんか?
どんどんマニアックでディープな世界へと入っていきそうですが・・・。
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大多喜城物語にて (ジャンヌ)
2011-05-22 02:16:17
久我原さんに教えていただいて、初めて知る故郷の歴史です(汗)

先日大多喜に行った時、親戚の家から借りた「大多喜城物語」で小野次郎右衛門忠明を確認いたしました。
彼が万喜城に仕え、その剣豪ぶりを発揮して名を馳せたことによって上総万喜城は剣豪小説などの舞台として登場しているそうです。
ちょっとしたきっかけで調べてみるのが楽しくなって来ました。

「大多喜城物語」を所有したい願望が湧き、ネットでやっと1冊見つけました。
5,500円+送料・・・いやはや、貴重な本となっておりました(~o~) もちろん、即買い。

お手元にお持ちの方は大切にしてくださいね。


また、ロドリゴ一行を助けたことについては、「鎖国政策がとられなかったらなら、上総岩和田海岸と大多喜はいち早く西洋への国際舞台の発祥の地として謳歌されたであろう」

「岩和田の地に日西墨交通発祥記念碑が建てられたのはようやく昭和3年10月1日のことであった。遅ればせながらわれわれは、日本人がはじめて太平洋を横断して勇躍西洋へ雄飛するに至った発祥の地であることに意義を新たにせねばなるまい」と書かれています。

久我原さんが妄想、妄想とおっしゃいますが、コメディタッチで描いてくださっているからこそ、また、鍋之助さんのイラストが素敵で、奥村さんの人形で身近になり、私のような者にも歴史に興味が持てるのです。

みなさん、ありがとうございます\(^o^)/ 
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