都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

本年度の 都立高専 中小企業家経営塾 の 講義 が 始まりました。 第1講は 西居製作所 西居徳和 氏 に 講義をしていただきました。

2016年11月02日 | Weblog
 本年度の 都立高専 中小企業家経営塾 の 講義 が
 10月14日(金)から始まりました。  
 
 第一講は、
 国内 と タイ現地法人 を 結び、
 リフレクター、カメラ部品、自動車部品 の 金型設計/製作、精密プレス加工を手掛ける
 
 西居製作所 の 代表取締役 西居徳和 氏 に、講義をしていただきました。
  http://shuchi.php.co.jp/article/423  (中段より) 
 
 三代目となる 西居徳和 氏 ですが
 事業継承の直後に、先代の経営者が亡くなっています。
 
 事業継承とは、
 それまでの事業基盤、社員とその技術力と共に
 債務(銀行借入)を引き受け、事業の構造転換を進めること
 
 海外進出については、中国での試行錯誤の経験があったとはいえ
 先代の経営者が、亡くなる直前に
 ほとんど、勢いで決めた タイへの進出を決めることになり
 
 それに、どのように対応してきたのか?
 
 リーマンショック、
 タイでの洪水、また、現地の市場環境の違いなどに
 どのように柔軟に対応し、会社を変えいてったのか
 また、それができる体制をつくっていったのか?  など
 
 現在の会社に入る前の学生時代の経験などを含めて、お話しいただきました。
 
 タイヘの進出に伴い、自らの主導権と経営責任を明確にしつつ
 技術レベルの高い同業のメーカーとの共同の取り組みを進めたこと
 
 現地での、自動車部品(用金型) へ取り組みを通して
 品質や生産管理の考え方が深化していったことが、印象に残ります。
 
 また、現地法人トップ は、
 西居徳和 氏 の 弟 の 専務 西居広和 氏が務め、両輪の経営をされていますが
 現地の方と結婚され、本当に、現地に骨を埋めることになっています。
 
 西居徳和 氏は、現地を訪れるたびに、
 何かの事故があった場合を考えて、確認されているそうです。
 (もし、何かの事故などで亡くなった場合の埋葬は現地で……)
 
 グローバルな主体が、
 経営の価値観を共有し、国境を超えて対等な協力を進めていく
 新しい時代の始まりの感じます。
 
 
 以下、当日の画像をご案内させていただきます。
 
 クリックすると、画像が大きくなります。
 
 
 
 開講の挨拶をする 株式会社 京浜工業所 内田亨 氏 (中小企業家経営塾 塾長 / 右)
 
   
 株式会社 西居製作所 代表取締役 西居徳和 氏 / 右の画像には タイ洪水被害 の 様子 も
 
 
 講義を聞く学生
 
  
 講義の後のグループ討論
 
 
  
グローバルコミッション 田中基茂
東京都大田区山王 2-3-3 6F
TEL 5746-3041 FAX 5746-3081
gc-t@ac.auone-net.jp