バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

飯坂線で飯坂温泉

2022-11-30 13:23:22 | 鉄道
槻木駅から東北本線に乗車
平日の昼近くでも結構な乗車率だ
仙台福島間は利用客が多いのだろう車両はオールロングシートだ

12時半頃福島駅到着
カツ丼とミニ蕎麦のセットを食べてから飯坂線乗り場へ
隣のホームには四季島が停車していた



飯坂温泉駅までは20分くらいなので前面展望席で立ち見
途中やたら第4種踏切が多い区間があった
何と道路と家の玄関の間に線路があるのだ
こんな光景はとても珍しいがこれに全部警報器を付けたらかなりうるさいだろう



伊東と言えばはとや♪
飯坂温泉と言えば聚楽ヨ~ン
賑やかな温泉街のイメージがある
しかし摺上川沿いに建ち並ぶホテルのいくつかは廃業したらしくボロボロになった障子やカーテンが窓越しに見える
バブル崩壊後団体旅行が激減し最近ではコロナが追い打ちをかけていくつかの大型ホテルが倒産して放置されている
これは鬼怒川温泉とかでも同じことの様だ
小回りの利くホテルや旅館はいち早く家族や個人旅行に舵をきってそれなりに宿泊客を獲得し業績をあげている
滅びた恐竜と生き延びた小型哺乳類のようなもので何につけても軽快なフットワークは大切だ





福島駅に戻り16時16分のつばさで帰路に着く
松本到着直前で前の電車が鹿と衝突して30分の遅延だ
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阿武隈急行に乗る

2022-11-29 13:47:47 | 鉄道
福島駅からは阿武隈急行と福島交通飯坂線が同じホームから出ている
今日はその両方の路線に乗る予定だ
先ずは阿武隈急行
旧国鉄から第三セクターに移管され昭和63年に福島と槻木(つきのき)間全線開通したものの東日本大震災や台風被害に遭遇
それでも復活し続けた討たれ強い路線でコロナ禍以前は黒字計上もしていたという





9時28分富野行きはガラガラだ
福島駅からしばらくは盛り土の上に敷設された線路上を走るので眺めがよく気持ちよい
約30分乗って梁川駅で途中下車し駅周辺をぶらり
だだっ広い駅前広場の横に「オトナのライブハウス百萬馬力」という風変わりな建物が目に付く以外は何もない所だ
要するに「何もないがある」町だ
ちょっと気になったのが駅待合室一角にあった蕎麦屋「なかむら」
ちょうど準備中で蕎麦を打っているところだろう蕎麦粉の良い香りが漂ってきた
開店は11時半ということでまだ先なので残念ながら食べることはできない



梁川から丸森辺りまでは阿武隈川をその先は田園風景を眺めながら走り槻木駅に至る
この日の阿武隈川は昨日の雨で濁っていたし刈り取られた田園は薄茶色で紅葉も終わり
中途半端なこの季節の景色はイマイチだ
新緑、盛夏、紅葉の季節に乗りたいものだ
雪景色も良いだろうがこの辺りの降雪量は少ないか?





梁川から約40分で槻木駅到着
ここでJR東北本線に乗り換えて福島駅に戻り次は福島交通飯坂線に乗る予定だ
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秘境駅ランキング第14位の峠駅

2022-11-28 13:33:43 | 鉄道
昨夜は宿泊した米沢の居酒屋で一杯
カウンターで隣に居合わせた方は撮り鉄さん
只見線をよく撮るそうで
10月に全面復旧してから平日でも乗客はすし詰めに近い満員だったと言っていた
11月から臨時便と車両を増やしたそうだ
ブームが一段落したら乗りに行こう

米沢発7時18分の奥羽本線福島行はそこそこ乗客がいた
次の関根駅を過ぎると板谷峠に向けて徐々に高度を上げていくのが車窓風景からよく分かる
17分の乗車で峠駅に降り立つ
乗ってきた電車が走り去ると私一人がポツンとホームに取り残された
200メートルあると言われている巨大スノーシェッドに囲まれた構内には風が不気味な音を立てる
あちこち写真を撮っていると突然構内踏切の警笛音が鳴り響き下りの新幹線つばさが轟音とともに走り抜けていく
なかなかシュールだ







スイッチバックの線路跡が残るスノーシェッドの外に出るとネットで見覚えのある峠の力餅屋の看板が目に入る
駅ホームで力餅の立ち売りしているという情報だったがこの日はお目にかかることができなかった
旧駅ホームはこの近くにあったということだが面影はほとんどない



力餅の店は朝から営業しているという情報だったが寄っている時間はない
福島と米沢間の各駅停車のダイヤは超薄くこれから乗る8時26分のを逃すと次の福島行は18時01分だ
ホーム上に設置された待合室にはタクシー数社の連絡先が時刻表の下に張られていた
乗り遅れたらタクシーを使うしかないのだ

峠駅前後の大沢駅、板谷駅もかつてはスノーシェッドのあるスイッチバック駅だった
その遺構は車窓から見るだけだったがこちらも訪れてみたいものだ
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フラワー長井線その3:荒砥でぶらり

2022-11-27 07:47:52 | 鉄道
沿線で最も人口の多い長井駅からは貸し切り状態
一つ先の羽前成田駅も国登録有形文化財なので当初下車する予定だったが雨が結構降ってきたので中止
白兎、蚕桑、鮎貝などと生き物ネームの駅を過ぎると間もなく最上川橋梁だ
明治20年に東海道線の木曽川に架けられていたものを大正12年にここに移設したもので100年を超える歴史を刻んだ名橋梁だ
渡り切るとすぐに終点荒砥駅に到着
14時05分



ここの駅舎は公民館が併設されているのでなかなか立派なものだ
小さいながら資料館、ギャラリー、土産物コーナーもある
ラーメンが諦められず駅窓口とここを委託管理されている嘱託おじさんに聞いてみた
近くに食堂はないが駅まで出前をしている店はあるということだ
しかしそれも2時までなので時間切れ
おじさん、白鷹町の広報を開いて生まれてくる人数より死亡者の方がはるかに多いと人口減を嘆いていた
自販機のコーンスープと非常食のガーリックパンで小腹を満たす





橋梁の写真を撮りに行ったり駅周辺をぶらり探訪
今はここが終点だが計画では山形駅から寒河江方面への左沢線と繋げるということだったらしくその遺構もある
15時51分の赤湯行に乗る
乗客は他に親子が一組だ



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フラワー長井線その2:西大塚駅で途中下車

2022-11-26 09:02:33 | 鉄道
山形県の県花でもある紅花に埋め尽くされたラッピング車
このYR-880形という車両は長井線専用に製造されたそうだ
「新潟鉄工所・昭和63年」のプレートが付いている
新幹線からの乗り継ぎ客数人を乗せて12時25分発車



赤湯から5つ目の西大塚駅で途中下車
この趣ある駅舎はこの先の羽前成田駅舎とともに国の登録有形文化財となっている
建物財産表には大正2年8月の表記があった
駅ノートも置いてあり鉄道ファンも時々訪れるのだろう





30数分ほどの待ち時間の間駅舎の写真を撮ったり周辺を散策
あちこちの家の庭木にはすでに雪囲いがされているがこれがすごい
幅10センチくらいの板や丸木でガッツリ囲んである
兼六園などの見た目重視の雪囲いと違って実用本位だ
この辺りの積雪量はかなり多いのだろう

駅近くには熊出没注意の看板が出ていた
雨がぽつりぽつりと落ちてきた
         続く・・・


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フラワー長井線その1:昼飯難民となる

2022-11-25 19:17:06 | 鉄道
平田駅の駐車場に車を置き6時9分の電車に飛び乗る
松本、長野、大宮と乗り換えて山形の赤湯駅に降り立ったのは11時14分
駅のホームでは何杯かのラーメンが染め抜かれた横幕がお出迎え
南陽市にはラーメン課というのがあるそうで
どうやらこれで地域の活性化を目論んでいるようだ



新幹線停車駅とはいえ乗り降りする人は少ない
駅舎は新幹線開業時に建て替えられて景観デザイン賞などいくつか受賞したようだ
近代的デザインは周りから浮いてるようで温泉の玄関口としてはあまり感心しない
赤湯温泉はその名からして鉄分を含んだ泉質だろうか?
行ってみたい気もする




ラーメンが食いたい!
昼飯時なので駅周囲をぶらぶらしながら食堂を探したが見当たらない
ネット情報に頼ったが時間的に無理な距離なので諦め
結局駅の待合室で朝飯余りのおにぎりをちっちゃな子供に見つめられながら胃袋の片隅に収納

ラーメンの横幕を尻目にフラワー長井線のホームへ
もともとJRの路線だったので新幹線ホームのお隣
12時25分の出発だ
           続く・・・
コメント (3)
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