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バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩・鉄道・旅など雑多な日記
  

駅前食堂:安曇野ブルワリー

2025-04-04 11:06:20 | 昭和食堂

穂高駅ロータリー脇にある地ビールが飲める店。カキフライと塩豆をつまみにペールエールいただいて魚のあら汁付スパイシーカレーで〆。メニューも結構あり魚系の定食も気になったが、多分何を食べても旨いだろう。「リゾートビューふるさと」のお昼の弁当がネットで注文できるそうだ。

「鉄道で巡る信州酒蔵スタンプラリー」というイベントの加盟店だったので応募用紙にスタンプを押してもらった。抽選で日本酒やワイン、ビールなどが当たるそうだ。


駅前食堂:三好屋食堂

2025-03-27 23:01:35 | 昭和食堂

 再開発という名の破壊から辛うじて逃れられた篠ノ井線明科駅近くの三好屋食堂。暖簾が出ているだけで店の名前も出ていないので、知らないとここが食堂とは気が付かないだろう。摺りガラスの窓越しに並べられた食器類が辛うじて食堂の証となっている。参政党から共産党、自民党、幸福実現党まで壁に貼られた政党ポスターは、節操がないわけでなく頼まれれば断らないという店主の気前良さだろう。

 昼のピークも過ぎた時間に入店すると他に客はいなく朝ドラの再放送が流れていた。手書きのメニュー表の価格設定を見ると、ここ何年も据え置きだろうという感じで嬉しくなる。とりあえずビールとモツ煮を注文。モツ煮は意外にも鳥モツでレバー、砂肝、鳥皮がこんにゃく玉ねぎなどと煮込まれていてこれはこれで旨くビールによく合う。〆を何にしようか?ラーメンもカレーもチャーハンも600円だ。司馬遼太郎は取材先では味に外れが少ないということでよくカレーを食べたそうだが一理ある。で、ここはカレーを注文。今ではすっかりお目にかかれなくなったアルミの型取り器で盛られたライスに昭和を感じる。意外といっては失礼だが辛みもちょうどよくとても旨かった。

 食後は強風と黄砂舞う中を大糸線穂高駅まで約6キロの駅間ウォークで腹ごなしだ。まだ3月だというのに暑い日だった。

 

 


駅前食堂:キッチンきこり

2025-03-22 22:44:14 | 昭和食堂

 「キッチンきこり」何となく洋食屋のような店名だがこてこての昭和食堂で大糸線北松本駅の脇にある。店の佇まいからして半世紀近く営業している感じだが入ったのは今回が初めて。土曜日のせいか他に客はいなく初老夫婦が暇そうにしていた。メニューはごく一般的な食堂メニューで表の裏側は英語表記になっていた。近くにゲストハウスでもあって外人も来るのだろうか?カツカレーを注文して店内をじっくり眺める。壁には御嶽海の飲酒運転根絶ポスターなどいろいろなものが張られていて典型的な昭和食堂だ。ピンクと白のチェックのテーブルクロスが雰囲気をさらに盛り上げる。

 カツカレーのご飯は少なめにしてもらったが普通の量くらいあった。これだと普通盛とか大盛はどのくらいになるのだろうか?カレーはおいしかったが御飯が少し柔らかいのとルーが少なかったのはちょっと残念だったけれど、食後のコーヒーサービスはありがたかった。

 


松本でソース焼きそば一筋60数年:たけしや

2025-03-16 00:34:48 | 昭和食堂

 創業60年以上でソース焼きそば一筋の「たけしや」に入ったのは、久住昌之氏が宇都宮の激渋焼きそば専門店のソース焼きそば礼賛のエッセイを読んだからだ。たけしやに来たのは何年ぶりだろうか?だいぶ前にリニューアルされて店内はおひとり様に優しいレイアウトになっているのがうれしい。焼きそばは加える具材と量で値段が変わるがキャベツ焼きそば並み500円からで、今日は少し奮発して肉野菜焼きそば950円とキリンラガー中瓶を注文。焼きそばの出てくるのが早いのはソース焼きそば一本に特化しているからで、この店独特の太麺にしっかり絡んだ甘辛酸っぱいソース味が旨く、口中に以前食べた時の記憶が蘇がえり幸せホルモン放出だ。卓上には紅ショウガ、ふりかけ、七味、ニンニク酢、ソースが置いてあり追いソースで味変。並みでも自腹満足「いただきました」・・・(松本地方では「ごちそうさまでした」のことをこう言うのだ)

 この店のあるところは西堀という、かつては花街であり飲み屋も多く隣にはセントラル座という映画館もあった。映画館は大きな介護付有料老人ホームになってしまったが、昔からある怪しい飲み屋の集まった有形文化財並みの木造建物は健在だ。


茅野さんぽと食事処やまと

2025-03-13 18:08:22 | 昭和食堂

 丁寧に下ごしらえされたモツは程よい柔らかさで味付けも濃くなく余計な具材も入っていないのが潔く、ビールのあてによく合う。店内はその大きな外観に似合わず大小のテーブル2席と小上がり3席とこじんまりしているが、二階では宴会もできるようだ。メニューは丼物、定食、麺類などの王道系。ここ茅野市の「食事処やまと」はいかにも昭和の食堂で先客のテーブルでは作業員風の男性4人が旨そうにトンカツなどを食べていて、若い女子は寄せ付けないような雰囲気がうれしい店だ。追加の肉野菜炒めも味付けが濃すぎずおいしくいただけた。

 店の近くには「発酵パーク」と冠された味噌工場があり、工場見学ができるようなので歴史の詰まった味噌蔵や機械類を興味深く見学させてもらった。蔵の奥には御柱博物館、貧乏神神社なんてのもあり、土産コーナーやカフェコーナーも併設されていてちょっとした観光コースらしくバスの団体客もいた。また味噌作りの体験もできるようで親子連れが熱心に味噌玉を丸めていた。

 道路を挟んだ向かいには寒天蔵という大きな蔵があったが、これは養蚕が下火になった岡谷の繭蔵を移築して寒天用に利用したものでこの辺りに4棟あったという。こういった思いがけない見どころに出会えるのも街歩きの楽しみである。そのあとは徒歩10数分の御柱の木落坂まで足を延ばして一休み。次回御柱は2028年だそうだ。坂のすぐ下を特急あずさが走り去っていった。


信州諏訪みそカツ丼

2025-03-10 19:29:10 | 昭和食堂

 味噌カツといえば名古屋、八丁味噌ベースのアレが思い浮かぶがここのはちょっと違う。信州味噌を使ったタレを纏ったロースカツ丼で、しょっぱ過ぎず甘すぎず出しゃばらずに優しい味噌味がカツの旨味を引き立ててくれる絶品だ。半透明のフレーク状のものが下に散らしてあるがこれは諏訪盆地特産の寒天で、味も触感も主役の邪魔をしなくビジュアルを引き立てる名脇役といったところか。とにかく見た目、味ともに唯一無二の味噌カツ丼だと思う。

 入り口は初めてだとちょっと入るのをためらうような造りだが、ドアを開けると中は結構広くカウンターもある。注文は今時のQRコードを読み込むシステムになっていてメニューもいろいろあり全部旨そうで悩む。居酒屋メニューもあり奥のテーブルではおっちゃん達が旨そうに一杯やっていた。

 それにしても最近トンカツ食べすぎか(^^;


高橋食堂のカツ丼ソース味

2025-03-08 19:31:16 | 昭和食堂

 そんなにしょっちゅうではないけれどたま~に食べたくなるものがある。その一つがここ高橋食堂のソース味カツ丼だ。いわゆる普通のソースカツ丼と違うのは卵とじカツ丼のソース味バージョンで、ここでしか食べることができない独特の旨さがある。店内に入るとカレーの匂いに一瞬誘惑されそうになるがここはカツ丼一択、カレーライスもキッチン南海に負けず劣らず旨いのである。カツ丼には大、中、小とあるが小でも一般的な量より若干少ないくらいなので自分には十分だ。

 食後はお約束の想雲堂でコーヒー時間。ベイクドチーズケーキ追加(^^)。店主からユーチューバーの「みのミュージック」というのが面白いという情報を得たので観てみよう。  

 

 


まとい食堂と楽茶

2025-03-07 16:17:26 | 昭和食堂

 バスと電車を乗り継いできたのは温泉に入った後に旨いビールを飲もうという魂胆からだ。大和温泉から歩いて7,8分の所にあった「まとい食堂」は昭和の食堂そのもの。ここら辺では人気店らしくて12時40分頃でも外には2人のお客さんが順番待ちをしていた。前の青年がメニュー表を渡してくれたので見ると結構な品数があって悩む。常連客らしいいその東南アジア系の好青年にお薦めを聞いたところ「アベック丼」というのを教えてくれた。とんかつ+エビフライの乗った丼だそうで今となっては死語に近いネーミングが店の歴史を物語る。

 15分ほどで感じの良いお姉さんにカウンターへ案内されてとりあえずビール。アベック丼も魅力だが先日とんかつ食べたばかりなので、家では絶対食卓に上がらないしビールのつまみにもなるニラレバ定食を注文。先の好青年が右隣のカウンターだったので大盛りのアベック丼の写真を撮らせてもらったがボリュームがあってなかなか旨そうだ。左隣のおじさんをチラ見すると野菜炒めにビールとカレーライスという組み合わせでこれも旨そうだった。やはり人気店らしくレバーたっぷりのニラレバは今まで食べた中でも(そんなに回数は多くないが)1,2を争う旨さで、店が家の近くだったら全メニューを制覇したいと思ってしまう。「アベック丼うまい!」と書かれたオリラジ藤森慎吾さんのサイン色紙が壁に飾られていた。

 食後は八剱神社近くの元鉄工所をリノベーションしたという、壁が本で埋め尽くされた喫茶店「楽茶」へ。興味深い本もたくさんあり店主の多方面への好奇心が伺える。他にお客さんはいなく、座敷机エリアに陣取りつげ義春の漫画を見ながらコーヒー時間を過ごす。会計時に店主が「お客さん前にもきたことありますよね」「よく覚えていますねぇ」「ええ、そのデイパックに見覚えがあります」ケルティの枇杷色のティアドロップ型のだ。話の内容や顔より印象深かったのかな。まったりできる喫茶店です。


岡谷の「はま善」

2025-03-02 20:00:45 | 昭和食堂

 グーグルマップに「食堂」と入れれば瞬時に周辺の情報が表示される。そんな機能に頼らなければ絶対に行くことのなかった食堂は岡谷の「はま善」。昭和風店構えからして期待が持てる。店名由来は先代が浜崎善一とでもいう名前だったのだろうか?とにかくそろりと引き戸を開けてみる。

 小上がり3席にテーブル2席とこじんまりしているがメニューは結構いろいろある。中でも特にとんかつ系が人気あるようなのでその定食を注文。出てきたのは厚さ2センチはあろうかと思われるロースかつ。旨くて食べ応え十分でこれが1050円とコスパが良いのはワンオペで人件費と家賃が価格に反映されていからなのだろう。次に来た時には何を食べようか?


小波食堂

2025-02-06 21:13:20 | 昭和食堂

美術館でロートレック展を観て昼飯は以前から気になっていた小波食堂へ。初めて入る店のドアを開ける時にはちょっと緊張する。井之頭五郎さんの気分だ。

引き戸を開けて目に飛び込んだのは昭和の食堂風景、これはいい! コの字カウンターにはおじさんが一人ラーメンをすすってる。反側の席に座ると感じの良いおばさんが「いらっしゃい」 ご主人と二人でやっているようで営業時間も11時~18時。早速ホルモンと瓶ビール中とキムチを注文。旨い!呑み終わってからラーメンで〆ておおいに満足。

写真撮影をお願いすると結構撮っていくお客さんがいるとのことでリピーター確実の店でした。