バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

北海道旅:網走の夜

2024-08-22 08:01:20 | 

網走の駅前は大手ホテルが2棟と店が少しあるだけで繁華街は5~600メートルくらい離れた所にある

その近くのホテルに投宿し先ずは洗濯

衣類は翌日には乾くように速乾性のものを最低限しか持ってきていない

 

一休みしてから居酒屋探訪

古びたアーケード街のあちこちシャッターが下りているのはお盆のせいか閉店しているのかわからないが多分後者だろう

飲み屋はその一角に集中しているが居酒屋はそんなに多くはない

直観的に居酒屋難民になることは予想がついてまさにビンゴ

さてどうしたものか?

居酒屋の並びにあったギネスバーを覗くと客は一人もおらずマスターがカウンターの中で暇そうにしている

店の前のメニュー看板を見るとよだれどり塩ラーメンとか焼きそばとか丸くないたこ焼きなどが並んでる

とりあえずビールが飲めて飯が食えれば良いと入店

よだれどりをつまみにクリーミーな泡のギネスでのどを潤す

マスターが言うには観光客の数に比べて居酒屋が少なくやはり居酒屋難民が多いそうだ

そして雑談の中で驚いたことに松本のアイリッシュバー「オールドロック」の名前が出たことだ

なんでもそこのマスターは以前北海道に住んでいて友達だったと言っていた

世間は狭い

そのうちに地元の40代ご夫婦や青年も来て雑談

網走ビール館の地ビールと焼きそばで締めくくり

海鮮にはありつけなかったが想い出になる網走の夜だった

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北海道旅:網走刑務所

2024-08-20 20:48:36 | 

網走着15時55分

旭川から6時間40分だけれど列車の中で立ったり座ったり乗り換えたりで疲労感はほとんどない

北国はさぞかし涼しいかと思いきや駅の温度計は32度

網走の鉄板と言えばやはり刑務所

レンタサイクルは4時までなので借りれず駅から徒歩30分くらいだというので荷物を担いだまま向かう

日陰を拾いながら歩くが海の近くは湿度が高く汗が噴き出す

 

網走川に架かる鏡橋は娑婆と監獄の出入り口で受刑者は入るときも出るときも必ず渡る橋だ

約50メートルのこの橋を渡ると歴史ある重厚なレンガ塀が続くが一部工事中の柵が巡らされていてちょっと雰囲気がスポイルされていて残念だ

「幸福の黄色いハンカチ」で健さんはここから出所して川を渡った所にあった食堂でかつ丼とラーメンを食べたのだった

残念ながらその食堂は今はなくなっているし周囲も随分様変わりして寂しくなっている

そんな映画のワンシーンに思いを馳せながら周りの風景を写真に収めていたらタッチの差で駅行のバスを逃してしまった

結局帰りもまた汗を拭き拭き歩く羽目になってしまったのだった

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北海道旅3:遠軽のスイッチバック

2024-08-19 21:08:59 | 

遠軽着12時38分

以前から一度来てみたかったスイッチバックの駅だ

スイッチバックの先にはかつて名寄本線が伸びていたのでターミナル駅としての面影が偲ばれる

乗り換え時間は30数分あるので一旦改札口を出て駅前探索

人工2万人弱の比較的大きな町で駅隣には立派な町営の文化交流館があり大きな病院も見える

 

遠軽13時14分発

乗り換えといっても車両はここまで来たそのままのDECMOだ

旭川から乗り継いできた18きっぱー7,8人を含め席の埋まり具合は7割くらいか

ここで進行方向が逆になり網走に向かう

生田原駅を過ぎると常紋トンネルに入る

このトンネルはタコ部屋労働で建設されたことで有名で完成までに100人を超える死者を出している

反抗的なものを撲殺してトンネルの壁に人柱として埋め込んだという話もあり

トンネル修理の際に実際に頭蓋骨に損傷のある人骨が壁の中から出てきたという

その後10体ほど出てきたそうで慰霊碑も建てられている

開通後しばしばトンネル内で急停車事故が起こったというのは彼らの怨念だろうか?

とりあえず無事にトンネル通過

またかつてトンネルの網走側にあったスイッチバック式の常紋信号所はSLの撮影スポットでもあったらしい

 

北見、女満別と過ぎ網走湖が見えると終点はもうすぐだ

かつてはこの先が名寄本線

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北海道旅2:日本最長駅間

2024-08-17 08:38:30 | 

旭川から上川までは約一時間

ここは層雲峡への最寄り駅であり高梨沙羅の出身地でもあるだそうだ

乗り換え待ち時間は約一時間

駅前をぶらぶらしたり写真を撮ったりして時間を潰す

よく言えばすっきりしているし悪く言えば何もない駅前広場はやけに広く冬の除雪が大変そうだ

というより除雪した雪を積み上げるスペースがあっていいのかもしれない

そういえば旭川の駅前も随分広かった

 

ここまで乗ってきた乗客の多くは層雲峡へ行くらしく11時18分発遠軽行の席の埋まり具合は6割程度に減った

上川から遠軽までは76.2キロだがその間に駅は3つしかない

その中でも上川~白滝間は3つの駅が廃駅となり37.3キロでJR最長駅間だ

約40分間止まることなく走り続けるこの区間はまるで特急列車だ

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北海道旅1:北国の青い空

2024-08-16 16:33:38 | 

北国の早い夜明けに起こされ石北本線上川行き9時16分まで時間を持て余す

ホテルでゴロゴロしていてもしょうがないので朝食を済ませて早めに駅へ行く

旭川駅の裏口(南口)はすぐそばに大きな川が流れていて

駅とその川の間は「あさひかわ北彩都ガーデン」という緑地公園になっている

駅のコンビニで昼飯用パンを調達してその公園の木陰ベンチでのんびりと時間を潰す

東北地方には台風が上陸ということだが北国の空は晴れ渡って爽やかな風が心地よい

 

30分ほど前にホームに行くと既に入線していて18きっぱーらしい数人が乗っている

自分もここからは18きっぱーだ

結構空いていると思いきやそのうちにぞろぞろ乗り込んできてほぼ満席で立ち客も10人くらいいる

単行の気動車は定刻に旭川駅を後にする

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新潟逍遥:とんかつ太郎で昼飯

2024-07-16 13:37:25 | 

学生時代から8年間過ごした新潟へ行くのは朱鷺メッセ完成直後以来だから約20年ぶりか

駅舎は現在工事中だが大きく変貌し駅直結のバス乗り場もたいへん便利になった

荷物をホテルに預けバス乗り場に戻る

古町に降り立つと数年前に閉店したという三越の入り口がシャッターで閉ざされているのが寂しい

古町界隈の衰退を象徴しているようだ

この日はちょうどジャズフェスティバルをやっていて結構賑わっていたが普段はどうだろうか?

とりあえず昼飯

ここは「とんかつ太郎」一択だ

1時半ころだというのにまだ行列で20分以上待ったしその後も客足は絶えなかった

20年ぶりに出会えた安定の旨さに喜ぶ胃袋

さて、母校から住んでいたアパート辺りまでぶらぶらして40年前に戻ってみよう

古町にはいつの頃からかドカベンキャラの銅像があちこちに立てられていて鬼太郎キャラ銅像の境港を思い出す

 

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宗谷本線で稚内へ:動画

2024-05-19 19:27:45 | 

 

 

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宗谷本線で稚内へ:寒い!

2024-05-18 20:18:29 | 

鉄道最北の駅稚内着12:07分

駅の風景はYouTubeで見ていたので分かってはいたが実際降り立つとやはり感激だ

いそいそと定番撮影ポイントをカメラに収める

しかし寒い!駅前の温度計は9.7度 ダウンベストを持ってきたのは正解だ

レンタサイクルを借りて先ず昼飯

寒いのでラーメンを食べたかったが数少ない食堂はどこもいっぱい

結局セイコーマートの味噌ラーメンを店の外でかき込む

駅周辺の有名な防波堤などを見てからノシャップ岬へ向かう

海岸線を走って約15分か20分くらいだ

沿道には小石を敷き詰めた昆布干し場などがありなかなか風情がある

岬に着くと遠くにどっしりとした利尻富士がうっすらとであったが見えたのはラッキーだった

市内に戻って散策後宿にチェックイン

宿の窓からは宗谷岬とはるか彼方にぼんやりと樺太の島影が見えた

夜はシマホッケを肴に一杯

明日は名寄まで各駅停車 そこで快速に乗り換え旭川泊

 

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宗谷本線で稚内へ(4):各駅停車でいざ稚内

2024-05-14 09:49:57 | 

ホームで入線を待っていると

冬用の大きなシュラフをリュックに括りつけたおじさんが親しげに話しかけてきた

やはりこれから稚内行くということで夕べは公園で寝たが寒くてよく寝れなかったとか

新潟からGWなのに予約なしでもフェリーに乗れたとか面白そうなオッサンだった

列車の中でも利尻島で仕事していて屋根から落ちて死にそうになり稚内の病院に入院していたとか

札幌で代行やっていて冬は怖かったとか

そんな自由に生きているような人の話を聞くのは面白い

そのオッサン含めて10人ほどの客を乗せた2両編成の気動車は6時3分に旭川駅を出発した

 

数年前に途中の12駅が廃駅になって所要時間が短縮されたと言っても稚内までは6時間だ

距離は約300キロ

名寄で一両が切り離されそこからは単行となる

名寄以北は趣ある木造駅舎や秘境駅と言われる駅もあり乗降客はほぼゼロで宗谷本線の存続が危ぶまれる

その秘境駅として有名になった糠南駅は今回見たいと思っていた駅のひとつだ

しかし思っていたほど秘境感はないが周囲に人家は見当たらなく乗降客は鉄道マニアしかいないだろう

そしてここが廃駅にならないのはそんなマニアのおかげなのだ

抜海駅を過ぎると日本海が現れ彼方に利尻富士が海上にうっすらと浮かんでいるのが見えた

この路線イチオシの景色ということでで徐行運転のサービスをしてくれる

終点稚内駅はもうすぐだ

 

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宗谷本線で稚内へ(3):旭川の夜

2024-05-12 21:21:29 | 

旭川の駅に降り立つとちょっと不思議な感じがする

北海道のこんな内陸の盆地にどうして北海道第二の人口30万人を超える大きな街ができたのだろう?

どうやら明治期に陸軍が札幌から移転して軍都となりその関係物資輸送や人の往来が盛んになったことがベースのひとつになっているようだ

土地の余りある北海道らしく駅前の贅沢に広いスペースの周囲にはホテルやイオンの大きなビルが立ち並ぶ

 

JRホテルにチェックイン後夕飯ついでに街ブラ

札幌もそうだけれど格子状にきっちり区画された街はいまひとつ面白みに欠ける

北海道名物のひとつはジンギスカン

有名店だろうかまだ5時過ぎだというのに店の前と通りの反対側の待合所には順番待ちの多くの人たち

聞えてきた呼び出し番号は40数番だった

ジンギスカンなら信州でも食える

メインストリートを外れところにあった年配ご夫婦の経営する小さな店に入った

既にいた客や入ってくる客は地元の常連さんのようだ

ホッキ貝の刺身やかすべ(エイ)のぬたなどを肴に一杯

旭川の銘酒男山は外せない

 

帰りがけにイオンの魚売り場を覗くとそこはやはり北海道だ

 

 

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