バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

木曽義仲ゆかりの地:今井神社

2021-09-21 22:25:38 | 木曽義仲
「これからは誰をかばうために戦おうか、その必要もない。これを御覧なされ、東国の殿方、日本一の剛の者の自害する手本だ」
と言って太刀の先をくわえ、馬から飛んでさかさまに落ち、太刀に貫かれるようにして死んでしまった。
義仲四天王今井四郎兼平の壮絶な最後だ
真偽のほどはともかくドラマチックに仕立てられた平家物語の木曾最後の巻の義仲と兼平のやり取りは感涙間違いない
芭蕉も芥川龍之介もこんなところに惹かれたのかも知れない

その兼平を祀ったのが今井神社
今井村史によるとここに居館があったといわれているが
他にも何か所か居住説がありいずれも確証となる資料はないとのこと
また、兼平との縁を名乗る地は全国に数多くある
しかし生まれた地、死んだ地、今井を名乗った地は一か所しかない
その中で一つだけはっきりしているのは琵琶湖畔の粟津ヶ原の死んだ地だ
と結んでいる
立派な神殿脇にはその粟津ヶ原の兼平の墓から持ってきた土を祀った兼平塚がある

死なば一緒にと契った義仲、兼平は容易に行き来できる距離内で育ち信頼を育んだに違いない
となると松本成長説の義仲は桂入(朝日村辺り)と兼平は今井の地に居住していたと信じたい
何せ800数十年も前のことだ
正解はだれも出せない
                                    
                      
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