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日々徒然日誌

基本はゲームライフ、時々映画、時々日記を書き綴っております。

映画[ゼロの焦点]

2009-11-18 00:34:04 | 映画
ゼロの焦点を観て来ました。

松本清張生誕100周年記念作品で
広末涼子・中谷美紀・木村多江のアカデミー賞女優3人揃い踏み、
と言うのがこの映画の1つのウリ文句となっています。

スタッフロール的に主演は広末涼子になるのですが
何と言ってもこの作品は中谷美紀に限るでしょうか。
登場時からその存在感は際立っていたのですが
終盤からの演技は最早ホラーと言っても差し支えのないほど。
鬼気迫るってのはあんな感じを言うのではないでしょうか。

広末涼子も悪いとは思わないのですが
どうも現代劇でないと妙に浮いているような感があるんですよね。
(これはヴィヨンの妻の時にも感じていました)

木村多江は出番がそれほど多いわけではないのですが
幸薄そうな儚い感じの女性を好演していたかと思います。

ミステリーとしては「う~ん」と言った感じ。
広末涼子が一気に真相に辿り着くのが不思議で仕方がないです。
しかも、あくまで推論なのに完全に確信を持っているのも疑問。

最後にあの「Only You」の使い方はありなんでしょうか?
何かイメージブチ壊しながするのですが・・・。

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監督:犬童一心
出演:広末涼子
   中谷美紀
   木村多江
   西島秀俊
   鹿賀丈史 他
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映画[マイケルジャクソン THIS IS IT]

2009-11-17 00:39:05 | 映画
マイケルジャクソン THIS IS ITを観て来ました。

余りマイケルジャクソンに関しては知識&興味がなく
・スリラー
・ムーンウォーク
・ポゥ
ぐらいしか知っている事がありませんでした(^-^;

後はワイドショーを騒がせていたような
ネバーランドやら整形やら脱色やらの奇人のイメージしかありません。
同じく、余りマイケルジャクソンを知らない友人が
観に行ったけどなかなか良かったと聞いて観に行った次第です。

本作は急逝前のコンサートのリハーサル映像と
関係者のコメントを繋ぎ合わせる形で構成されたドキュメンタリー。

上記のように余りマイケルジャクソンに対して
良いイメージを持ってはいなかったのですがちょっと印象が変わりました。

ステージに対して物凄く真摯な姿勢を見せていますし、
世界的なビッグネームなのに偉そうな態度を見せることもなく
あくまでスタッフは家族なんだと言わんばかりの丁寧な対応。
年齢的には50歳近いはずなのに若いバックダンサーと比較しても
遜色のないキレのある動きなどやっぱり凄い人なんだ、と。

元々、歌手であると言うイメージではなかったのですが
これを見て改めて彼はエンターティナーだったとの認識を深めました。

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監督:ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン
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映画[クヒオ大佐]

2009-11-07 14:13:21 | 映画
クヒオ大佐を観て来ました。

実在の結婚詐欺師をモデルにしたお話。

堺雅人があんな鼻をつけている時点で
コメディタッチをプンプン感じていたのですが
思ったほど笑いに走らず意外に真面目な感じでした。
ところどころに入っているポイントでもシュール過ぎて笑えん(^-^;

松雪泰子がどんな感じでクヒオ大佐に嵌まっていくかと思っていたら
いきなり嵌まってて「あれれ~」てな感じでスタート。
後で回顧してくれるかと思ったらそれすらなくてションボリ。

一体、何を持ってクヒオが女性を惹きつけるのかがサッパリ分からんす。
確かに女性の心の隙を付いているのは感じるのですが
あんなのに引っ掛かる女性は絶対にいないでしょ(^-^;

「Don't kill you」と「$に両替」は笑わせてもらいましたが
期待値が高かっただけに肩透かしが強かったです。

街のパトリックダンディを物凄く連想してしまいましたが
これも同じ結婚詐欺師をモデルにしてるんでしょうかね。

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監督:吉田大八
出演:堺雅人
   松雪泰子
   満島ひかり
   中村優子
   新井浩文 他
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映画[ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~]

2009-11-05 23:18:15 | 映画
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~を観て来ました。

作家である夫とそれを支える妻のお話。
良くあるパタンですと夫は駄目な作家なのですが

作家としてはある程度以上の才覚を発揮しています。
が、人間としては非常に迷惑ばかりをかけるタイプな訳で。
それに尽くす妻の姿が描かれているのですが正直分かりませんでした。

妻が何ゆえに夫にそこまで尽くす気持ちになるのかが描かれていませんし、
馴れ初めのシーンを見るからに妻の方もかなり変わっている風でして・・・。
何と言うか、変わったもの同士の夫婦にしか見えないんですよね。
・・・、戦後版の馬鹿ップル、はちょっと言い過ぎかな。

太宰治の原作を読んだらもうちょっと違うんですかね?

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監督:根岸吉太郎
出演:松たか子
   浅野忠信
   広末涼子
   妻夫木聡
   堤真一 他
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映画[私の中のあなた]

2009-11-04 23:25:02 | 映画
私の中のあなたを観て来ました。

病気の姉のスペアとしてこの世に生を受けた妹。
その妹が姉に体を提供する事を拒むために弁護士のもとへ。
これによってそれまで保たれて来た家族のバランスが・・・。

最近、邦画で良く見かける不治の病で・・・、な話なのですが
そう言った単純なお涙頂戴の作品とは一線を画しています。

邦画の場合ですと「世界の中心で愛を叫ぶ」以降、
これに恋愛を絡めてくるケースが非常に多いのですが
こちらは家族を中心に話が進んでいきます。

父も母も弟も妹も、当然ですが家族みんなが彼女の事を思い、
それと同時に彼女の事で色々なものを犠牲にしてきています。
彼女も愚者ではありませんので当然その事はしっかりと認識しつつ・・・。

余り、映画館で涙するタイプの人間ではないのですが
今回は久々に泣かされてしまいましたね。

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監督:ニック・カサヴェテス
出演:アビゲイル・ブレスリ
   ソフィア・ヴァジリーヴァ
   キャメロン・ディアス
   ジェイソン・パトリック
   アレック・ボールドウィン 他
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映画[沈まぬ太陽]

2009-11-03 22:53:17 | 映画
沈まぬ太陽を観て来ました。

白い巨塔や華麗なる一族と同じく、山崎豊子が原作になります。
全5巻くらいある小説らしいのですが未読です。

この作品、とにかく上映時間が長いです。
3時間22分もあるのですが途中で休憩が入るぐらいですから。
上映中に休憩が入る映画に出会ったのは初めての経験でした(^-^;

話の筋としては航空会社(果ては国家)と言う巨大組織に対して
自分の矜持を貫き通す1人の男の物語となっています。
一応、フィクションと言う形になってはいますが
日本航空がモデルとなっている事は明らかでしょう。

序盤、中盤は恩地と言う男を中心に回って良かったのですが
後半で政治家が絡んで来ると途端にぼやけた感じになってしまって・・・。
何やら話が大きくなりすぎてしまってる感が否めませんでした。

如何にも意味ありげだった象牙はいったいなんだったのか・・・?

ホント、上映時間の長さは折り紙つきなのである程度の覚悟は必要かと(^-^;

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監督:若松節朗
出演:渡辺謙
   三浦友和
   石坂浩二
   松雪泰子
   鈴木京香 他
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映画[空気人形]

2009-10-18 18:33:14 | 映画
空気人形を観て来ました。

何とも不思議な感じの映画でしたね。
突然、心を持ってしまった空気人形のノゾミ。

この手のお話の場合、
心を持ったモノはまずと持ち主との交流がありそうですが
本作の場合、持ち主である板尾は置き去りにされてしまい
レンタルビデオ店の店員ARATAとの交流がメインとなります。

板尾の空気人形に対する接し方を見ていると
ちょっと「ラースと、その彼女」を思い出しました。
あちらの場合、人形が心を持ったらラースは歓喜するでしょうが
こちらの場合は心を捨てて元に戻って欲しいと言われてしまう始末。

ずっと心を持って「しまった」と表現されているように
どうにも心を持つ事が悪いような感じになっている節が。
確かに最後だけ見ると悲しい結末を迎えてしまう訳ですが
それまでの過程を見ていると決して不幸なだけではなかったかと。
実際、オダギリジョーの問いにもそのような受け答えをしています。

心を持ってから徐々に表情を変えていくノゾミの表情が印象的でした。
ペ・ドゥナの脱ぎっぷりには驚かされましたがマッチしてましたね。

性的に生々しい表現がありますので苦手な方はご注意を。

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監督:是枝裕和
出演:ペ・ドゥナ
   ARATA
   板尾創路
   岩松了
   オダギリジョー 他
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映画[プール]

2009-09-26 18:56:07 | 映画
プールを観て来ました。

かもめ食堂、メガネのスタッフの作品と言う事ですがどちらも未見です。

まず最初に思ったのが贅沢な映画だな~、と言う事。
お金の使い方ではなく、時間の使い方が物凄く贅沢。

ワンカットが凄く長く、そこまで長くなくても良いのでは、と思うほど。
田舎は時間の流れがゆっくりなイメージで、タイもその延長上なのですが
これをそのまま表現しているようなスローリーな展開。

物語的にもビックリするほど大きな展開がないんですよね。
卒業旅行として母の元に娘が遊びに来た5日間を描いているのですが
離れてくらしている母と娘の距離感が目に見えて縮まる訳でもなし。

母も娘が遊びに来たからと言って特別な事をする事もなく、
日々の暮らしの中に娘がひょっこり入り込んでいる感じですかね~。

劇中で小林聡美が歌うシーンが2つほどあるのですがここは必見(必聴)。

人によっては退屈すぎて全然面白くないかも知れません。
実際、私の隣に座っていた兄ちゃんは爆睡してましたし(笑)

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監督:大森美香
出演:小林聡美
   伽奈
   加瀬亮
   シッテイチャイ・コンピラ
   もたいまさこ
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映画[縞模様のパジャマの少年]

2009-09-24 23:39:59 | 映画
縞模様のパジャマの少年を観て来ました。

第2次世界大戦下のドイツのお話。

少年ブルーノは軍人である父の仕事の都合で
ベルリンから片田舎へと引っ越す事になります。
同世代の友人はおらずあちこちを探検する内に
縞模様のパジャマを来たシャマールを見つけます。

シャマールはユダヤ人で彼がいるフェンスの中は強制収用所。
そしてブルーノの父の仕事はと言うと収容所の所長である訳です。

軍人としてある種当然の行動を取る父。
そんな夫の所業を許す事が出来ない母。
何も分からず、目の前の友人の事だけを見るブルーノ。
ブルーノの青い瞳が余計に子供の純粋さを感じさせますね。

悲しい結末を迎えて終了となり、しばし呆然としてしまいました・・・。

こんなに救いのない映画はちょっと珍しいのかも。
パンズ・ラビリンスも結構救いの無い結末を迎えましたが
あちらはひょっとしたらこれで、と思える節もありましたが
コチラはそんなところが見受けられなくて・・・。
唯一の光が「繋がれた手」だったのかな~。

あの結末の後、収容所長である父に変化はあったのか、
そこが物凄く気になった一本でした。

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監督:マーク・ハーマン
出演:エイサ・バターフィールド
   ジャック・スキャンロン
   デヴィッド・シューリス
   ヴェラ・ファーミガ
   アンバー・ビーティー ほか
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映画[96時間]

2009-09-14 00:00:05 | 映画
今日は96時間を観てきました。

主人公は元CIAも娘との時間の為に職を辞した男。
なんですが、妻と離婚し娘もあちらで会える機会はごく稀。
かつ娘の事が心配で心配で仕方の無いお父さん。
その娘がパリ旅行に行きたいと言い出して渋りつつも送り出すと
娘が何者かに誘拐されて・・・、てな良くあるストーリーなんですが
この映画の観どころは「テンポ」ではないでしょうか。

娘救出までのタイムリミットがタイトルにもある96時間なのですが
その制限もあるせいか主人公の行動が早いの何のって!
上映時間が短い(93分)と言う事もあるのでしょうがあっという間です。
ただ、96時間と言う期限に大きな意味はなかったりするんですけどね。

娘にはあれ程用心するように言っていたのに娘を思う父はノンストップ。
本当に躊躇って言葉が微塵も感じられないプロフェッショナルぶり。

相手が悪党ってのもあるんでしょうが手がかりを得るためには手加減なし。
情報を得た後も娘に危害を加えたものであれば全く容赦はありません。
幾ら娘を救出するためとは言えちょっとやり過ぎだと目を覆うほどです(^-^;
特に旧友の家に訪ねたときの振る舞いと言ったら「鬼」の言葉が相応しい。
娘以外の被害者には危害を加えてこないから無視、な扱いもなんとも・・・。

テンポ良く進める為に多少ご都合主義的な面は否めませんが
アクション映画好きであればきっと楽しめるであろうと思います。
その代わり、ストーリーらしいストーリーはありませんけどね~。

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監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン
   マギー・グレイス
   デヴィッド・ウォーショフスキー
   ファムケ・ヤンセン ほか
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