土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
何度か当ブログで取り上げておりますが、侵略国家というものは、肉食獣的な動きをします。
肉食獣にとっての狩りは、生きていくためのものですから、決して自分より強い相手を狙うようなことはいたしません。
また、自らが怪我をすれば、ただでさえ危険な狩りができず、餓死しますから、死闘を繰り広げるような無理な戦いもしません。
ですから肉食獣的な侵略国家というものは、絶対に成功する環境下においてのみ、狩り(侵略)を起こすものです。
これは、侵略の鉄則です。
ですからことの良し悪しは別にして、自国より弱い国家と戦ったことのない近代日本は、到底侵略国家とは言えません。
侵略者の風上にも置けない存在こそが、近代日本なのです。
民族性そのものに侵略性を持たない日本人の多くは、このことが理解し辛いので、日本侵略国家説に惑わされるのです。
一方現中国、中華人民共和国は、建国以来侵略によって国土を拡張し続けています。
チベット、満州、内モンゴル、ウィグルなどです。
それらへの行動は、ほぼ丸腰の相手に銃口を突きつけての、絶対安全領域での侵略でした。
今、中国の日本への軍事行動の如何が取り立たされておりますが、なぜ日本にすぐさま侵略してこないかと言えば、
上記の条件に当たらないからだけです。
つまり、日米安保条約下の日本、そして核兵器以外の通常兵器における自衛隊の戦力を鑑みて、
現在の日本と交戦した場合、中国が負けてしまうからこそ、彼らは易々と侵略できないでいるだけなのです。
中国は、通常兵器で日本より劣る軍事力であっても侵略をしたという事実があります。
日本は、中国よりも優れた軍事力を持っていますが、侵略行動はしませんでした。
これが両国の持つ、軍事力への考え方の違い、そのものであることを承知しなければなりません。
過去の中国は、完全な大陸民族であって、海の外の近場の島にすら領土的興味を持っていませんでした。
それが、敗戦処理において、香港やマカオ、台湾などを海外に割譲した経緯だと私は思います。
ただ、陸上からの侵略が手詰まりになり、海洋戦略に、更なる領土拡大への道筋を見つけ、
海軍創出の軍資金稼ぎのために、国内経済を開放したと考えるのが、この国における歴史的視点というものです。
とまれ、過去記事で書いたように、中国政府が最も恐れているのは、この非人道的政府の瓦解であります。
つまり、政権崩壊を恐れているからこそ、国民に自由を与えないのです。
これは、歴代中国の政府の伝統でもあります。
そしてさらに分析を加えるならば、中国が日本に対して何を恐れているかが見えてまいります。
それは、現有戦力下においても、核兵器以外の通常兵力ならば、両国は同等、いや日本が優勢であるという事実から見えてくるのです。
つまり、中国が日本に対して、もっとも恐れているのは、
日本には防衛力向上の伸びシロが、まだまだ相当残っているという事実を、日本人に気づかれてしまうこと です。
私がもし、中国の軍事的立場にある人間であるならば、これがもっとも恐ろしいです。
これを知られてしまい、実際に日本人に動かれてしまったら、中国はほとんど打つ手がなくなるからです。
これを日本人に気づかれまいとして、なんやかんやと工作活動をし、日本のマスメディアを脅したり、あるいは日本国内の左翼勢力を掻き立てたり、日本の政治家にハニーとラップを仕掛けたりしているのです。
ですから日本を守るために、今を生きる日本人は、一早く気づかねばなりません。
彼ら(中国政府)は必死です。
後10年以内に、国内に溜まりきった問題を解決しなければ、国家が瓦解することは、彼らが一番知っているからです。
その解決を図るには、更なる領土拡張をし、国家の経済のパイを拡大しなければならないのです。
では日本人は、何を知れば良いのか?
それはもちろん、
日本には、防衛力向上のため伸びシロが、相当残っている事実 にです。
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
土佐の鯨国防論、つまり「私なら、今の日本をどう護るか。」というテーマで、記事を進めてまいります。
昨年の韓国現職大統領の竹島上陸、そして香港の活動家による、尖閣上陸とその後処理で、
日本人の民族としての誇りがズタズタになりました。
香港活動家は、事実上の無罪釈放で、国費を使って強制退去としました。
一方、日本領であるはずの尖閣諸島に上陸した、幾人かの日本人は、
いずれも不起訴処分とはなりましたが、行政処分を受けました。
同じ不法上陸でも、中国人ならば英雄で、日本人なら犯罪人という構図ができました。
外国人なら無罪釈放で、日本人なら罪に問うなら、幕末の弱腰外交と国内での強権という歴史が、
今後繰り返されることを意味します。
アメリカでは、海上にいる間は不法入国ですが、国土に上陸したとたんに、”移民”としての扱いを定めている州が多いです。
ですから昨年上陸した中国人は、”移民”扱いとし、日本国内で自由と平和の概念を洗脳して日本国籍を与える・・・
そうすれば良かったと考えるのは私だけでしょうか?(笑)
そこまではいかなくとも、上陸した中国人を遭難者扱いとし、中国にお礼を言わせるくらいのシャレを、日本国してできなかったでしょうか?
さて昨年の外憂で、日本人の心が大いに傷つけられましたが、この屈辱は、ある思いからきていると思います。
それは、
「今の日本では、外国に侵入されたら、何もできない。」という思い込みであり、
「毅然たる態度に出、もし中国とことを構えるようなこのになれば、日本はかなわない。」という思い込みです。
つまり、「日本は負けちゃう。」と思い込んでいるということです。
ですから、
「尖閣や竹島のような、小さな無人島で、ことを大きくしないで欲しい。」
また、「問題が大きくなり、本当に戦争状態になるのも嫌だし、戦争とかそういう処理でなくて、とにかく平和に生きながらえることができれば良い。」
さらには、
「中国の属国になったとしても、今と変わりなく平和に生きていけるなら良いではないか。」という願いも、国民から出てくるのではないでしょうか?
ここまで書いたことは、人々が意識して考えていることではありません。
あくまで人々が、無意識に考えていることです。
しかしどうでしょうか?
もしも、本当に日本が弱く、そういう独立国家としての力もない状態であるなら、
国家としてそういう運命のもと、国民がその運命に従って生きていくのも、また致し方ないかも知れません。
しかし、現状は違います。
日本は負けません。
現有戦力であっても、核兵器以外の通常兵器であれば、中国と互角以上の戦いができます。
ですから話を最も簡単にするならば、核保有をするだけで、日本は中国には負けなくなります。
日本の核保有には、国民のアレルギーも強く、毛嫌いする人も多いのですが、核保有国同士は戦争できません。
ですから、中国から侵略されたくなく、戦争もしたくなかったら、核保有すればそうなります。
少なくとも、核を使った戦争は、実際にはできません。
現有戦力同士の戦いに限られるようになります。
であるならば、核保有さえすれば負けません。
これが最も簡単で、最も安上がりで、最も確実な選択です。
日本が核保有することで、恐らく日本の黄金期に向けての歴史的シフトが始まるはずです。
そしてそれは今後、最低50年日本国の存続を、保障することと同じ選択となります。
本来は世界の中で、被爆国である日本だけが、核を保有する権利があるのです。
少なくとも、「核兵器を無力化するために、研究を開始する。」とか、核疑惑であるとか、核保有の議論を開始するなど、
国防に関する手持ちのカードを、たくさん保有するべきです。
カードなしでは、トランプはできません。
日本が国防に関する、議論さえもタブーならば、先行き国家が滅んだとしても、それは致し方のないことです。
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
今期国会では、特定秘密保護法案が審議されております。
この特定秘密保護法案を、土佐のくじら国防論に当てはめるとどうなるでしょうか。
土佐のくじら国防論とは、戦略的国防論であり、
そのためには、日本に侵略の意図のある勢力の嫌がることをすることであり、
それをするには、「自分億には自分で守る」という、日本国民の意思が必須です。
とかく左翼的思想に基づく、政治的発言をする方々は、この特定秘密保護法案を、
国民の自由、知る権利を束縛するとか、為政者に都合の悪いことを隠蔽したり、それを追及しようとすることを妨げる。
また、
特定秘密の定義があいまいとか、処罰対象があいまいで、拡大解釈がどこまでもできる・・・
などという論調で、かなり強い口調で反対しているようです。
現在においても、公務員には守秘義務規定があり、また国防に関する秘密漏洩には、罰則規定もあります。
ということは、この特定秘密保護法案が対象としているのは、
そういった、主に国内における秘密保護の、上の段階の話であるということですね。
つまり、この法案が対象としているのは、国家機密そのもの・・・であるわけです。
ですから、機密の内容があいまいなわけですね。
「これが秘密です。」と定義してしまえば、もうそれは既に、秘密でも何でもないからです。(笑)
そして、公務員の守秘義務規定などは、機密漏洩をした公務員が処罰対象ですが、
対象が国家機密漏洩であれば、それを聞きだした相手こそが問題であるわけです。
その相手は、日本に侵略の意図があるということですからね。
ですから、聞きだしたり聞き出そうと画策した相手こそを、処罰できる体制にしておかないと、むしろ意味がありませんね。
知る権利が云々・・・とおっしゃいますけど、知らない方が安全なことも多いのです。
たとえば、
侵略の意図を持つ者の兵器を、無力化する装置の理論・・・などがあるとしたならば、
それは侵略の意図を持つ者であれば、何としても知りたいでしょうね。
しかしそれを、もしも多くの日本人が知るならば、必ずそれは、侵略の意図を持つ者も知るわけです。
であるならば、国家機密とし、機密漏洩者のみならず、それを知ろうとした者、
つまり侵略の意図を持つ者や、その手先になっている者を、処罰することこそが常套なのです。
まとめると、
特定秘密保護法案は、日本に侵略の意図のある勢力にとっては、とても嫌な法律であるということです。
それがひいいては、戦略的国防の一助になるはずです。
スパイ天国と言われた日本が、すこしだけ大人の階段を上るでしょう。
はりていに申さば、現在、特定秘密保護法案に反対している方々やマスメディアは、
日本に侵略の意図を持つ政治勢力の、片棒を担がされていると私は考えております。
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
昨年の夏には、竹島に韓国大統領が上陸し、尖閣諸島には中国の活動家が上陸しました。
昨年は、日本の国防は、誠に危うかったと私は感じておりました。
その冬に、突如行われた感のある衆院選挙において、日本は保守復帰を果たし、
日本はなんとか、ギリギリの状態で、その時点での国防の危機を回避したと考えております。
近隣諸国に良いようにあしらわれ、侮辱されながら、何も毅然とした、国家としての対応をしなかった民主党政府に、
やるせなさと、日本人としての無力感が、保守回帰として現れたとも思います。
しかしまだ、日本人は国防のことから、目を背けようとしているように、私の眼には映ります。
私は思うのです。
否、信じて疑わないのです。
今を生きる日本人は、本当は誇り高き人々であることを。
その誇り高き、日本の民の誇りを傷つけ、無力感に打ちひしがれる境遇においたのは誰だ!
昨年までの与党、民主党政権は当然であります。
しかし、戦後から今に至るまで、国家とは名ばかりの、
ただの、”日本民族が住む地域”として、長らく放置してきた価値観そのものが、現在の国防への閉塞感を生んでいるなら、
将来の子孫の誇りに賭けても、ここは”国家”としての誇りを、我々今を生きる日本人は、取り戻す必要があると私は思います。
それは、自分の国は、自分で守るという、
国家としては、ごくごく当たり前の姿を取り戻すことこそ、本来持ちえる、日本の誇りを取り戻すことに他ならないのです。
しかし多くの日本人は、「そうは言っても、護れるのか?」という、素朴な疑問をお持ちだろうと思います。
否、持っているはずです。
そういう疑念がなければ、ことここに及んで国防の話から、目を背けたくなるはずはないからです。
皆様はどうですか?
日本は、中国や北朝鮮の脅威から、国家と国民を護りきれると、本心からお考えですか?
私は、護れると信じて疑わないのです。
しかしそれには、条件があります。
日本人が、国防の重要性に目覚めれば・・・という条件です。
目覚めなければ、すなわち、価値観が今のままなら護れません。
今のままというのは、「日本はアメリカに保護してもらわないと、どうしようもない。」とか、「日本は軍隊がないから、守れない。」という、戦後の常識ともなっている価値観です。
このままでは護れません。
しかし、この価値観から脱却し、日本人が国防に目覚めさえすれば、100%護れます。
それには理由があります。
日本は戦後からこれまで、何もしていないからです。
特に何もしては来なかったのに、現代、世界の大国になっているからです。
皆様ご存知ですか?
日本と中国とでは、核兵器以外の通常兵力ならば、日本の自衛隊の方が強いことを。
ということは・・・
日本にはまだ、相当な伸びシロがある。
すなわち、まだやれる事がたくさんある・・・ということです。
やれること、すなわち、
護る方法論、やれる手立てが無限にあるのが、今の日本の強みなのです。
簡単なことです。
手かせ足かせ状態で、中国より強いということは、手かせ足かせをはずせば、さあどうなりますか・・・?
ということですよ。(笑)
他の国では、こうはいきません。
皆どこの国も、努力の限界、パッツンパッツンの状態でありますからね。
しかしそれを行うには、今を生きる日本人に、国防に目覚めてもらわないといけないのですね。
日本人が目覚めなければ、現有戦力すら使うことができません。
しかし目覚めれば、現有戦力にとどまらず、潜在能力も使うことができます。
中国・北朝鮮など、手も足も出ないほど、日本は本来強いのです。
土佐のくじら国防論として、日本の防衛に関して、今後もエントリーしてみたいと思います。
テーマは、「私なら日本をどう護るか。」でございます。
土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
昨年夏、香港と台湾の団体が、尖閣諸島に上陸するところでした。
この時期近海を台風が通過したり、日本の活動家が尖閣上陸を果たし、海上保安庁と海上自衛隊が現地に赴くことで、
中国が後ろで糸を引いているとされるこの一連の、漁船団での尖閣接近は事なきを得ました。
この様子は、ドキュメンタル映画、「尖閣ロック」に詳しいので、ご参照いただければと存じます。
http://www.senkakurock.com/
当時の民主党政権の無策をよそに、日本の神々は神風(台風)を起こし、日本国民は「自分の国は自分で守る」という理念を示しました。
また昨年は、韓国現職大統領初の、竹島上陸もありました。
もしも日本政府が、上記の意思を体言できない対応しかとれないのだとすれば、もはや日本は、国家としての最低限の体をなしていないと、判断せざるを得ません。
少なくとも、「自分の国は自分で守る」意思のない国家は、既に国家ではないのです。
それは国家ではありません。
それは、”地域”でしかありません。
地域であるならば、それはどこの国家にも、現実的には属していないこととなり、他の国家が進入してきたとしても、指を咥えて見ているしかないのです。
それは過去、朝鮮半島や中国沿岸部に、現実にあったことであります。
韓国や台湾、そして香港などは、気質的本質的に、そして彼の国々の国益的には、本来は親日でなければならない国々です。
こともあろうに、彼の国々に、領海への侵犯がなされようとしている情けない現状が、今の日本です。
この流れであれば、本気で国防を考えない限り、日本は自然消滅の道を、今後確実に歩み始めることとなります。
彼らは彼らの事情があり、そういう行動を取っているのでしょう。
しかしこれを、彼らのせいにしたところで、何の問題解決にはなりません。
中国人や韓国人の、厚かましい態度を憤慨する記事なども、多く聞かれていますが、これはひとえに、日本国の問題なのです。
私はもう日本は、集団的自衛権の行使の発動くらいは、宣言する時期の期限が、とっくに来ていると思います。
現時点で、集団的自衛権の行使をしない首相は、もはやそれ自体が、日本を侵略の危機を招く存在であると思います。
これを宣言さえすれば、韓国も台湾も、米軍と共に日本が守る体制になります。
ですから集団的自衛権行使下の日本に対して、彼らは今後、失礼な事ができなくなるのです。
しかしこのままでは、台湾や香港(中国)に、反日で統一する口実さえ与えかねないです。
これはもちろん、朝鮮半島でも起こりうることです。
現時点で韓国や台湾などに、引き下がる口実さえ与えない政府など、国民を代表して政(まつりごと)を司る資格などありません。
彼の地域の政府だって本当は、そんなことしたくはないはずなのです。
しかし、日本政府が無策で、血気にはやる彼の国民をなだめ、諦めさせる口実を与えないから、国民にやらせる他はないのですよ。
「日本に対して、そういうことをしてはいけない。」
「日本に対して、失礼なことをすれば、割の合わないことになるからやめろ。」
日本政府は、彼の国の政府や主要国民に、そう言わせるだけの努力をしないといけません。
もし現政権が、台湾・香港の活動家を尖閣上陸させることがあるなら、また韓国への対応がまずいものなら、
そして、日本の野党が国防を政局化するなら、この国の体制を、すぐにひっくり返す必要があります。
でないと、明日の日本はありません。
国防を政局化する国は、既にもう国家ではないからです。