土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

日本よ、国家たれ! (国防を政局化しないことが、国家の基本)

2013-11-07 10:41:04 | 土佐のくじら国防論

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

昨年夏、香港と台湾の団体が、尖閣諸島に上陸するところでした。

この時期近海を台風が通過したり、日本の活動家が尖閣上陸を果たし、海上保安庁と海上自衛隊が現地に赴くことで、
中国が後ろで糸を引いているとされるこの一連の、漁船団での尖閣接近は事なきを得ました。

この様子は、ドキュメンタル映画、「尖閣ロック」に詳しいので、ご参照いただければと存じます。
http://www.senkakurock.com/


当時の民主党政権の無策をよそに、日本の神々は神風(台風)を起こし、日本国民は「自分の国は自分で守る」という理念を示しました。

また昨年は、韓国現職大統領初の、竹島上陸もありました。
もしも日本政府が、上記の意思を体言できない対応しかとれないのだとすれば、もはや日本は、国家としての最低限の体をなしていないと、判断せざるを得ません。

少なくとも、「自分の国は自分で守る」意思のない国家は、既に国家ではないのです。

それは国家ではありません。
それは、”地域”でしかありません。

地域であるならば、それはどこの国家にも、現実的には属していないこととなり、他の国家が進入してきたとしても、指を咥えて見ているしかないのです。

それは過去、朝鮮半島や中国沿岸部に、現実にあったことであります。

韓国や台湾、そして香港などは、気質的本質的に、そして彼の国々の国益的には、本来は親日でなければならない国々です。

こともあろうに、彼の国々に、領海への侵犯がなされようとしている情けない現状が、今の日本です。
この流れであれば、本気で国防を考えない限り、日本は自然消滅の道を、今後確実に歩み始めることとなります。

彼らは彼らの事情があり、そういう行動を取っているのでしょう。
しかしこれを、彼らのせいにしたところで、何の問題解決にはなりません。

中国人や韓国人の、厚かましい態度を憤慨する記事なども、多く聞かれていますが、これはひとえに、日本国の問題なのです。

私はもう日本は、集団的自衛権の行使の発動くらいは、宣言する時期の期限が、とっくに来ていると思います。

現時点で、集団的自衛権の行使をしない首相は、もはやそれ自体が、日本を侵略の危機を招く存在であると思います。

これを宣言さえすれば、韓国も台湾も、米軍と共に日本が守る体制になります。
ですから集団的自衛権行使下の日本に対して、彼らは今後、失礼な事ができなくなるのです。

しかしこのままでは、台湾や香港(中国)に、反日で統一する口実さえ与えかねないです。
これはもちろん、朝鮮半島でも起こりうることです。

現時点で韓国や台湾などに、引き下がる口実さえ与えない政府など、国民を代表して政(まつりごと)を司る資格などありません。

彼の地域の政府だって本当は、そんなことしたくはないはずなのです。
しかし、日本政府が無策で、血気にはやる彼の国民をなだめ、諦めさせる口実を与えないから、国民にやらせる他はないのですよ。

「日本に対して、そういうことをしてはいけない。」
「日本に対して、失礼なことをすれば、割の合わないことになるからやめろ。」

日本政府は、彼の国の政府や主要国民に、そう言わせるだけの努力をしないといけません。

もし現政権が、台湾・香港の活動家を尖閣上陸させることがあるなら、また韓国への対応がまずいものなら、
そして、日本の野党が国防を政局化するなら、この国の体制を、すぐにひっくり返す必要があります。

でないと、明日の日本はありません。
国防を政局化する国は、既にもう国家ではないからです。