土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

健康と平和(土佐のくじら国防論)更新

2016-02-27 12:03:30 | 土佐のくじら国防論

 

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土佐のくじらです。

私は平和主義者です。
少なくとも、自覚的にはそのつもりです。(笑)

私は平和主義者であるがゆえに、現在の日本に蔓延する、憲法9条至上主義や、米軍基地撤退運動のような、一見平和に見える活動は、平和運動には見えないのです。

まるで「平和平和」と、となえてさえいれば平和がやってくるがごとき、のんきな思考で平和が来ると考えているとするならば、それはとても危険な思想だと思います。

皆様、「健康大事」ととなえていれば、健康が保てるでしょうか?
もしもそんなことで健康が保て、健康な体が手に入るならば、これほど楽なことはありません。

現実的な視点に立てば、日々健康状態を保つためには、自身の身体はもちろん、医療関係者や保険所関係者も、製薬会社も、食料や衣料、電気などの文明関係、そして政治も何もかもが必死の努力をし、過去の学問の蓄積から何から何までを総動員して、一個人の健康は保たれ、ある程度保障されているのが現実のはずです。

そして健康になり、健康で過ごすためには、健康になる理由があり、健康になるための努力があることは、おそらく大部分の方がご存知のはずです。

平和も同じなのです。
平和を享受し維持するには、平和になる努力をし、それを邪魔するものを、排斥する努力をしない限り、多くの人が平和を享受することは難しいのです。

人々に健康を提供するために、医学では人間を科学します。
解剖学・生理学・病理学が医学の基本です。

解剖とは、体の仕組みです。
生理とは、体のはたらきです。
病理とは、病気の仕組みのことです。

日々病と闘い、病を根絶するためには、病気そのものを見て、研究する必要があるのは当たり前のことです。
でなければ、病気を克服することなどできません。

また、上下水道がないところでは、赤痢やコレラのような消化器系の感染症に。
日の光が弱く、風通しの悪い人口密集地では、結核などの呼吸器系感染症になりやすいです。

また鳥や豚など、家畜と人が多く混同する場所では、インフルエンザウィルスが変異しやすく、深刻な蔓延を起こしやすくなります。

ですからこれらのように、社会環境学や衛生学の研究をし、それに伴った、健康に悪影響を与える因子を、排除していく社会的な努力も必要です。

また、あまりにも安楽な環境・・・。
たとえば、一日10時間以上も睡眠を取るような生活や、あまりにもきれい過ぎる環境だと、免疫機能が落ちて、アレルギーや癌になりやすくもなります。

平和も同じです。
まず自国を知り、敵国を知り、いかにすれば、敵国からの侵略を止められるかの考察なしで平和が来ると思っているならば、そのような甘い見識では、侵略されても仕方がないです。

病に至る原因追求なしで、健康を維持するのが難しいように、一見平和主義では平和にはならないのです。
また、極度の平和ボケも、実際には平和を遠くします。

要するに、日本でおなじみである(左翼的と言った方が通りが良いでしょうか?)一見平和主義こそ、もっとも平和から遠い思想であり、行動基盤であるということです。

これが歴史愛好家から見る、土佐のくじら国防論の序章です。

 

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