ウイルスに対するワクチンは、従来、毒性を弱めて病原性をなくした生ワクチンと感染能力を失わせた不活化ワクチンの二種であった。いずれもウイルス全体が抗原として使われる。生ワクチンでは麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜ・ロタウイルスのワクチンがある。結核菌のBCGも生ワクチンである。不活化ワクチンではB型肝炎・4種混合・3種混合・2種混合・日本脳炎・HPV(ヒトパピローマ)・インフルエンザなどがある。新型コロナウイルス感染で急遽登場した毒性のあるスパイクと言うウイルスのごく一部を抗原とするmRNAワクチンもその開発の歴史は30年に及んでいるが、臨床試験、人での試験はようやく始まったばかりであった。2017年に開始されたジカ熱ワクチンの臨床試験が最初で、現在、それを含めたHIV、ヒトパピローマウイルス、狂犬病、サイトメガロウイルス、インフルエンザウイルス、チクングニア熱ウイルスなどいずれも臨床試験の最中であり、最後の第III層試験は今も行われていない。2017年に始まったジカ熱mRNAワクチンの臨床試験すら終わっていないのだ。それを新型コロナウイルスワクチンでは1年にも満たない数ヶ月で「特例承認」されたのだ。主要メディアはmRNAワクチン開発には長い歴史があると訴えるが、人への長期的な本来の臨床試験は一切行われていないのだ。今月14日の米国メディアCNNは、「追加接種の重症化予防効果を確認、数カ月で低下も CDC研究」を報じた。同じCNNは先月11日に「5 reasons you should not deliberately catch Omicron to 'get it over with'(オミクロンを故意に捕まえて「終わらせる」ことをしてはいけない5つの理由)」を報じている。そこには「A recent study of over a million people published by the US Centers for Disease Control and Prevention found the risk of a severe outcome from Covid-19 was higher in vaccinated people who were 65 or older, people with weakened immune systems, or people who had at least one of the following health conditions: diabetes or chronic kidney, cardiac, pulmonary, neurologic or liver disease.(米国疾病対策予防センターが発表した100万人以上を対象とした最近の研究によると、コビッド19による重篤な結果のリスクは、ワクチン接種を受けた65歳以上の人、免疫力が低下した人、糖尿病や慢性腎臓病、心疾患、肺疾患、神経疾患、肝臓疾患のうち少なくとも1つの健康状態にある人で高くなることが判明した)」とあり、明確にオミクロン株感染で深刻なリスクがある対象として「ワクチン接種を受けた65歳以上の人」が記されている。昨日、日本の1日の新規死者数が236人と過去最多となった。今月5日には1日の新規感染者数は10万5620人とやはり過去最多であった。ワクチン接種を推進する政府や専門家は、ワクチン接種で最初は感染を防ぐといい、後には、重症化を防ぐと言い換えた。しかし、米国のコロナ対策の中枢であるCDCの研究結果すら、「ワクチン接種を受けた65歳以上の人」が重症化リスクがあると認めている。未接種の65歳以上ではないのだ。カナダのメディアREBEL NEWSのインタビューで、トラック運転手らのデモに対処するために連邦政府が発動した緊急権限に反対するオンタリオ州ダグ・フォードDoug Ford知事は、「コロナはワクチンを10回打っても感染する。首相だって3回接種して感染した。そういう人だらけだ。そんなワクチンを信じないのは当たり前の選択権だ」、「みんな、もうこの件は終わりにしよう。私たちもそうです。次に進もう」と述べている。英国政府が発表したデータでは、10-14才の子供の昨年1-10月の10万人あたりの死亡者数は、未接種者4.58人、一回接種45.12人、二回接種238.37人で、二回接種の子供の死亡率は未接種の子供に比べて52倍もの死亡率であった。世界を見ても、ワクチン接種が進んだ多くの国で、新規感染者数も過去最多となり、重症者や死者が急増している。ワクチン最先進国であるイスラエルは新規感染者数、死者数ともに過去最多となった。重症者がそれらと比例しないのは、軽症から急変することも関係しているだろう。さらには自宅療養・宿泊療養により、十分な病状の把握が出来ていないことも関係があるだろう。死者数の増加の基本にはこれまでも早期治療のないことがある。今日のロイターは「シンガポール、コロナ新規感染が過去最多1万9179人」、「韓国、コロナ新規感染者が9万人超で最多更新 1週間で倍増」をそれぞれ報じている。シンガポールも韓国もアジアではワクチン接種先進国である。一昨日の独立系メディアVitalglo.comは、「New Study Confirms Ivermectin Outperforms Other Options(イベルメクチンが他の選択肢より優れていることを確認する新しい研究)」で、米国コーネル大学の研究結果を報じている。「研究者らは、全ゲノム配列を取得し、データベースから30の変異株を収集した後、以下の10種類のウイルスに対する薬剤を分析した。」、「10種類の薬剤をすべて分析した結果、イベルメクチンがオミクロン変異体に対して最も有効な薬剤候補であることが判明した。この試験には、2021年12月にFDAがCOVIDに対する緊急使用許可を出した新規プロテアーゼ阻害剤である(ファイザー社の)Nirmatrelvir(Paxlovidパクスロビド)が含まれています」。パクスロビドは20錠で52万円もする。イベルメクチンは20錠で2000円くらいだ。オーストリアメディアWochenblickは、同メディアの記者が感染後イベルメクチンで回復した記事を昨日載せている。「Wochenblick-Journalisten überleben "Todesseuche":(Wochenblickのジャーナリストは "死の疫病 "を生き延びた:Mit Covid allein zu Hause – Impffrei und doch guter Dinge(自宅で一人コビドとともに~ワクチンフリーでまだまだ元気です)」と題され、「インドや日本から来た医師を含む友人たちは、「イベルメクチン」が現地でコビド19の患者に非常にうまく使われていることを教えてくれました。ノーベル賞受賞の薬は、早い段階で推奨量を手に入れました。幸いなことに、わが国には、医療国家論に脅迫されることを許さない慎重な医師がまだいる。」「イベルメクチン - 急速な改善 主人には、医師と相談しながらイベルメクチンを推奨量投与しました。わずか4時間で、目に見えて改善されたのです。数日間、この服用を続けた。さらに、宇宙飛行士の食事、飲料用アンプル、ビタミンB、C、亜鉛の入った発泡性の錠剤などを摂取しました。ビタミンDの点滴。1週間後、彼は再び朝食を食べたくなった。彼は森を抜け出したのだ。」。YAHOO! JAPAN ニュースは、「コロナの位置付け「5類」に下げるべき?」で、アンケートをとっているが、5万人以上の投票で78.4%が「「5類」に下げるべき」と回答している。インフルエンザと同じ5類に下げて、どの医療機関でもイベルメクチンのような治療薬を即座に処方すれば、重症者も死者も激減するだろう。アフリカ中部を見れば分かる。アフリカ全体でも1回を含めワクチン接種者は17%で日本は81%だが、100万人当たりの新規感染者数は昨日、アフリカ10.16、日本663.7、新規死者はアフリカ0.27、日本は1.29である。これを見るだけでワクチンが感染も重症化・死者も防がないことが分かる。
昨夜の雪で蝋梅も雪を被った(雪は午前中に溶けてしまった)