釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

進行中のワクチン「治験」

2022-02-21 19:19:15 | 社会
政府は結局今日から5歳から11歳の子どもへのワクチン接種を「公的な接種」に位置付けた。昨年11月16日開催の第11回新型コロナウイルス感染症対策分科会の議事資料を見ると、「 2.ワクチン接種の促進」で、「(来年は3億2千万回分の供給契約を締結済み)」とある。ともかく政府は武漢株で開発された問題の多いワクチンを今年も3回目、4回目接種と進めて行くことをすでに決めているのだ。厚生労働省のサイトの「新型コロナワクチンについて」、「新型コロナワクチンQ&A」にはQの「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。」に対するAとして「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます。人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。」と書いている。さらに「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。」とある。すでに学術誌Cellに発表された米国スタンフォード大学の論文「Germinal center responses to SARS-CoV-2 mRNA vaccines in healthy and immunocompromised individuals(健康者および免疫不全者におけるSARS-CoV-2 mRNAワクチンに対する生殖細胞中心反応)」では、ワクチン接種側の腋のリンパ節にmRNAが接種から60日後も検出されたことが示されている。「数分から数日」などと言う短い期間ではない。「A」の下には図があり、その図の中に「1.mRNAは核の中に入れない」とあるが、これも先日のスウェーデンの論文「SARS–CoV–2 Spike Impairs DNA Damage Repair and Inhibits V(D)J Recombination In Vitro(SARS-CoV-2スパイクはin vitroでDNA損傷修復を阻害し、V(D)J組換えを抑制する」が明らかにしたように、ワクチンもウイルスパイクを「全長」模倣しており、作られたスパイクはウイルスと同じく核内に入り、DNA修復を阻害する危険性がある。そもそもこのmRNAワクチンの開発がmRNAが体内へ入っても容易には分解されないように工夫することから始まった。また、異物である外来のmRNAが体内に入ると炎症を起こすこともワクチン開発の壁となっていて、それをRNAの一部を改変することで解決させたのが現行ワクチンの始まりである。独立行政法人医薬品医療機器総合機構にはファイザー製ワクチンの内容について書かれた「PFIZER CONFIDENTIAL」が掲載されており、その3頁に「SARS-CoV-2 mRNA Vaccine (BNT162, PF-07302048)  2.6.1 緒言」があり、「1. 緒言」には「BNT162b2(BioNTech コード番号:BNT162,Pfizer コード番号:PF-07302048)は,重症急性呼 吸器症候群コロナウイルス 2(SARS-CoV-2)のスパイク糖タンパク質(S タンパク質)全長体を コードする mRNA であり,SARS-CoV-2 による感染症に対する mRNA ワクチンの本質として開 発が進められている。BNT162b2 はすべてのウリジンが 1-メチルシュードウリジンに置換された 修飾ヌクレシチド mRNA(modRNA)であり,この修飾により,自然免疫による影響が低下して 翻訳効率が増加すると考えられる。」とある。RNAの「ウリジンが 1-メチルシュードウリジンに置換」されたことで、「自然免疫による影響が低下して」炎症が起こらないようにすることが可能となったのだ。要は身体にとって異物であるmRNAワクチンをそのまま打てば、身体の免疫システムが「異物」を排除しようとして炎症を生じるため、それをさせないように免疫システムを抑えていると言うことだ。炎症を抑えるmRNAワクチンの開発に成功したビオンテック上級副社長カタリン・カリコKatalin Kariko博士は、自身の論文で、制御性T細胞を誘導することで炎症を抑えたことを明らかにしている。一般に異物が体内に入ると真っ先に自然免疫が働き、異物に対するセンサー機能や直接排除する機能が動員される。しかし、これが動員されることで炎症を生じるため、mRNAワクチンは一部を改変し、炎症を抑えることに成功したのだ。その代償が、自然免疫の抑制であった。つまりワクチンを接種すると自然免疫は抑制される。ただ10ヶ月くらいすればそれも回復する。しかし、その頃に、また次のブースター接種が行われる手順のようだ。19日の岐阜新聞Webは「【19日・新型コロナ詳報】20代死亡、岐阜県で初 834人感染」で、「県によると、20代男性は18日に体調不良を訴え救急搬送され、病院で死亡が確認された。検査で陽性が判明したが、直接の死因はコロナではなく、ワクチンは2回接種済みで、基礎疾患はないという。」と伝えた。「直接の死因はコロナではなく」とあり、直接コロナの症状が悪化した死亡ではないとしている。体調不良の原因が免疫力の低下か逆に免疫の過剰反応のどちらかである可能性があるだろう。栃木県のクリニックで、入院を含めた新型コロナウイルス感染患者を治療している倉持仁医師は18日のツィートで「15歳前後でもきつい肺炎を起こしてくる子もいました。なんかちょっと変です。外来患者さんは減っていますが、入院を要するコロナ事態の人も増え酸素化が悪くなる人が80%ぐらい。そもそも敵が場内に入り込み天守閣まで来て頑張るという方針があやまち!」と書いている。このきつい肺炎を起こしている15歳前後の子供がワクチンを接種しているかどうか、書かれていないが、重症化しないはずのオミクロン感染の中でのことだ。日本や東南アジア、欧米ではオミクロン株の感染がデルタ株の感染の4〜5倍にもなった。「専門家」もオミクロン株は感染力が強いと表現した。しかし、ウイルスの感染を見る場合は、ウイルスだけを見るのではなく、人の体力、免疫状態も見なければならない。オミクロン株が最初に報告されたアフリカのボツワナや南アフリカも欧米や日本のような状態になったか。ボツワナはワクチン2回接種が47%でオミクロン株の感染はデルタ株の0.91倍でピークを打ち収束に向かっている。南アフリカはワクチン2回接種が29%でオミクロン株感染はデルタ株の1.4倍でピークを打ち、やはり収束に向かっている。オミクロン株が感染しやすいと言う状態はアフリカでは欧米や日本とは大きく隔たる。この差は何から来ているのか。英国やデンマークのデータが示したように、ワクチン接種者が多くなるほど、また、接種回数が多くなるほど感染者が増えているのだ。オミクロン株の感染力が増加したのではなく、人の免疫力がワクチン接種により本来の機能が発揮出来なくなっているのだ。しかもワクチンで作られる中和抗体はあくまでも武漢株に対する抗体だけである。以前も触れたが、今月5日の英国メディアTHE EXPOSÉ は「Official Data shows Fully Vaccinated Children are 3.3 times more likely to die of Covid-19 than Unvaccinated Children and the UKHSA is trying to hide it(公式データでは、完全なワクチン接種を受けた子どもは、未接種の子どもよりもCovid-19で死亡する確率が3.3倍高く、UKHSAはそれを隠そうとしています。)」を報じている。「202201 岩手医大地域連携だより 周産期実績」では、「周産期実績 [図1]主な治療実績:2013年4月に新規周産期医療情報管理システム移行後の実績」を掲載しており、14項目が並んでいるが、「胎児合併症」だけが異常で、2013年〜2020年までは毎年3〜10件で推移しているが、2021年は135件も発生している。岩手県は他県に比べて少ないとは言え、2020年も2021年も新型コロナウイルス感染はあった。2020年と2021年の大きな違いはワクチン接種だけである。
[図1]主な治療実績:2013年4月に新規周産期医療情報管理システム移行後の実績