今日はさすがに雨が上がって曇天となった。時々日が射すこともあった。遠野の桜がまだ散っていないはずなのでよほど遠野に出かけるか迷ったが、明日午前中にはまた花巻空港まで娘を迎えに行かなければならず、その時に見ればいいだろうと考え、遠野まで出かけるのを止めにした。午前中は家から東側をぶらぶら歩いて個人の家の庭先に咲く花たちを見て回った。家にも庭はあるが、大きな木がたくさんあるのと犬たちが庭を走ることもあるので、家で花を植えられる場所は限られている。近所にはたくさん花や木を植えた家があるので、それを見て回るだけで多くの種類の花を見ることが出来る。ウグイスをはじめ小鳥たちのさえずりを聞きながらのんびり歩くのも気持ちがいい。近くの仮設住宅のある公園ではもう桜は散ってしまって葉桜になっている。甲子川の南の山ではさらに薄緑の新しい葉が広がって来た。川の堤を歩く人の数も多くなった。いつもこうしてゆっくり歩きながらこれはと言う花を見つけると写真に収める。他家の庭先なので奥までは入れないので、望遠レンズを付けている。今日はまだ風が少し強めだが、今のデジタルカメラは便利で、ISOというカメラの感度を簡単に切り替えることが出来るので、シャッタースピードを稼ぐことが出来る。フィルムカメラの時代であれば、感度を変更するのに、フィルムを変えなければならなかった。感度を上げれば日があまり射していなくて、光が少ないためにシャッタースピードが落ちることにも対応出来るようになる。風が強いとどうしてもシャッタースピードを上げざるを得ない。大きな望遠レンズを付けて歩いているとたいてい一人は声をかけて来るが、今日は珍しく誰からも声をかけられなかった。連休でみんな身内がそろって家の中で過ごすか、出かけてしまっているのかも知れない。昼食後一休みをしてから、午後はまた家の西側を歩いてみた。こちらは普段あまり歩かないのだが、今日久しぶりに歩いてみると、結構東側とは違った花に出会えた。まだ蕾の段階だが、スズランを植えた家も多い。山法師もこちら側の方が多いようだ。東側はよく似た花水木の方が多い。チューリップもたくさん咲いている。甲子川の堤に出て、そこをしばらく歩いた。水量が普段よりずっと増えていて、流れが速くなって、波打つところもあった。この川に山側から流れ込む小さな支流も滝のような流れになっていて、ちょうどその合流部に山吹が咲いていた。水かさの増えた川で餌を探すアオサギがいた。川を遡って来たウミネコがそばに来ると、軽く飛んで威嚇して追っ払ってしまった。豪雨のように降った先日はまさに濁流であったが、今日は少しきれいになっている。堤が整備されているから大丈夫だが、昔はこの川も決壊して周囲の家を困らせていたのだろう。その都度流れを変えてもいたのだろう。地震が日本列島を形作って来た、ということをどこかの地震学者が書いていたが、川も日本の平野を形作って来たと言えるだろう。花巻へ出かけるといつも奇異に感じるのは川の流れる方向だ。釜石では海のある東に向かって川は流れるが、遠野へ行くとさらに内陸にある北上川に向かって西に流れる。遠野では猿ヶ石川が、花巻や盛岡などは北上川が長い時間をかけて平野を形作って来たのだ。
近所の八重桜 手前が普賢象、奥が楊貴妃か
花水木
ライラックも開き始めた
石南花
甲子川のそばの山にも緑が出て来た
今日は神奈川も朝から晴れ渡り明日の満月前のお月様が綺麗に見えます
今日は子どもの日で娘の誕生日でした。それから原発が全て廃止になりました。 自然と共に歩む事を心から願います。