釜石の日々

水芭蕉の櫃取湿原

天気予報では昨日は晴天となっていたので過日石楠花をたくさん植えられていたお宅のご主人から聞いていた櫃取湿原(ひっとりしつげん)へ出かけた。釜石を出て大槌へまわり大槌から26号線へ入り、金沢地区を抜けて山間部へ入り、340号線を北上し川井村を抜けた。川井村近辺は山吹が見頃で、桃や遅咲きの関山桜が咲き山間の集落の春だった。106号線に出てからは盛岡方向へ向かったのだがセットしたナビが指示しないのでひたすら走っているうちに盛岡まで来てしまった。ナビを調べると106号線から171号線へ入るべきだったのがナビでは171号線が冬期通行止めのためわざわざ迂回して盛岡経由で予定地へ南から北上するのではなく北から南下する案内になっていた。仕方がないので30Km余りを引き返し何とか171号線へ入り、櫃取湿原に入る牧場入り口にたどり着いた。車が何台か止まっており、歩いて牧場へ入るがなかなか水芭蕉が見えて来ない。そのうち牛がたくさん放牧されており牛を眺めながらさらに進むと監視員らしき方が軽トラックに乗っておられた。牛が移動するようでこちらの舗装路へ親子で進んで来たためこちらは驚き、すぐそばを牛が通り過ぎるまでじっと止まっていた。大きな体で角があるとつい闘牛の牛を想像してしまった。牛たちのいる放牧地を過ぎるとやっと湿原の入り口があり、歩行路を示す番号が奥へと案内してくれるようになっていた。放牧場であるためか湿原としてのそこまでの案内板がなくちょっと初心者には不親切な気がする。しかし湿原の水芭蕉はあまりに多く、歩く距離もかなりある。往復でゆっくりではあるが2時間半を費やした。咲いている水芭蕉はちょうど見頃できれいな花が多かった。ネットで見たカタクリの花は道沿いにわずかに咲くだけで群落は見つけられなかった。帰りの道で家人が4人組の方にお聞きすると2~3日前に牛たちのいる牧場に熊が出たそうだ。またカタクリは早坂高原の方で白い花が咲いているということだった。今日はこれからその早坂高原へ行ってみる。


湿原を流れる小川


湿原を埋める水芭蕉
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