釜石の日々

失われたメディアの使命

参議院議員の川田龍平氏の妻でジャーナリストの堤未果氏が最近、幻冬舎の新書版で「堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法」を出している。未読だが、ネットによると、その新書には、「違和感チェックリスト」なるものが載せられていて、「メディアが横並びで一斉報道」 「コメンテーターの論調がみな一緒」 「ファクトチェックしているのが利害関係者」 「検索すると反対意見を陰謀論認定する記事が上位にくる」「同じテーマなのに、国際版と国内版で記事の中身が違う」「反対意見や疑問が出ると、陰謀論・差別主義者など内容ではなく人にレッテルが貼られる」「反対意見や疑問を投げかける動画がYouTubeやSNSから削除されていた」「SNSで疑問を送ると担当大臣にブロックされる」などがリストアップされているようだ。頷けるものばかりだ。チェルノブイリやザポリージャ原発への砲撃、ノルドストリームパイプライン破壊、クリミア大橋爆破、クレムリンドローン空襲、今回のカホフスカヤダム爆破など、NHKはじめ主要メディアは全てロシアによるとの論調で報じている。映画プロデューサー、監督で、「Ukraine on Fire(炎上するウクライナ)」「Revealing Ukraine(ウクライナを暴く)」などのドキュメンタリー映画を出したイゴール・ロパトノックIgor Lopatonokは、昨日のツィートで、「Ukrainian nazi regime of @ZelenskyyUa just blow Kakhovskaya Dam and unleashed disaster for entire region. I was born on the coast of Kakhovskiy reservoir, it is huge, and water level high now. They desperate, human life’s mean nothing to that regime!(ウクライナのナチス政権 @ZelenskyyUa は、カホフスカヤダムを爆破し、地域全体に災害をもたらした。私はカホフスキー貯水池の沿岸で生まれましたが、巨大で、現在水位が高いです。彼らは必死だ。あの政権にとって、人命など何の意味もない!)」と書いている。ジャーナリスト、弁護士、作家で、ニュースサイト『ザ・インターセプトThe Intercept』の創立編集者でもあるグレン・グリーンウォルドGlenn Edward Greenwaldは、昨日のツィートで、「The NYT admits there is a heavy presence of Nazis, Nazi symbols, and Nazi ideology in Ukraine's military -- which the US is arming with advanced weaponry.(ニューヨーク・タイムズは、ウクライナ軍隊内にナチス、ナチスのシンボル、ナチスのイデオロギーが多く存在することを認めている -- 米国は高度な兵器で武装している) Media propaganda about Ukraine is worse than Iraq:(ウクライナに関するメディアのプロパガンダは、イラクよりもひどい:)」と書いている。今日の米国ZeroHedgeでも、「Journalists Are Asking Ukrainian Soldiers To Hide Their Nazi Patches, NYT Admits(ジャーナリストはウクライナ兵にナチスのパッチを隠すように頼んでいる、NYTが認める)」を報じている。「驚くべき月曜日のタイムズの見出しは、「Nazi Symbols on Ukraine's Front Lines Highlight Thorny Issues of History (ウクライナの最前線にあるナチスのシンボルは、歴史の茨の道を示している )」とある。文字通り何年も前から、主にインディ・ジャーナリストや地政学コメンテーターが、確かにそうだ...と指摘してきたことを、このように認めてくれたのだ。ウクライナの軍や準軍事組織、特に少なくとも2014年以降に東部で活動している軍には、深刻なナチス・イデオロギー問題がある。このことは、やはり何年も前に遡って、網羅的に記録されている。しかし、ウクライナの「独特な」「歴史」という「茨の道」の問題として軽視しようとするだけのこの報告書は、西側の広報にとって本当の問題は、それが公然と表示されていることだと根本的に示唆しています。「ウクライナ軍は、ナチスのシンボルを隠してくださいと言われているのです」--マット・タイブビは、この報告書へのコメントで皮肉を込めてそう言った。」。イーロン・マスクElon Muskは昨日、「Plans to buy @CNN are confirmed.(CNNを買収するプランが確定した) Going to bring @TuckerCarlson to the show!(番組に参加させるためにタッカー・カールソン(@TuckerCarlson)を連れてくる予定 !)」とツィートしている。マスクはTwitterを買い取ったように、言論の自由を守るために、米国主要メディアであるCNNかFOX NEWSを買い取ろうとしていた。FOX NEWSから追放されたタッカー・カールソンを、CNNを買い取った後、CNNに招き、番組を持たせようとしているようだ。日本や欧米メディアは、中国やロシアのような「独裁国家」を非難出来ないほど、メディアが腐敗している。イーロン・マスクは、来年の大統領選挙に出馬表明したロバート・ケネディJrへの支持表明を早々と行い、ロバート・ケネディJrとのポッドキャストも行っている。ロバート・ケネディJrはコロナやそのワクチンに対して、またウクライナ問題でも適切な意見を持つ人物で、先月12日にJBpressが「当選したら世界中から米軍を撤退させる、ケネディ候補が衝撃の発言」を載せたように、米国の世界的な軍事介入にも反対する。しかし、これだけ、これまでの米国の政策に対立姿勢を見せると、彼の父親や伯父と同じ運命を辿らないか、心配になる。仮に彼が大統領になれば、CIAやFBI、国防省の大改革が行われ、当然、そうした組織は彼を大統領にさせたくない。イーロン・マスクは常にボディー・ガードを同伴している。米国政府には背後に不透明な巨大な力が潜んでいる。これまでの米国はその力が牛耳って来た。これからやって来る米国の巨大な金融崩壊で、その影の力が弱まるかどうか。ロバート・ケネディJrが大統領となっても、先行きはかなり厳しいと思われる。しかし、それが実現していかなければ、米国と言う国家は再生不能となるだろう。日本はもはやすでに再生不能な地点まで来てしまっているが。

昼顔
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