釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

庭を訪れる小鳥たち

2009-01-06 06:56:32 | 自然
釜石へ引っ越して来てからこの1年間の間に我が家の庭に幾つかの小鳥がやって来てくれた。小鳥たちのために木に餌を置く皿を用意したが小鳥たちの集まるのを見たのかカラスが集まって来るので止めてしまった。小鳥の巣も小岩井農場へ行った時に買っておいたが結局まだ使わないでいる。引っ越して来たばかりの冬の庭にスズメよりやや小さく焦げ茶色の敏捷な小鳥を見つけたが最初は動きが早く良く見ることができなかった。何度か目に姿をはっきり見ることが出来てミソサザイであることが分かった。分かったと同時に驚きもした。普通ミソサザイは比較的山の中でしかも夏場に観察されることが多く、冬場はあまり見かけない。まして住宅地の庭に冬場に訪れるとは思ってもみなかった。朝まだ薄暗い時にさえずりを聞いたり、日が昇った後の午前中に姿を見せることもある。一瞬尾をピンと上に持ち上げ、さえずったと思うとすぐ飛び立って行く。シジュウカラやヤマガラが庭にやって来ることがあるし、カワラヒワやセキレイ、ヒヨドリ、たまにはイソヒヨドリも庭の木の枝に止まっていることもある。釜石の気候とまじかに迫る山のおかげでこうして小鳥たちの声や姿を身近かに見聞きすることが出来る。今冬は残念ながらまだ近くの甲子川でヤマセミの姿を見ていない。ヤマセミは夏場の葉の茂る時には見ずらいのと釣り人を警戒するため冬の方が観察できる。花や鳥を見ることでその土地の自然の有り様を知ることが出来る。


岩手で見る柿は小粒でまるで花のように鈴なりになっている