先日お茶道具を譲って頂きましたが
その時のお品。
なんだか触っているだけで気分が和らぐ
杉、曲げの水指。

本体、蓋ももちろん
どうしたらここまでなめらかに‼︎と思う‼︎
美しく滑らかに仕上げられています。
杉の木目はきっちり平行。
ようく観察してみると、
本体は2枚の杉板を曲げ、重なり合う部分をだんだん薄く、最初と最後をカーブにきちんと沿わせるように出来ています。


外側の最後の端は
樺細工で、杉板を縫うように綴じ付けています。


1ミリの針目、7ミリ程の樺の幅です。
杉板に切り込みを入れ樺を差し込みながら杉板を縫い閉じています。


外側
外側に樺の縫い目を出すのは
水指としての表情、向きなどを示す為でしょう。


内側…内側には縫い目が出ていません。
2枚めの杉板で綺麗に覆っています。


こちらは一般的な曲げわっぱ


樺細工の縫い目がはっきりと美しく見えています。
そして内側にも。


この曲げわっぱは
杉板一枚で出来ていました。

こちらも譲って頂いた茶道具。
備前焼とは思いましたが、一瞬何のお道具かわかりませんでした。
柔らかい色合い、まあるい形、とても気に入りました。。
灰点前で使う備前焼の灰器です。
こちらも。



実はすごい、汚れが付いていて
力を入れて何度もゴシゴシ洗いました。
きれいな染め付けに金彩を施した絵がでてきました。
擦り過ぎたせいか、金彩がハゲハゲ😅。
何に使うと言う目的がある訳ではなく
好きな品を譲って頂きました。
それでも少なからず幸せ気分になります。
・