美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

佐藤哲の世界展 オーパム・大分県立美術館

2024年03月30日 | 美術館




「荒波」




大分市美術館所属の作品もお邪魔しています。



先生の、カラフルな富士図をよく目にしていましたが、こちらはモノトーンのようでありながら、立体的かつ神々しい雰囲気に感じました。



頻繁に描かれる母娘。




「七月の窓」
窓辺や、テーブルに置かれたガラスの器が美しくて😍。








ちょっと驚いたのはこちらの作品。
遠目に3曲の屏風のよう。
近づくと、もちろん油絵。そして3枚の絵は蝶番で繋がれていました。










屏風ふうの作品は他にも。



4曲の 「りんご園」





冒頭の「荒波」
美しい水の色
打ち寄せる波、轟音が聞こえてきそうです。




大分出身の画家、「佐藤哲」
そろそろ80歳を迎えられるそうで、

郷里大分で区切りの個展…という展覧会は会期一週間で、明日31日が最終日です。






コメント (3)
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オーパム - 大分県立美術館・畠山記念館名品展

2024年03月17日 | 美術館


先日、県立美術館に出かけました。
コレクション展ー「風景をめぐる」



美術館で、空想上の旅をすることができる。

近くの土地を見つめ直したり、

まだ見ぬ風景を探したりで展示室を歩いてみよう
という展示です。




大分の風景を、絵画で旅しよう!

大分市美術館、県立美術館、そのほか県内各地の美術館、資料館などで大分県にゆかりの画家の方々の作品をみることができます。




そんな中、
今回の県美の展示を観てふーっと思ったことがあります。



どの作品を観ても、
ほぼどこの場所かわかる…。
なぜなら、、、


大分に暮らし、ここ数年大分の美しい場所に会いたくて訪れた数々の場所があります。

それは、自分で訪ね歩いた所もありますが、友人に教えられ共に訪れた場所も数知れずです。


又、別の友人に勧められブログを始める時
『これを書こう』と考えたのも、
友人が連れて行ってくれた久住山系、黒岳の清らかな湧き水、「男池」でした。





専門知識もないまま
楽しんでブログを書いていますが、

大分にもこんな美しい所があるんだ‼︎って
感動した日があり、
四季折々美しさも移り変わる大分を今も楽しんでいます。

でもまだ、行けてない、
行って見たいところはたくさん💦。


ところで、
大分県立美術館 「畠山記念館 名品展」
を開催中です。








どちらかと言うと、この展覧会を観に出かけたのですが^ ^。





茶道具を中心に国宝、重文なども含まれた名品展です。
伊賀の花入、志野の水指
中国明代の青花龍濤紋天球瓶など、圧巻でした。

琳派
尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一、
それに俵屋宗達らの絵画作品もずらり!

(写真はパンフレットより)
撮影はNGでした。


(ブログを始めて以来、男池の事をまだ書いていません🙇‍♀️)




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折り鶴 連鶴

2024年02月22日 | 美術館



美術館の仲間に折り鶴について教えて頂く機会がありました。


折り鶴は、
幼い頃から手が覚えていてすぐにできますが、折り鶴が連なって出来上がる連鶴の折り方に興味はあったもののやってみたことはありません。




これは教えてもらって初めて折った鶴。
なんと二羽の羽部分が連なり共有されています。


自宅に帰ってもう一つの手法で挑戦。

羽と尾が連なった形にできました。



ならばと、
四羽連ねて。


羽が連なって折上がりました。意外とこちらの折り方の方が簡単に感じます。


明けて今日
今度はくちばしが連なったものをと取り掛かるも、


出来上がると2つのくちばしと2枚の羽が連なりなんとも不恰好で、



羽が連なった二羽をもう一度開き
くちばしになる方を慎重に見極め折りました。
なんとか四羽がくちばしを連ねて。



色々な連ね方、
立体的に重なるように折る事もできるようです。


以前、友人宅の玄関に、
1㎝四方(その時そう感じたのですが)程の鶴を額いっぱい連ねて折っているのを見せてもらい感動したのを覚えています。

あそこまで折るって大変なことですね。







コメント (2)
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須田国太郎展

2024年01月08日 | 美術館


新年が明けて

大分市美術館では特別企画展示
須田国太郎展
『須田国太郎の芸術 三つのまなざし
絵画・スペイン・能狂言』
が開催されています。


須田国太郎‼︎
大分ゆかりの方ではないし
恥ずかしいのですが、お名前も初めて知りました。


京都出身の洋画家で
異色の画家と言えるでしょうか。






展示会開会式に行って
ざーっと会場を観てまわりました。

入場からずっと…同じ感じの色彩の絵に囲まれる感じがします。










この感じの油絵…
苦手感に覆われてしまうも、、、

しかし どこかで何か
やすらぐ感じも一瞬よぎりました。


とにかく沢山の絵具を画面にのせています。


一緒に観た仲間らと作品について話しながらまわりました。
その後、美術館学芸員の方の展示解説を聴きつつ作品を観ました。


そうして少しずつ作品への理解を深めて行くと、作品もへの関心が生まれ
何点かの作品を好きだなー♡と思えるようになってきました。

その上
すごい絵を描いているなあと、感動も覚えます。



代表作といわれる「犬」
とにかく黒い! 犬だけでなく向こうの家並みにも黒がたくさん使われています。
犬の目は…  どうぞ実物を見て下さい。

少し異様に感じでいました。
なのに、ちょっと画面から離れると、、、




同じく「窪八幡」

どちらの作品も、みるほどに解説を聞くほどに深みを感じて来ます。



この展覧会は珍しく全館撮影OKてす。


何点か撮影しましたが
絵の表情や力が写せません。


又近いうちに訪れて写真撮ってみます^ ^。




こちらは珍しい紙本墨画、二曲一双の「老松」



「野宮」





須田のご夫人



京都の縮緬を扱う裕福な家に生まれた須田は、「東洋と西洋では、なぜ絵画が異なる方向で発展を遂げたのか」
を知りたくて京都帝国大学に学び、のちスペインに渡り油絵の源流に関心を持ち模写などで技法を身につけます。


須田の絵画は
油絵と言えども、東洋の絵画に通じる表現が確かに見えるようです。




大分市美術館
2月18日まで
観覧料…一般1,000円

学芸員によるギャラリートーク
1月11(木). 27(土). 2月1(木).
いずれも午後2:30〜3:00
事前申し込み不要です。






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日本画岩絵具の事など伝える会

2023年11月23日 | 美術館
・ 


ボランティア先の市美術館で、
ボランティア仲間に
日本画の絵具、和紙、描く手順、などについてお伝えする機会がありました。

25年以上前に使っていた岩絵具、顔彩、鉄鉢などの絵具類。
膠や胡粉、絵皿、筆、和紙も相当古いけれど何種か準備して持参しました。



ここはレジメなるものを!
無ければ話しの流れもままならないと思い立ち、作ることにしました。






パソコンで文書を作るのは初めて‼︎。
絵具の話なので、ちょっとカラーも使ってみました---気分が上がります⤴️
4ページ程の、しかも余白多し。なのに何日もかかりました😭。

ブログは書式(?)に沿って文章入力、
さらに写真も入力で大した苦労もせず書いていけるのですけどね。


参加して下さった方々は興味津々で
お配りしたレジメもそっちのけで、次々と質問が飛び交い、日常的にはあまり見ることのない絵具や和紙又この日の為に準備した絵絹などを手に取ってくれ、日本画のことを少し身近に感じてくれたようでした。


岩絵具


顔彩





かつて岩絵具で描いた作品や描きかけも持って行き、絵具で塗った手触りも感じてもらいました。(展示作品には触れない為)
貴石などを砕いて作る岩絵具はある程度の粒子があり画面がザラっとしている事がわかります。






今回、ボランティアが定例会に集まるだけでなく何か研鑽し合う場を作ってはどうか、と言う提案を受け、手を上げました。
多くの方が参加して下さり又、
みなさん面白がってくれ、良かったなー
と安堵しました^ ^。




表紙画像は
当時描いた「牡丹」。今となっては全然ダメなのがわかりますが、失礼しました。





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