ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

完成がないこと

2010-11-07 | アート
絵に完成はないと
ある画家が言いました。
一年たってから書き足すこともあると。
油彩画を雨ざらしにする画家もいますし、
描いた絵にコーヒーをこぼして
色をたす画家も……。
いつまで経っても未完成であること、
手を加えられること、
一種の魅力に感じました。

翻って写真に未完成はあるのかを思いました。
あるのかと思いました。
写真屋での現像のたびに色が微妙に違うこと。
紙、インク、印刷設定でも違ってくること。
レタッチが出来ること。
経年変化。
額装……。
いろいろ思いつくことはありますが、
そこに入り込む余情も
作品を変えるかもしれないと思います。
作品と見る人の間合いにある何か?
よく分からないのですが、あるような気がします。
いつか言葉に出来ればと 感じています。