ショーウインドー

空のショーウインドー
佇むたび　違う顔をしてる


　

Listen・・・

あなたと
わたしの
まあいに

Listen・・・

ことばが
うまれて
いつくし
む

眠り

山笑い
人眠る
海凪ぎ
風渡る

はるの
ひかり
はるの
いろに

西日

西日の忍び込む
路地裏は
夜の準備に忙しい

　

ふたもじ

やま　かわ　うみ　そら

ふた　もじ　囲い

人を　包む

自然

すとっぷ・ざ・もーしょん

ときどき　こまおくり　の　きおく





ときどき　静止画　の　記憶





ときどき　こうさくする　キオク

ねむり

睡れば　ねむる　眠るとき　





夢見て　夢みる　夢み時



そっと
過ぎりぬ

春の色

ひかり

いきおいがよすぎ
て
目を開けていられない

グラスの凹凸を抜け
こぼれる夕方の光

もろ手にあふれんばかり
の
光
ひかり
光

ほんの少し
春のピンクを
帯びている

ひかり
光
ひかり

くじら

溶けては凍る
いたずら雪
つるつる
てらり
窯変
の
妙

今日は


くじらの背中
まんまるで
つるつる
すべる
ゴム
の
鞠

　

雪のあとで

ナルシスの丘は
今日も海風が強いのだろう
岬の先は
太平洋
水平線に
太陽が落ちる場所

だれが植えたか
岬のナルシスは
その海風に向かって
花を咲かせ
太陽の沈む方を
眺めている

※

雪のあとで
戻ってきた光は
あの日と同じ
海の夕焼けの色をしていた