ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

歩きましょう

2010-12-31 | アート
もとはと言えば,脂質代謝異常を指摘されて
歩くかぁ……と、消極的に初めたウォーキングです。
そのうち、歩く事が面白くなって
ささ,歩きましょう。
そんなモードになってくるのですから,
面白いものです。

歩いて見える景色は
車窓の景色よりもずっと多くの情報を運び込んできます。
そして,けっして同じではない,
何かを感じさせてくれます。

歩きましょう。
先ずは一歩。
その一歩が
世界を開いてくれた、
そんな一年だった気がします。

飽くこともなく,樹上を眺め,
飽くこともなく,シャッターを切る。
飽くこともなく,文章を書き,
飽くこともなく……。

同じ事の繰り返しのような毎日を
けっして同じでないと思えるのは,
歩いていたから。
歩く事で,風と、光と,大地と,空,そして、人を感じてきたから。

来る年も,歩きましょう。
歩きながら考え,
歩きながら感じ,
歩きながら喜び、
歩きながら明日を生きる、
そんな時間を迎えたく存じます。

一年間,お世話になりました。
来る年もまた,よろしくお願い致します。

ろうそく

2010-12-30 | アート
ろうそくの揺らめきが
懐かしい季節です

かまくら等を作って
真ん中にろうそくを入れる。
青白い壁が白く、赤く浮き上がって、
急に、顔が明るく見える。
その時の、子どもの表情を今でも思い出します。

そのかまくらを
外から見ると、
赤い光が揺らめいて見えます。
所在なげに揺れているかと思いきや、
突然明るくなる瞬間があって、
はっとさせられます。

ろうそくの美しい明かり。
今日は晦日ですね。

年賀状

2010-12-29 | アート
年賀状を通じて、
年に一度だけしか交信しない、
同級生がいるのですが、
子どもの数だの、身の振り方だの、
近くにいる人以上に知っていたりして、
案外バカにできません。

年余の情報の積み重ねによって、
なんとなく感じる気配も面白いものです。

それでいて、あってみたら、ぜんぜん想像と違っているのか、
どうなのかと、その場面を想像するのも楽しいです。

何を思ったのか、昨年、
学生時代にはたくさん写真を撮ってもらいました。
ありがとうなどという年賀が来て、
ずいぶん昔にタイムスリップをしました。

さて来年はどんな年賀が届くのでしょう。
楽しみな私です。

だからどうなのよ

2010-12-28 | アート
もう、白々ととした色になった落ち葉を
撮影して、
これでもかと画像処理を繰り返し、
だから、どうなのよ、という
画像ができました。

いつもの散策路の
いつものような気楽さで
撮った写真を
ただ、同じ作業を反復するだけで浮かび上がる色。

ほんのちょっと前、
ここを真っ赤に染めていた落ち葉を思い出しながら、
それ以上に落ち葉を赤く染め私が
いるのです。

まるで血涙と思うもよし、
クリスマスの回顧と思うもよし、
正月飾りと思うもよし、

ただ繰り返すだけで、
ある種の感情が惹起されるならば、

それは、もう、ひとつの世界。

ムクドリ

2010-12-27 | アート
ムクドリが電線に止まっているのを見て
五線譜を思う人がいて、
それもロマンティックだと思いつつ、
フンが落ちてこないか
こういうアングルの撮影では、
そういうことのほうが大切だと
ある苦い体験に基づいて
思う、私です。


少年

2010-12-26 | アート
少年老いやすく学なりがたし

光陰矢のごとし


なんと、老いた教員たち(今考えると30歳ぐらい?)の
口うるさいことかと
その当時から、
キリギリスな日々を送ってきました。

年賀状を書きました。
今年は6年ごとの区切りの年。
6.3.3制ですから、、
卒業から6年、と書けば、小中高のすべての入学・卒業の年。
 6の倍数は意味深です。

はたと手が止まりました。
「光陰矢のごとし」「少年老いやすく……」
事実だったなあと 思いました。

けれども、わたくし、このまま、
キリギリスな日々を送り続けることでしょう。
今を楽しめなくて、どうして明日が来るの?
見えない先々を想定して、ただ老いるのなんて、いやだわ。


と、うそぶいて、また一枚、賀状が仕上がります。

ブランコ

2010-12-25 | アート
暖かだった日
ゆれて揺られて
ブランコ二人

お空は揺れて
風そよぐ
あなたの髪が
なびいていた

寒くなって
ブランコ一人
公園の真中

蹴られた後に
雨たまり
お日様だけが
ゆれていた

舌を出す

2010-12-24 | アート
霜や雪に打たれた山茶花の
散ってしまった花びらです。
散った時に落ちた葉っぱに
そのままへばりついて変色していました。

こんな状態になっていても
夕日に当たれば
真っ赤な舌を出すのです。

あかんべー
転んでもただじゃ起きない。

そうですか、でも、葉っぱにとっては光合成のジャマ。
花びらをはがしました。

ピリピリとした感触でした。
それもそのはず。
髪の毛よりもうすくなっていたのです。
その花びらは。
驚きました。



はがし取らずとも落ちるものを
なんと大人気ないことをしたことか。

蓄熱

2010-12-23 | アート
打ちっぱなしのコンクリートが
きれいな曲線を作っているお宅。
北側にくびれた場所にバラの木が一本。

コンクリートが昼に蓄えた熱が、
バラを守っているのでしょう。
度重なる霜や雪にあっても
まだまだきれいに花咲いています。

アルプス公園

2010-12-22 | ざれごと日記
厚生労働省が
全国の鳥類を飼育する動物園などに、
鳥類に餌をやるなどの直接的接触を避けるように通達を出しました。

松本市のアルプス公園には
鷹やインコ、孔雀などたくさんの鳥が飼育されています。
また、ふれあい動物園のコーナーでは
鶏が闊歩しています。

鳥好きの私としては、
これらの鳥と触れ合えないのは
とても残念なことです。

そこで、足元も悪かったのですが、
アルプス公園に行ってきました。
開放型鳥舎はそのまま入場できましたが、
ふれあい動物園コーナーの鶏は
いなくなっていました。
残念でした。

ウサギさんや、
モルモットさん、
出産直後のヤギさんなどはそのまま触れ合えます。
豚のトンちゃんも闊歩しています。
もっとも、豚の中で変異したインフルエンザが
昨年流行した新型インフルエンザであったように、
鳥インフルエンザの変異株が豚の中で見つかっています。
来るぞ、来るぞと、すでに10年以上噂されている鳥インフルエンザのパンデミック。
で、けっきょく、来ていないのですが、
高岡のこぶ白鳥の死後、
人々の生活への影響があったことを体感した訪問となりました。