ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

つた

2014-01-31 | ピープル



ひかりを求めてのびて
いつしか整然と蔓を伸ばしている
つたの文様

懸命に生きた軌跡は
振り返れば
整然としたものがあって
いつだって
見た人を魅了するものだろうかと

飽かず眺めていた
焼却場の扉の前で

  

豆猫

2014-01-30 | タウン



人恋しい
人恋しいという
猫でした

ドアを開けた車に
滑り込んできて
まろぶ姿は
ちょっとした人気でした

3年ぶりに会いました

もう大人になっていて
ちっとも愛嬌は
ふりません

ふらないけれど
やっぱり豆模様が
愛くるしい
まんまるな
猫のままでした

 

go on

2014-01-28 | ピープル


Go on


言葉にできない思いは 空をかけ

小さな温もりを求める

言葉にしない思いは 地をかけ

涙を拭って 明日を見る

Go on

突き進め

Go on

明日が来る 

GO on

切なければ切ないほどに
誰にだって
明日はくる

 

ノー・シグナル

2014-01-26 | ピープル



岬に分け入った小川をたどると
息が切れるような坂道に出る
その道も岬のうちで
せいぜい上り詰めても標高30メートルというのだから
その小川の小川であることのほうが不思議だった

山頂には小さな石積みの社があり
その社の手水の底には
干からびた椿が幾重にも重なって積もっていた



花を近づけても椿の花に香りはなかった
ないというのに
椿に香りを感じるのは鬢付け油の記憶か
はたまた空想としての椿が醸す香か
香を感じるのだ
私の五感が

豆莢

2014-01-25 | アート



広い場所があたえられた豆は大きく育ち
狭い場所があたえられた豆は小さく育つ






日時 2月5日(水)~3月4日(火)

   10時30分~18時30分
   日曜・祝祭日 16時30分まで
   水曜・木曜 定休日 2月9日(日)お休み

場所 re-フォレスト

   長野県大町市大町2531-15 (駐車場あり)

タイトル BEANS

「世界で一番小さな展覧会」というコーナーで「豆」の写真を出します。
とてもタイニーでプリティな女の子グッズ(面白いぐらい種類が多く洗練されている)が溢れる雑貨屋さん。
テーマはタイトル通り、タイニーな豆づくしです。

と言うわけで、「豆」この愛しきものの「豆」、不可解なもの。
世界は豆に占拠され、我が家の食卓は「豆」「豆」「豆」づくしの昨今です。
お出かけの向きがありましたら、素敵な雑貨屋さんをのぞきがてらにお越し下さいませ。

透明

2014-01-24 | ネイチャー 




今日がその日
南風が吹いた





透明を載せて
散り敷く花の
潔さ



※ 1月4日に買ったラナンキュラス(紫)が一気に散りました。花びんの水を替えようと抜き取って「お前さん、長生きだねと言った瞬間の出来事でした。あまりに潔い散りっぷりに、どういうわけだか涙が止まらなかったのでした。あなたと生きたじかんの記念写真と、慌ててカメラを取り出して撮影したのでした。