ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

我風展

2013-04-29 | アート




第一回 我風展

5月14日から19日まで
松本市美術館ギャラリーAで行います。

松本および、その周辺の写真家が集まって開く
準個展形式の8人展です。
やがては若手の育成を含めた
公募展を目指しています。
との内容、
昨日の「市民タイムス」にでておりました。
と、
ご近所さんが教えてくれました。

「また えらいことを 始めましたねぇ」

スパーに行くと、
「また 忙しくなること はじめたねえ」
とご近所さん。

でも、きっと、これは必然だと思うのですね。
信州は写真王国。
本当に優れた写真家がたくさんいる場所です。

そのなかで、枠にとらわれない作品作りや
表現の場があって
写真表現の可能性であるとか発信であるとか
できる場所があってもよいのだと思うのです。

松本が意欲のある写真家の震源地になって
表現する人の表現の自由とそれを見る人とのゆたかな交流の地になれば
最高だと思うのです。
できることから始めて見ようと思っています。

とはいえ、ご参加いただきます面々。
すでになかなかの個性派揃い。
展示方法も他に類を見ない内容となりそうです。
個性は八人の作品が個展のようでありながら
一望にできるこの機会
是非とも足をお運びいただければと思います。






君が背

2013-04-28 | ピープル



君が背の
小さく成り行く
午後なれば





ためいきひとつ
ポケットに入れ
なみだのひとつ
カバンに入れて

我が背を
小さく伸ばす
午後のひかり
あふるるなか




※ Aの御尊父ご葬儀に際し

2013-04-27 | ことば



言葉にも
旬があって
あんなに嬉々として語られた流行語も
いつしか死語となっている

死なない言葉は
あるのだろうか




梨の花の
最後の一花が
落ちた午後
空の青さに
目をやられながら
死なない言葉というフレーズを
繰り返していた

断片

2013-04-26 | ピープル




思い出せない
滲んでいるわけではなく
鮮明な
断片で
心まで
震える
記憶だ

思い出せない

その先を
思い出したら
きっと
堪えられないから
思い出せない



カラスノエンドウが
ヒゲを伸ばし
絡みつく

何かに
寄っていたいと
自らに
絡むことがある
それは
呪縛の
断片で

痛かった
記憶の
蓋になる

  

理屈

2013-04-25 | ピープル



ちいさな
一歩で
景色が
かわった

勇気とか
希望とか
未来とか
という
理屈

なかった

ただ
一歩
踏み出した
だけ

それだけで
よかった
理屈は
いらな
かった


 

パターン

2013-04-24 | アート



同じように繰り返しているようで
少しずつ違っている

少しずつ違っているようで
同じような繰り返し



パターン

人が幾何学模様を好むのは
きっとそれが
人の成長に似ているから

飽くことなく織り続ける
私のパターン
俯瞰してみて
私の模様は

そこにあるか

素敵にステップアップ

2013-04-22 | ピープル





咲きなさいと言われたから
咲くんじゃない

咲くと決めたから
咲くんだと

素直に
思えたとき

素敵にステップアップ
できる気がする


いつでも咲いているのに
気がつかない
そんな花もあるね

その花の美しさに
気がついたとき

素敵にステップアップ
それは
わたしの
青い鳥

  

優しい光

2013-04-21 | ネイチャー 



花曇り
それはもう
終わったしまった季節の言葉

それでも
白い花が
曇り空に
咲くと

優しく
輝いて見えるのは
花曇り
という
言葉の
マジックのように
思えてしまう

白い花は
優しい光が
よく
似合う