ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

たんぽぽ

2012-04-30 | アート
















若葉は
てんぷらや
バターいためや
和えものに
しても
おいしいらしい

根は
乾燥させて
胃薬にもなるが

炒って
煎じた
たんぽぽコーヒー

ことのほか
美味である

かくれんぼ

2012-04-30 | アート




昨日の最高気温は
30.1度
かくれんぼしていた
夏が
にょっきり顔を
出した

いちど
顔を出して
しまえば
夏の
勢いは
止まらない

たんぽぽの綿毛など
一日半で
完成させ
飛行船にする

菜の花横丁も
開花宣言

とはいえ
まだまだ
かくれんぼだったと
急に尻尾を巻くから
参ってしまう

やえむぐら

2012-04-29 | アート



やえむぐら
抜き取ろうとすれば
伸びる茎

手を離せば
リサイズ
ゴムのよう


やえむぐらは
廃屋の
枕詞のような
ものだけど


この攻防には
アニメ
ワンピースの
ルフィを思い出す

生への執着




※ ワンピースの公式サイト 
  実はルフィとチョッパーしか知らないけれども(汗)




おまけの画像 抜く前のカラスノエンドウ!

 


昨日まで咲いていなかった花が咲いていました

2012-04-29 | アート



あなたを見ていると
ロココ調様式の
衣装を思いだす


頭の割に
細すぎる首の
何と
強靭なコルセット

大風が吹いても
雨に当たっても
頭でっかちの
花を支える

カラスノエンドウ

2012-04-28 | アート



朝日に光る
イスラム文様
カラスノエンドウ

もう写真に
おさめたから
明日は抜かれる
カラスノエンドウ





ひと雨降れば
へっちゃらだ
鼻先で笑う
カラスノエンドウ
実力者

ひと雨ひと盛り
ひと晴ふた盛り
伸びてくる




怪獣たちの住むところ

2012-04-28 | ざれごと日記




訳知り顔で
根も葉もないうわさを
ながす ひと がいて
まわり まわっ  て
わたしの耳元に届いて
ああ また と
うんざり するのです

うわさに おどる人も
うわさになくひとにも
おなじ合言葉があって

ひとの不幸は 蜜の味

けれども ~だけども
わたしはわるくないと
繰り返すのが嫌いです

すくなくともわたしは
誰かの幸福をねがって
ものを書いてきました
評価を 得る  半面

非難 も 受けました
辛辣な 指摘と 毒と
ルポですから 批判を
されたと 思った人は
おもしろくなかったで
しょう 矛先は私への
非難 と なりました
でも それが
仕事と思ってきました
泣きたくなる  日も
たくさん ありました
物書きの自覚が支えでした 


ここは 職場ではなく
言葉遊びの楽しみです
怪獣たち の こえが
届かないように 暫く
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スパニッシュ・ダンス

2012-04-27 | アート





つかれぬ
つま先が
後ろに蹴上がって
赤いスカートの華が円になる

くるくると回る衣装の
華はしぼんでは
開き
開いては
しぼみ

白い足が
一歩前にでて
照明に浮かぶ


スパニッシュの情熱


飛び散る汗に
黒いマスカラが
揺れている

その下に
きりりと
開かれた
瞳孔の黒さ

全ての光を
吸い寄せる
強い意志に満ちていた