ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

覗く

2010-08-31 | ざれごと日記
覗くとは、見ることを司るなどと書きますが、
覗くと聞けば、
司った人がそれをしている気分にはなりません。

第一、なんですか?
街撮りの最中に
背後霊のようになって
ついて回った「あなた」。
シャッターを切る度に、
私がたっていた場所に立ち、
両手で四角を作って確認。
3回はやったでしょ。
わたくし、信号が点滅し終わるのを待って、
横断歩道を走って渡りました。
 (逃げ切りました!)

何かこう、一言、ないのでしょうか。
それとも、気づかれないようにするとか。
ブツブツ……。

せめて、何かを覗く時には「そのものを司る」気概で臨んでほしいです。


えっ、オバサンの思い違いですか?

アラビアゴム

2010-08-30 | ざれごと日記
アラビアゴムのマスキングリキッド?を買ってきて
画用紙に下絵を描きます。
その周りにジャバジャバ絵の具を垂らして
乾いたところで
アラビアゴムをそぎ落とすと
画用紙の白が出てきました。
にじみとか、ぼかしとかが自由にできて
 (白を残す技術がなくとも)
ワクワクする体験。

問題はその技術を持って描いたのが、
渦巻きと
ハートと
鳥の絵だけだったこと。

マスキング以前、道具以前の問題が横たわっています……。

創造する余地

2010-08-29 | アート
看護のお話しを聞けば、看護はアートだと宣い、
 (聖路加看護大学の日野原先生が有名)
近所の外科医は、手術とは芸術だと宣い、
 (ブラック・ジャックもその類?)
土建屋の親父さんの苦労話を聞けば、建築はアートと宣い、
 (ピサの斜塔じゃなくても、犬小屋にも芸術性があると)
JRの改札のお兄さんに聞けば、切符切りも芸術だと宣い、
 (いかに手早く、美しく、間違いなく)
タクシーのウンちゃんの問わず語りを聞けば、運転は芸術だと宣い、
 (コップの水をこぼさない加速、計算された美の世界)

なんと言うことはない、世の中すべて芸術でした。

詰まるところ、
人が芸術と呼ぶものには
他でもない、「わたし」が
「創造する余地」があるのでしょう。

作り出すこと、
形になること、
言葉になること、

人はそこに生きて、
生きること自体が
すでに
芸術なのかも知れませんね。

捕まえて

2010-08-28 | アート
ツルを伸ばす葡萄

夕闇を捕まえてご覧

あなたを支えるものは何?

あなたが支えるものは何?

そっと胸に手を当ててご覧


わたしが支えるものは何?

わたしを支えるものは何?

わたしはここにいる



ツルを伸ばす葡萄

わたしを捕まえてご覧

にわか雨

2010-08-27 | アート
にわか雨が降ってきました。
降るべきして降った そんな空でしたが。

激しい雨の間は、
ずっと出先の建物の中。
窓ガラスについた雨滴が
隙間なく窓を埋め、
街はまるでモネの絵のようになりました。

ようやく所用を済ませ、
カメラをもって外に出れば、
不可思議な夕闇があたりを覆っていました。



それは、10分ぐらいの出来事でした。
その後、
色の褪せた街に人の作った光が満ちてきました。
路上には雨の反射板。



見上げれば、僅かな残照に
ペチュニアの赤。
サイトウ記念のフラッグを
天使の羽にした外灯がたっていました。

毛虫の緑

2010-08-26 | アート
何かを厭わなければ、
美しいものは世界にあふれているのかも知れません。

たとえ、それが毛虫であっても、
ゴキブリであっても?

毛虫は葉先にやってきて、
繭を作ろうとしているのでしょうか。

もしそうならば、
お日様が当たって、
田んぼの風が吹いて、
繭はキラキラ光って揺れるのかも知れません。

デッサン

2010-08-25 | アート
デッサンは絵画の基本だと言いますが、
デッサンにこれほど重きを置いた国はないとも聞きます。
先生方はデッサンに何を期待するのでしょう。

と、
依頼された絵を依頼されたように描く能力。
詰まるところ、仕事を受注できる能力。
なんて、ご返答が……。
要するに、デッサンは職業訓練?

別の人の言うに、
都会出身の画学生はデッサンの技巧がスゴイ。
地方出身の画学生はデッサンにおもしろみがある。
その絵を見て、伝わってくる何かがある。
それがデッサン。
ただひたすら鉛筆で書く世界。

光のないところに光を読み、
影のないところに影を読む。
その結果、表される何かがデッサンで、
ただ模写するだけがデッサンではない。
デッサンは作るということ、伝えるということの基本。

水引草

2010-08-24 | アート
水引草の季節が来て、
あちらの茂み、こちらの角と 花を揺らしています。
水引草がある、好きな場所は、
「何処でも」が正解です。

あえて、この場所というならば、
松本市中央の源智の井戸でしょうか。
甘くて冷たい井戸水を飲み、
水の音を聞く。
一服の涼とはこのことかと、
時間を楽しむ場所です。

秋便り

2010-08-23 | アート
ボチボチ、秋だと葉書たちが知らせてくれます。
あちらこちらで開かれる個展、グループ展のご案内。
ポツリ、ポツリと増えてきました。
芸術の秋。

相変わらず、外は蝉の声が賑やかですが、
カレンダーを繰る人間は、
来る秋を思って、
何かと忙しい季節を迎えているようです。

金魚(その2)

2010-08-22 | アート
こんなお顔でした。

水替えをしてやった翌日の画像ですが、
交換された水の温度が低いと、
発情するのがこの人たちの習いで、
頭の上に白斑がでます。
どうでもよいのですが。

昨日の尾っぽと
今日のお顔と
さてどうつながりますことやら。

部分と部分をつなげて全体ができるか。

時々、フランケンシュタインを思い出して、
部分の総和は化け物かも知れないと
苦笑することも……。

時々、花鳥図絵などを思い出して、
部分の総和は荘厳なる空間かと
畏怖することも……。

今回のトライアルは明らかに前者でしょう。