黒雲..暗雲ではない?? |
今日も、暑い一日が始まった・・
散歩の時間は、2度寝したせいか 5時15分と、少し出遅れた
今朝は、サギの群れのグループがいつもより多く感じた
騙されないように、要注意だ
戻って来ると・・「台風9号が北海道に再上陸」と、報道されていた・・
台風の季節がやってきた
この絵文字は・・南半球のものだろうか..回転方向は北半球だが・・台風の絵文字ではないのかも知れないな
17日、台風 7号が北海道に上陸、雨を降らせて去って行った・・シーズン最初の台風上陸地点が北海道という観測史上初の記録達成になった
21日、台風11号が北海道に上陸、まだ7号の降らせた水が抜け去らない状態の中にまた雨を降らせ、増水、反乱..常呂川を決壊させてしまった
そして
23日、台風 9号も北海道に上陸、被害を拡大させそうだ 進行速度が速いのがせめてもの救いなのかな
例年という言葉が相応しいかどうかはともかくとして、、いつもなら これから九州~東海地方に台風が接近・上陸する季節の筈・・
ところが、台風7、9、11号が通ったコースは10月の台風の進路だ
原因はフィリピン東方の高気圧の西への張り出しが弱いために 太平洋高気圧の縁のこんなコースを通っているのだろう
またこの太平洋高気圧の張り出せなかった西側に、広大な低気圧域が出来てしまい そこから子供にあたる熱帯性低気圧が発生している
(画像では中央の雲帯、マリアナ諸島、マーシャル諸島などの島々がある)
むか~し、むかし
『冷たい川の流れと、暖かい川の流れが合流し そこに霧が生まれる サントリー山崎工場はそんなところにある』
なんて感じのCMが有った NHK連続テレビ小説「マッサン」でも脚光を浴びている工場だ・・
雲も全く同じ原理で
画像では、日本の西側の雲のない地域が冷たい大陸性高気圧、東側の雲のない地域が太平洋高気圧・・その合流地域に雲が発生する
その二つの高気圧の狭間が台風の進路になる
いつもなら、ゆっくりと熟成発達をして、発達しながら北上を始めるのだが、発達する間も無く母体の低気圧域からはじき飛ばされてしまい
小さな台風がポコポコと出来上がって接近しているのが 台風7~11号と連続発生していると言う事だ
昨年は1~12月まで台風が発生した稀な年だった..今年は7月6日まで台風の発生はゼロという これもまた稀な年だった
台風の発生が遅くなった原因としては、エルニーニョ現象の終了と、ラニーニャ現象の始まりと言われている
これら諸現象の発生要因は・・風 (貿易風)
風が弱ければ海水の表面ががその場で熱せられ温度が上昇する ⇒エルニーニョ現象、、逆に強く吹けば海水温の上昇は少なく ⇒ラニーニャ現象 になる
1998年は今年と似たような年・・?? 8月に2個、9月に5個、10月に1個、と日本に接近
さらに9月に上陸した3個の台風は、16日、21日、22日と、わずか1週間の中で3回も上陸..ひと月ずらせば、、なんかパターンだけは似ているような
8月に入って発生した台風5~11号のうち 7号以降で抜けている台風8号は南シナ海、海南島付近で発生 上陸後消滅・・
残る台風10号は 日本列島の南方を北東から南西へと進んでいる、いわゆる迷走台風だ
台風9号の渦巻きに、運悪く?同調できずに進路を捻じ曲げられたのかもしれない
過去にも似たような動きをした例がある
沖縄方面に接近した後にUターン、また中国に上陸・温帯性低気圧になり反転して台風に戻った後 いづれも本土に上陸している
進路 1964年14号、 1974年14号、 2016年10号
気圧の推移
今回の台風10号は・・大陸性高気圧の張り出しが強いために、2例より東側でぶっつかってUターン、(7時のニュースではUターンしたようだ)
台風は、高気圧には勝てない!
勢力を強めながらそのまま東に進路を進みつづけ 太平洋高気圧次第だが、上陸することなく11号の跡を追うように北上するかもしれない
もうじき、判る事だが・・・