おむすびころりん

おむすびはころがっていくとどうなるの?

京都へ行く

2014-06-30 | 旅行
広島で仲良しになった仏像仲間のMちゃんと京都旅行へ行ってきました
京都で一日バスカードを利用して快適旅。

始発の新幹線で京都へ向かい、
目指すは広隆寺。
弥勒菩薩さんへご挨拶してきました。

そのあと、苔寺、鈴虫寺
翌日に三千院へ行きました。

三千院の阿弥陀如来はMちゃんお気に入りということで楽しみにお参りしました。
私のお気に入りにもなりました。(阿弥陀ショック)
お庭も綺麗で、ちょうど紫陽花がたくさん咲いていました。

***
阿弥陀如来は、末法思想の平安時代より日本各地に作られました。

チョー簡単に言ってしまえば、
「阿弥陀如来にお祈りすれば、死んだ後、極楽浄土にいけるよ」
って教えを簡単にすることで仏教を衰退させないようにしたため
そのお祈りの対象の阿弥陀如来が各地に作られました。

最も有名な阿弥陀如来はおそらく、平等院鳳凰堂の定朝作のものではないかと思われます。
以降、定朝流の阿弥陀如来が流行したため、仏像といえばそれを思い浮かべる方も
多いのではないかと思います。

三千院の阿弥陀如来は勢至菩薩、観音菩薩の脇侍とともにおすわりになっています。

東京国立博物館の展示によると、
この阿弥陀三尊の形式は、百済より仏像が伝来した当時の仏像を模して作られたと
ありました。
ですので、阿弥陀如来は流行により1体場合と脇侍と3体の場合と2系統あるようです。

***

そもそも仏像が作られ始めたのは釈尊の死後500年ほど経った頃で
現在のパキスタン、古代インドのガンダーラという場所と言われていて
その場所では、ギリシャ彫刻なども作られていました。

その流れからか、シルクロードを渡ってきた仏像やそれを模して作られた
飛鳥時代の仏像は妖艶な雰囲気をもっています。
そんな雰囲気をもつ仏像が好きなので
平安以降に流行った仏像にひかれるという今回のこの阿弥陀ショックを
どのように理解するか勉強が必要です。。。
阿弥陀三尊の場合は旧式のリバイバルだとすると納得できるんですが。



コメント
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