携帯フィルタリング

先日、WEB制作会社の方とお話していた際
”携帯フィルタリング”の影響がどの程度大きくなるのか、
コンテンツ提供・運営会社そして制作会社は戦々恐々としている
とおっしゃっていました。

携帯関連のみで事業スキームを構築してきた企業にとっては
今回のことは死活問題。倒産や事業縮小が相次ぐことになってしまう。

今日の”携帯フィルタリング”の記事でも
ディー・エヌ・エー（DeNA）の南場智子社長が意見を出されていたけど
すべてのコンテンツ提供事業者が有害なわけではない。
アダルトサイトはじめ一部の事業者が主として有害なだけである。
もちろん、使い方によっては全てが有害になる要素は含まれている。

ただ、それはモバイルコンテンツに限らず、
すべてのことにいえること。

パソコンが普及し始めたころにも同じ論争があったけど、
それはあまり事業者に被害を与えないまま、収束した。
今回の”携帯フィルタリング”に関してはどうなるのだろう。

採用に携わる人間としても
前述のように事業者の倒産、事業縮小が多くなることは
非常に危惧の念を抱かざるをえない。

採用市場は全般的な大手企業の好調、０７問題等もあるが
新規産業であるモバイル事業の関連企業成長に伴い
雇用需要は拡大してきた。

ただでさえ、景気見通し不安等により雇用需要が低くなる流れの中で
今回の”携帯フィルタリング”は、更に追い討ちをかけるが如く
悪影響を及ぼすことになるだろう。

業界規模の縮小（一時的ではあるだろうが、、）
そして、そこで働いていた従業員が離職し求職者となった場合
「有効求人倍率」は低下、景気観の悪化は否めない。

それがさらに悪い連鎖につながらないためにも
働く意思を強く持つ人が職に就けない状況だけは
絶対に避けなければならないことであると思う。