「ベンキョーになりました」と言ってはいけません。
と、私は社員によく言います。
研修会、出張や見学などの機会にベテラン、偉い人、専門の人に話をしていただく。
新しい情報、貴重な教訓や経験談を聞かせていただく。ていねいに説明していただく。
システムなども見せていただいて、詳しく。ありがとうございます。
それで滋賀県に戻って、いざ!
見学して、どうでしたか?
「はい。ベンキョーになりましたー」
これはつまり、何も聞いてない。理解していない。そういうことです。
本気で聞きなさい。相手の人は、本気で説明して下さったでしょう。
気になるところは遠慮しないで質問しなさい。
面倒なヤツだなあ、と思われてもいいから、聞きなさい。
そして、何かキラッと光る宝物を発見しなさい。
そう思っています。
それが、うむ。それなのに。
昨日の私の感想は「はい。ベンキョーになりました」…です。
県立高校の一般入試へ、生徒たちをパワーアップする学習プログラム。名前は「はるはる」と明るいが、中身は濃厚ですよ。
それに追加する教材を用意しました。
滋賀県の県立高校入試問題の先を行くモデルの〇〇県。
生徒たちに取り組んでもらいます。そして解説をする。
「はーい。できたかなー。じゃあ正解を言いますよー」
では、自宅で問題集を解いているのと同じで、あんまり役に立ちません。
なぜ、この答えが出てくるのか。
どこで間違えやすいのか。
そして、関連することを復習する。
というので、その準備で、自宅に持ち帰って、自分で解きました。
…間違えました。
「2つ選んで」
「資料2からわかることを」
「記号を答えなさい。また、選んだ理由を説明しなさい」
うわあ。間違えたぞ。
自己採点
→ わわっ!反省。
→ 関連することを調べて、メモを書き込む。
2教科で、なんと丸々3時間と少々かかりました。いや、もう、はい、ベンキョーになりました。
メモを教室へ届けます。県立入試対策に使ってください。
なお、この県は滋賀県よりも問題数が多くて(2倍あります)、レベルが高い。
記述式の問題も、深く鋭い。
だから、ここを解いておくと、実際の滋賀県の入試は簡単に感じるはずです。
「おっ。これはいける♪」
大谷翔平選手がバッターボックスに入る前に、少しだけ重くしたバットで素振りをする。それから本来のバットに持ち替えて、バッターボックスに入ります。
こうするとバットが軽く感じて、スイングが鋭くなって、
カッキーン♪
なお、八幡桜宮教室でさっそく取り組んでもらいました。
私が心配したよりも、生徒たちの仕上がりは良好。
私自身が間違えた問題を…はい、何個もありました…生徒はスイスイと通過します。
安心したけれども、いや、まだまだ油断してはいけませんよ。