西岸良平氏の「三丁目の夕日」夕焼けの詩(うた)第7巻(小学館)に、”星空”という漫画があります。そこに、大学生と下宿屋の娘が、一緒に物干し台で星を見ている場面が出てきます。二人の脇に天体望遠鏡が描かれているのですが、よく見るとその特徴から五藤の6.5cm屈折赤道儀ということが判ります。1970年頃の望遠鏡の特徴を詳細にとらえていますので、著者は天文ファンだったのではないか . . . 本文を読む
タカハシのティーガル60の鏡筒です。対物フードと接眼部近くの鏡筒が絞り込まれ、優雅な雰囲気を醸し出しています。対物レンズは、後玉にフローライトが使われており、星像は完璧です。タカハシの初期のフローライトは前玉が曇ると言われていましたが、このタイプになると、マルチコートが施され、曇りは起こらなくなりました。ただし、フローライトそのものも、吸湿性があり変質しやすいということで、その後、マルチコ . . . 本文を読む