昔の望遠鏡を綴ったアルバムが、手元にあります。少し前に手に入れたもので、黒い台紙に白黒写真が貼られています。その中に、昭和２０年代の興味深い写真がありました。木製のチューブレス反射鏡筒の数々です。 メモには「宮崎 薦田惑星面観測室（昭25）20cm反経：シーソー型チューブレス改」とあります。二つの観測小屋に、3台の自作望遠鏡が入っています。屋根は、傾斜したスライディングルーフです。上の写真をよく . . . 本文を読む
近郊の小高い丘にある公園で、観望会がありました。この夏以降、週末も町内会の行事が多く、星を見る機会がめっきり減っていましたので、久しぶりの星見となりました。集合時間に余裕を持って出たつもりでしたが、道路の渋滞で、すっかり遅れてしまいました。混み具合が、年末の混み具合に近いものがありました。考えてみれば、もうすぐ師走ですから、当たり前かもしれませんね。 持って行ったのは、EM1S赤道儀にED80S . . . 本文を読む
美しいエイコー6T-300赤道儀と、かわいいアストロR-51の赤道儀を並べてみました。比べてみると、大きさはずいぶん違います。それぞれのメーカーの望遠鏡の広告は、昔の天文雑誌によく出ていました。 まずエイコーといえば、9cm反経やロッド式鏡筒、或いは一眼レフファインダー等がありました。60年代後半製と思われるこの赤道儀も、実に優美な形状で独特の雰囲気を持っています。6cm屈折用の赤道儀ですが、 . . . 本文を読む
昔の天文愛好家のイメージは、人付き合いが苦手な色白の青年が、一人で天体望遠鏡を覗き、自分の世界に閉じこもるというものだったと思います。ウルトラセブンの「円盤が来た」は、星の世界に憧れる青年が、物干し台の天体望遠鏡で星を見ている時に、円盤の大群を発見するというストーリーでした。いつも静かに望遠鏡を覗きたいのに、わざと騒音を出して邪魔をする町工場のオヤジさんに、青年は円盤のことを話すのですが、なかな . . . 本文を読む
天体観望会で、子供たちに星を見てもらうことは、とても楽しいことです。「うわー、きれいだ」とか、「写真のように見える」と、様々な声を聞くと、本当に嬉しくなります。一方、困った子供たちもいるようです。以前、とある児童センター主催の観望会に望遠鏡を持って行った際、それもニコン8cm鏡筒を持っていた時です、なんとフードの中に自分が食べた飴の袋を入れようとジャンプしている子供がいたのです。また、子供によっ . . . 本文を読む