アストロ光学工業の4倍10mmファインダーは、小さくてかわいいものだ。このファインダーは、5cm屈折や8.4cm反射などの初期のモデルに付属していたが、小さすぎたのか後のモデルでは5倍25mmのものに取って代わられている。4倍10mmファインダーの成立ちを調べてみると、前身のアストロ光学にまで遡るようだ。同社の昭和31年版のカタログを見ると、やはり5cm屈折や8.4cm反射などの最も小型の機器に . . . 本文を読む
山間部の湖畔の桜は、まだ見頃であった。画像は、その桜とテレパックの鏡景写真である。 桜をバックとする鏡景写真は、奥が深い。花びらを後ろにすると、白い鏡筒が埋もれてしまうし、幹を後ろにすると、今度は幹が黒々と写ってしまう。上の作例では、正面から太陽光が当たる頃を見計らったもので、幹の黒さの低減を試みたものである。 さて今頃の入学式のシーズンになると、初めて天文同好会の部室を訪れた時のことを思い出す . . . 本文を読む
車で片道約1時間半の道のりを、通勤していた頃があった。腰が痛くなりませんか等とよく言われたが、田園地帯を通る道で四季折々の風景を楽しむことが出来たので、それ程苦痛には感じなかった。車中で好きな音楽を聴けるのも、良かったのかもしれない。音源は、昔のCDをカーナビに移したものだ。当初は、一番好きなものは家で聴くと決めていたが、段々通勤時にも強い癒しが必要になってきて、しまいには持っているものをすべて . . . 本文を読む
昔、タカハシの赤道儀の中で一番大きなものが8cm用で、その下がD型だった時代があった。外観はほぼ同じだが、極軸の太さが違っており、前者が直径25mmなのに対して後者は20mmである。一方、ウエイト軸は大きく異なっており、8cm用はねじが切ってあるタイプなのに対して、D型は一般的な直棒だ。前者には、ウエイトを回転させることで微妙なバランスを取り易いという利点はあるのだが、軸に取付けた後、ウエイトを . . . 本文を読む