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昔の望遠鏡で見ています

昔の望遠鏡による天体観望と、その鏡景写真についてご紹介します

手磨きレンズの鏡筒その2

2025-02-26 | 天体望遠鏡
 鏡筒を、ティーガル経緯台に搭載してみた。接眼部には、T社の2インチ天頂ミラーに昔のA社Er32を装着する。鏡筒バンド、経緯台そして接眼部をT社の旧カラーで統一でき、更にV社の旧レンズセルの色もあまり違和感を感じさせないのは良かった。 星にピントを合わせた時の接眼部であるが、MB社の超短光路の M72-2インチアダプターを使用して、やっとピットがでる。一方、P社のXL40を装着した際には、繰出し長 . . . 本文を読む

手磨きレンズの鏡筒

2025-02-24 | 天体望遠鏡
 手にしたのは、手磨きの直径90mmのレンズが入った鏡筒である。10年程前に、一度市場に出たのだが、即売れてしまったものだ。めったにない望遠鏡だったので、今回売りに出された広告を見た時には、すぐに思い出す。鏡筒はV社の10cmフローライトのものを使用し、接眼部はT社のFC100というのも、記憶どおりである。 前回も相当に興味があったのだが、見え方を問合せている途中に売り切れてしまい、「良く見えます . . . 本文を読む

直視分光器で見てもらう

2024-12-29 | 天体望遠鏡
 観望会で、直視分光器を使って星を見てもらった。接眼部を覗くと、総天然色の世界が広がっているので、皆さん不思議がる。白く見える星も、その光には赤黄青などの光が交じり合っていると説明するのだが、その時の自分の中では、色収差を最小まで取り除いた光学系で、わざと色を付けた像を見てもらうことに”おかしさ”を感じてしまう。 この分光器は五藤製で、接眼鏡の見口を取り外し、そこにねじ込ん . . . 本文を読む

昭和時代の小口径反射

2024-10-01 | 天体望遠鏡
 かつて10cm未満の小口径反射望遠鏡が、盛んに作られていた時代があった。その頃の天文少年少女は、屈折望遠鏡を選ぶか反射望遠鏡を選ぶか、大いに悩んだものだが、この小口径反射にも大いに興味をそそられたものだ。 これら小口径機は、オークションでも見ることが少なくなったが、しばらく前にはある程度の数が出品されていた。今回は、その頃に収集していた4機種について、その特徴を紹介するとともに、f3 mirro . . . 本文を読む

五藤1インチを覗く

2024-05-23 | 天体望遠鏡
 五藤光学の1インチ望遠鏡は、だいぶ前に入手していたのだが、ずっとしまい込んでいた望遠鏡だ。そこで先日、思い立ってロンキーテストを行ってみる。すると、部屋を真っ暗にできない日中に行ったからか、縞模様の像は確認できなかった。そこには口径2.5cmF32というスペックも影響しているのかもしれないとも思ったが、何せ昭和の初めの望遠鏡であるから、対物レンズに難があるのではとの不安も心をよぎる。そこで、まず . . . 本文を読む